2年 広報担当 松本美波
11月9日(日)横浜スタジアムにて、立教大学アメリカンフットボール部Rushersとの試合が行われました。2025年大学アメフト日本一をかけた戦い、最終節となります。
今節も勝利を逃す結果となってしまいましたが、その中でも活躍した2人のUNICORNS選手にインタビューしました。
#46 WR 早川開志(1年・慶應義塾NY)
早川選手は未経験1年生ながら試合に出場し、今試合では34ydパスにも成功しています。自身のプレーを振り返っていかがでしたか。
自分のプレーを振り返ると、横浜スタジアムという大舞台でチームに貢献できたことは正直嬉しく感じています。しかし後半には、キャッチできたボールを落としてしまう場面もあり、まだ改善すべき点が多いと実感しました。これからは練習でうまくいかなかった部分を意識しながら、さらに成長できるように努力していきたいと思います。
新たなユニコーンズアスリートとして期待されている早川選手ですが、目標としている選手やチームメイトはいますか。
自分が目標としている選手は、#1 WRの久保宙選手です。彼はプレー面では当たり前のようにチームを引っ張ってきた存在ですが、今シーズンは怪我でほとんど試合に出られない状況でも、常に「自分がチームにどう貢献できるか」を考えながら行動しており、とても尊敬しています。僕も彼から個別に細かいテクニックを教えてもらっており、今後の試合でそれを活かしていきたいと思っています。プレー面でもリーダーとしても憧れの存在である彼のような選手を目指してこれからも努力を重ねていきたいと思っています。
今後の意気込みを教えてください。
秋入部でほとんどの人に知られない状況で入部した僕を受け入れ、信じてくれたコーチ陣や学生コーチ、仲間たちには感謝の気持ちでいっぱいです。この気持ちを胸に、これからは一日一日を大切にしながら練習に取り組んでいきます。立教戦を振り返ると、チームとしても個人としても改善すべき点が多く見つかりました。この1ヶ月でしっかり修正を重ね、入れ替え戦に最高の準備で臨みたいと思います。これからも応援よろしくお願いします!
#78 DL 作田太一(4年・慶應義塾)
副将としてユニコーンズを支え、いつもチームを引っ張ってくださっている作田選手ですが、今試合の自身のプレーを振り返っていかがでしたか。
納得のいくパフォーマンスはできませんでした。昨年の手術や現在抱えている怪我の影響など、言い訳はいくらでもありますが、試合中の修正も含めて立教オフェンスに対して自分の全力を出し切れなかったことが非常に悔しいです。
特に悔やまれるのは、チームの雰囲気や試合の流れを変えるプレーを示せなかったことです。堅実さは自分の長所である一方で、枠に囚われてしまうという課題の裏返しでもあります。また、今年のチームは多くの苦しいシチュエーションに直面しながら、それを打破できるプレイヤーが少ないという点がシーズンを通した課題でした。立教戦でも、ディフェンスとして特に前半は苦しい場面が続きましたが、閉塞した雰囲気を変えることができず、2Qだけで21点を奪われてしまいました。
個人の課題とチームの課題、その両方が明確に浮かび上がった試合だったと感じています。
層の厚いDLパートですが、作田選手から見て期待の選手はいますか。また、後輩たちへメッセージをお願いします。
今年のDLパートは、個性豊かなメンバーが揃っていると感じています。各選手が自分の長所を存分に発揮し、それぞれのスタイルでチームに貢献してくれています。
その中でも注目したいのは、3年の天野啓明です。型にはまらない自由奔放さ、チャンスを嗅ぎ取る鋭い感覚、そしてここ一番での勝負強さ。モメンタムを引き寄せるプレーメイクは、自分とはある意味で真逆の魅力を持つ選手です。昨年からサイズアップし、プレーのダイナミックさも増した彼は、今年に限らず来年のディフェンスも牽引するキープレイヤーになると確信しています。
今年度は4年DLが私1人だったこともあり、天野・山田(向)・瀧口・田中(凛)の3年DL4人には、様々な面で助けてもらいました。2年の篠原・重永・曽我、そして1年の本多・高橋(郁)も、それぞれ高いポテンシャルを秘めた有望な選手たちです。自分が伝えられる技術や考え方は、できる限り共有してきたつもりですので、これからも貪欲に成長を続けてほしいと思います。
チームを勝たせるDLユニットになってくれることを期待しています!
作田選手は今シーズンがユニコーンズとしてのラストシーズンになると思います。いままでのユニコーンズ人生をいま振り返ってみていかがですか。
小1の5月、親に連れられて参加したフラッグフットボールの練習で、この競技の楽しさを知り、そこから私のフットボール人生が始まりました。当時は途方もなく遠い未来に感じていた「大学4年での引退」が、気づけば目の前に迫っていることが、今でも信じられません。レギュラーシーズンを終え、少しずつ自分がユニコーンズでなくなることへの寂しさが込み上げてきています。
正直、楽しいことや嬉しいことよりも、苦しく辛いことの方が圧倒的に多かった16年間でした。特に大学では怪我も含め、思い通りにいかない時間が長く、悔いの残る4年間でもありました。しかし、今の自分があるのは、まさにその経験のおかげであり、ユニコーンズに所属していなければ決して得られなかったものだと強く感じています。
リーグ戦は1勝6敗という不甲斐ない結果に終わりましたが、幸いまだ12月13日のチャレンジマッチが残されています。何としてもこの試合で勝利し、最後は笑って終われるよう、残されたユニコーンズ人生を全力で駆け抜けたいです。何卒、応援のほどよろしくお願いいたします!
慶應UNICOENSは12月13日(土)のチャレンジマッチへ臨みます。
勝利を収められるよう精一杯頑張りますので、ぜひ応援にいらしてください!







