2年 広報担当 松本美波
12月13日(土)アミノバイタルフィールドにて、青山学院大学アメリカンフットボール部LIGHTNINGとの試合が行われました。
TOP8残留をかけ、苦しい状況に置かれながらも最後まで諦めずに勝利を勝ちとった青学戦。その中でも活躍した4人のUNICORNS選手にインタビューしました。
#83 WR 牧野仰希(3年・成城)
ーー苦しい中で踏ん張りを見せ、17ydのパスを成功させた牧野選手ですが、振り返ってみていかがでしたか。
青学戦は入れ替え戦且つ4年生の引退試合ということでチームとして絶対に負けられないという気持ちが強かったと思います。
前半は慶應オフェンスの良いところが上手く発揮できなかったのですが、後半から徐々にテンポを掴み始めました。
そんな中残り時間が少なく、7点ビハインドだったあの状況でのキャッチは、勝利に対する執着心から生まれたものであり、チームに追い風を吹かせることが出来たと感じます。
ーー来年は4年生で部を引っ張っていく立場になると思うのですが、今後の意気込みをお願いします。
ありがたいことに、今シーズンは昨シーズンよりも多くの試合に出場させていただきました。
この経験を糧に来年は更なる飛躍を遂げ、慶應を代表するWRになりたいと思います。
また、今年一年を通して、頼りにしていた4年生WR4人の怪我もありWR全体として安定感に欠けていた部分があったと感じています。
来年はWRの誰がどのタイミングで出場してもオフェンスに良い影響を与えられるように、ユニット全体のスキルレベルを上げることにも注力していきたいです。
#22 SB 猪ノ原浩臣(4年・慶應義塾)
ーーTDのほか42ydのパスを決めるなど、大いに活躍をみせてくれた猪ノ原選手ですが、今試合の自身のプレーを振り返ってみていかがですか。
入れ替え戦で負ければ次のシーズンから下のリーグで戦うことになる、非常に重要な試合だったので、その中で自分が勝利に貢献できたことは本当に嬉しく思っています。
前半は青学のディフェンスに苦しめられ、オフェンスとしてなかなか思うように点数を取ることができませんでしたが、後半にオフェンスがリズムを取り戻すことができました。そのきっかけとなったロングドライブの最後にタッチダウンを取ることができた場面は、自分の中でも特に印象に残っています。
チームとして我慢の時間が続く中で、流れを引き寄せるプレーができたことは、これまで積み重ねてきたものが結果として表れた瞬間だったと感じています。
ーー猪ノ原選手は今試合でUNICORNSを引退しましたが、今後のUNICORNSを担う後輩たちへメッセージをお願いします。
今年は日本一を取ることができなかったので、来年こそはチーム一丸となって、日本一という夢に向かって突き進んでいってほしいと思います。
そのためには、誰一人として問題を起こすことなく、日々の練習を当たり前に積み重ねていくことが大切だと思います。そして、今こうして練習ができている環境が決して当たり前ではないということに、常に感謝の気持ちを忘れないでほしいです。
シーズンを通して必ず苦しい時期は訪れると思いますが、そんな時こそ仲間を信じ、支え合いながら乗り越えていってほしいです。
#39 K 北村朔也(2年・宇都宮短大附属)
ーー北村選手は今試合のフィールドゴールを全て成功させましたが、最後のフィールドゴールのプレッシャーは想像もできないものだったと思います。振り返ってみていかがですか。また、今後の意気込みをお願いします。
プレッシャーはあまり感じなかったです。
観客の声援や相手のクラウドボイスがあったと後で周りの人に言われたのですが、フィールドに入った瞬間そういった音は全く聞こえず、妙に落ち着いていた気がします。
フィールドに入った瞬間は心が踊るようにワクワクしているのを感じました。ポールとポールの間を見上げた時にボールが綺麗な軌道で吸い込まれて、スタンド、選手が盛り上がり自分自身はガッツポーズとともに感極まって泣くんだろうなと、ここまで全部イメージしてました。
1年間ずっとひたむきに続けてきた努力に、絶対TOP8に残留して来年に繋げ、4年生には笑顔で引退して欲しいという心の底からの気持ちが合わさってキックを決めることができました。
私を信じて起用し続けてくださった指導陣、キックリーダーの赤木さん、今若さん、泉山さん、キックの場面まで繋いでくれたオフェンス陣、キックを成立させるのに不可欠なフロント陣、スナッパー、そしてホルダーのとおるには本当に感謝の気持ちで一杯です。
今年は自分自身にベクトルを全て向けて、チームに対して影響力を持つ選手になれなかったのが悔いに残っています。
来年はチーム全体に良い、強い雰囲気を持ってこれるような新しい「北村朔也」を目指したいです。
来年は必ずチームの日本一に貢献します。
#13 LB 赤木 龍士朗(4年・鎌倉学園)

ーー苦しい状況でのロスタックルなど、チームの雰囲気を変えるプレーを見せてくれました。今試合を振り返っていかがでしたか。
怪我人の影響で、初めて挑戦するポジションでの出場でした。
試合終盤までなかなか見せ場を作れませんでしたが、重要な場面でプレーで貢献できたことは素直に嬉しいです。
「全員で止める」という今年のディフェンスらしい、集大成の試合だったと思います。
ーー赤木選手はこれにてUNICORNSを引退しますが、これからのUNICORNSを担っていく後輩たちへメッセージをお願いします。
入れ替え戦に勝てたのは、紛れもなく1〜3年生のみんなが立教戦後から大きく成長してくれたおかげです。
ただ、UNICORNSのいるべき場所はここではありません。
プレーオフを勝ち抜き、日本一に輝くみんなを、楽しみにしています。

来年こそ日本一を勝ち取れるよう、精一杯精進してまいります!
今後とも慶應UNICORNSを応援のほど、よろしくお願いします!






