監督 山田深/主務 後藤愛佳
2試合の棄権を経て臨んだ今年度の集大成、最終節の東京大学医学部戦の模様をお伝えします。
試合結果
2024年12月1日(日) 慶應義塾大学医学部 対 東京大学医学部
9:45 Kick Off @アミノバイタルフィールド
天候 晴れ
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 計 | |
慶應 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 |
東大 | 7 | 0 | 15 | 7 | 29 |
ゲームレポート
キックオフリターンを選択した慶應は自陣25ヤードからオフェンスを開始したものの、2プレー目でQB張(3年、#9)のパスをインターセプトされあっさり攻守交代。エンドゾーンを背負った31ydからの守備は勢いあるランプレーを止められず、開始からわずか4プレーで相手にターンオーバーからの先制点を許す苦しい展開となった。
2シリーズ目以降のオフェンスはWR坂佐井(1年、#1)へのパスやQB張のキープでしぶとく敵陣に迫り、得点には至らなかったもののボールをコントロールして時間を消費することに成功した。
ディフェンスはLB栄(2年、# 4)のインターセプトから立ち直り、DL後藤(1年、#58)のロスタックルやDL長谷(3年、#66)のQBサックなどDL陣の好プレーもなどもあり、第2Q終了間際にはゴール前5ydからの攻撃を守り切って前半の失点を最初の1TDのみに凌いた。慶應0-東大7で後半に望みをつなぐ。
後半はK宮崎(院1年、#60)のキックにより試合開始。東大はレシーブミスがあってボールオン10 ydからの攻撃となったが、ここでLOSを割ったDL後藤がキャリアのボールを掻き出し、エンドゾーンでボールを抑えた慶應はセーフティを獲得した(慶應2-東大7)。
流れは慶應に傾くかにみられたが、怪我人の影響でプレーが単調となったオフェンスは、坂佐井へのパスは決まるもののリズムをつかめないままターンオーバーを繰り返し、ディフェンスも東大のラン、パスを止められず連続3TDを許す結果となった。
残り2分を切ったところでSF木村(3年、# 7)のインターセプトにより慶應は最後の得点チャンスを得たが、厳しいラッシュにパスを封じられ、東大ディフェンスの壁を崩せないまま慶應2-東大29で試合は終了した。
今年のチームは選手層が薄く(というか絶対的に人数が不足し)、ターンオーバーで交代するのは1~2名、怪我で満足に動けない選手もフィールドに立たざるを得ない状況でしたが、それでも勝利を目指し、悲愴の覚悟をもってこの試合に臨みました。
後半は総合力の差が出て得点を重ねられてしまったものの、身体を休める間もなく、気持ちの切り替えも難しい中、マネージャーも含め一体となって前半の苦しい立ち上がりから我慢のボールコントロールを続け、後半最初にセーフティーを挙げて東大に喰らいつくことができたことは、このチームにとって大きな収穫でした。また、1年生の活躍も目覚ましいものがありました。
この1年間の悔しさを忘れることなく、陣容を立て直し、部員全員で来季の医科歯科リーグ優勝に足を踏み出していきたいと考えております。今後ともMNP(医学部)へのご声援をよろしくお願いいたします。