【女子T&F】2024年度シーズン総括/東西大学王座決定戦のご報告 2024.12.27

全国3位の戦績で2024年度シーズンを終える

 

女子タッチアンドフラッグフットボールチーム ユニコーンズ
監督  井町 真琴
ヘッドコーチ 玉利 明子
広報担当 元木 彩・杉浦 碧

平素より、女子TFユニコーンズの活動に温かいご声援をいただき、誠にありがとうございます。
今号では、2024年度シーズン総括をお送りいたします。
また、12月7日(土)に神戸王子スタジアムで開催されました、プリンセスボウル 第33回東西大学女子タッチフットボール王座決定戦についてもあわせてご報告いたします。
少し長めの記事になりますが、よろしければご覧いただけますと幸いです。

2024年度シーズン総括

12月7日(土)の東西大学王座決定戦を以て、2024年度シーズンの公式戦は全て終了いたしました。
1月11日(土)に、MKタクシーフィールドエキスポにて東西大学オールスター戦を控えており一部の選手が出場いたしますが、チームとしては12月22日(日)に総括ミーティングを終えシーズンオフに入りました。

2024年度シーズンの公式戦戦績を、改めてお知らせいたします

春季関東リーグ戦

5月12日(日)/成城大学伊勢原総合グラウンド
→慶應19-成城大学12で勝利、関東学生代表としてシュガーボウルへ出場決定

第31回シュガーボウル Touchdown杯争奪タッチフットボール日本選手権

6月1日(土)/横浜スタジアム
準決勝 慶應義塾大学 対 ヘイルメイリ(関西一般女子)
→慶應14-ヘイルメイリ28で敗退、3位決定戦に進む

3位決定戦 慶應義塾大学 対 ワンパック(関東一般女子)
→慶應6-ワンパック7で敗退、全国4位で春シーズンを終える

秋季関東リーグ戦

11月3日(日)/成城大学伊勢原総合グラウンド
→慶應12-成城大学39で敗退、関東第二代表としてプリンセスボウルへ出場決定

プリンセスボウル 第33回東西大学女子タッチフットボール王座決定戦 ※詳細下記

12月7日(土)/神戸王子スタジアム
準決勝 慶應義塾大学 対 神戸大学
→慶應6-神戸27で敗退、3位決定戦に進む

3位決定戦 慶應義塾大学 対 成城大学
→慶應13-12で勝利、全国3位で2024年度シーズンを終え

また、2月25日には「JAPAN FLAG 2023 南関東大会」(駒沢第二球技場)に、6月29日には「KCFA FLAGBOWL 2024」(アミノバイタルフィールド)にも出場し、フラッグフットボールの活動にも並行して取り組みました。

本年度も多くの皆様よりご支援を賜りましたこと、改めて御礼申し上げます。
4年生は引退を迎えますが、3年生以下新体制で、2025年度シーズンもさらなる高みを目指して活動してまいります。今後ともご声援のほど、どうぞよろしくお願いいたします!

3位決定戦のスコアボードを前に集合写真

東西大学王座決定戦 試合結果

2024年12月7日(土)プリンセスボウル 第33回東西大学女子タッチフットボール王座決定戦
@神戸王子スタジアム

下記の得点経過の通り、準決勝は強豪の神戸大学に対して健闘するも敗退、
3位決定戦は成城大学に対して逆転勝利をおさめ、2024年度シーズン公式戦の最終戦績は全国3位となりました。

【準決勝】慶應義塾大学 対 神戸大学

1Q 2Q 3Q 4Q
慶應 0 6 0 0 6
神戸 6 14 0 7 27

【3位決定戦】慶應義塾大学 対 成城大学 ※6分クォーター

1Q 2Q 3Q 4Q
慶應 0 7 0 6 13
成城 6 6 0 0 12

試合前ハドルで士気を高める

ゲームレポート:準決勝 神戸大学戦

【前半】

慶應のキックオフにより試合開始。
神戸は試合序盤からランとロングパスを織り交ぜたプレイで先制。(慶應0-神戸6)
その後はお互いに敵陣まで進むことができず、宣言パントによる陣地回復を選択する。

第2クォーターに入り、LB久保が神戸のランを抑えるシーンもあったが、テンポ良くゴール前まで進まれ、結果的にランでのタッチダウンを許す。(慶應0-神戸13)

慶應オフェンスはゴールまで50ヤード地点から攻撃開始。
C高井へのパス、QB塩谷のランでファーストダウンを更新し、3rd down残り10ヤードでWR関口へのロングパスを決める。関口はエンドゾーンまで15ヤードほど走りきり、タッチダウン。(慶應6-神戸13)

前半の残り時間が少なくなる中、粘りを見せた慶應ディフェンスであったが、前半終了間際で神戸が追加点を挙げる。(慶應6-神戸20)

自陣深くからの攻撃となった慶應は、関口へのパスを通すもエンドゾーンまでは遠く、前半終了となる。

パスキャッチ後、エンドゾーンに向かって走るWR関口

【後半】

後半最初のシリーズは慶應・神戸ともにフレッシュまで届かず、宣言パントを選択する一進一退の展開に。

慶應はハーフライン付近からの攻撃でワンバック隊形を選択するも、前進できずに攻守交代。続くディフェンスではDL松田のQBサックがあり、またCB塩谷のパスカットによりフレッシュ更新を防ぐ。

次のオフェンスではG松田へのパスやQB塩谷のランで前進するが、フレッシュには至らず。残りの試合時間が短くなってきたところで、時計を回しながら攻撃を進める神戸に対し、ハーフライン付近からのランによるタッチダウンを許す。(慶應6-神戸27)

追加点を取りたい慶應オフェンスは、WR小山・G松田・C高井へのパスをつないでフレッシュ獲得。試合時間残り2分に入り、引き続き前進を試みるが、4th downのパスが通らず攻撃権を渡す。神戸が数回のランプレイで時計を回し、試合終了。

ゲームレポート:3位決定戦 成城大学戦

【前半】

直前の試合で、7‐27で武庫川女子大学に敗退した成城大学との対戦。

慶應のリターンにより試合開始、ワンバック隊形のプレイで開始するが、前進できず宣言パントし、陣地を回復させる。ゴールまで44ヤード地点から攻撃開始する成城大学、数プレイで先制点を奪う。(慶應0‐成城6)

慶應の最初の攻撃は、QB塩谷からG松田、WR関口へのパスを通し、最後はQBランで塩谷自ら得点する。TFPはQB塩谷からC高井へのパスで決め、逆転する。(慶應7‐成城6)

K松田のキックが飛び、成城の続く攻撃はゴールまで50ヤードと好位置となるが、成城大学も確実な前進を決め、逆転される。(慶應6‐成城12)

数秒残った前半で追加点を獲得したい慶應だったが、惜しくも前半終了となる。

【後半】

後半は成城のリターンにより試合再開。
主力選手へのパスでじりじりと前進していくが、CB関口のパスカットで攻撃権奪回。しかし、慶應のロングパスをインターセプトされ、成城に攻撃権を手渡してしまう。ディフェンスの奮戦により、再び攻撃権を手に入れたが、これも前進できずにターンオーバー。試合時間もわずかになる中、前のシリーズで惜しくもインターセプトしそびれたプレイを、狙いを定めて、CB塩谷がパスを奪回し、そのままゴールまで一直線に走り込んで再び逆転を決める。(慶應13‐成城12)

試合時間は残り1分弱、プリベントディフェンスを敷き、ロングパスをCB塩谷が再びインターセプト。
最後のプレイはニーダウンして時計を回し、試合終了、2016年大会以来の3位は、劇的な逆転勝ちとなりました。

逆転インターセプトタッチダウンを決めたCB塩谷

表彰式では、オフェンスベストシックスに関口 玲(3年/WR)が、ディフェンスベストシックスに塩谷 明日香(4年/CB)が選ばれ、表彰されました。

今後の予定

2025年1月11日(土)東西大学オールスター戦

会場:MKタクシーフィールドエキスポ(大阪府吹田市千里万博公園3-1)
※慶應女子TFユニコーンズからは、6名の選手が出場、1名の学生スタッフが帯同します。