4年 広報担当 橋谷友太朗
今回の今週のおまけでは、12月21日(日)にアミノバイタルフィールドにて行われたオールスター戦を特集!
この試合には、UNICORNSから以下のメンバーが選出されました。
DL #11 天野甲明(3年・鎌倉学園)
P #32 加藤雄大(2年・本郷)
DL #52 山田向洋(3年・慶應義塾)
OL #73 大坪英泰(4年・佼成学園)
OL #77 岩戸旦和(3年・慶應義塾)
DL #78 作田太一(4年・慶應義塾)
MGR 橋谷友太朗(4年・浅野)
TR 森美沙希(3年・渋谷幕張)
GC 寺垣佑真(4年・慶應義塾)
OL #73 大坪英泰(4年・佼成学園)
①オールスター戦の感想
シーズン中は敵だった選手たちと練習したり、試合をするのは新鮮でした。何より高校の同期ともう一度アメフトができたのは本当に嬉しかったです。
②印象に残った他校の選手
明治大学OL #77 大木戸選手(4年・武南)です
大きさはもちろんのこと、足も速くてめちゃくちゃ器用な選手だなと思いました。
③UNICORNS生活4年間を振り返って
入学の時に思い描いてた4年間ではなかったのが正直なところです。でも、本当に色々なことを乗り越えてきたこれまでの経験が、最後の試合の勝利に繋がったんじゃないかなと思っています。
④応援してくれた方々にメッセージ
みなさまの応援のおかげでTOP8に残留することができました。4年間の試合でスタンドから聞こえるみなさまの応援の声が何度も僕を奮い立たせ、最後の最後まで戦い続けることができました。来シーズンは後輩たちがきっと素晴らしいシーズンを僕たちに見せてくれます。引き続き応援よろしくお願いします。
DL #78 作田太一(4年・慶應義塾)
①オールスター戦の感想
ひとえに、本当に楽しかったです。練習は一回2時間3回のみと少なくはありましたが、法政の菅野HCや主将を務めた明治大学RB #21高橋周平選手(4年・足立学園)などを中心に、楽しみながらも本気で勝ちに行く、というムードが出来上がっていきました。各ポジションにリーグトップレベルの選手が集まり、今まで体感したことの無いレベルの高いフットボールをプレイできたことで、自分自身非常に刺激を受けました。その上で試合も白熱する展開となり、両軍好プレーを連発、果てには青学戦と同様にサヨナラFGで勝利という見ていてもプレイしていても面白いような一戦になりました。今までの人生で最も純粋にフットボールを楽しめた試合だったと思います。
②印象に残った他校の選手
最も印象に残ったのは、やはり明治の高橋選手と、同じく明治の大木戸選手です。今年の関東No.1のランオフェンスは間違いなく明治でしたが、歴史的なラッシング記録を残した高橋選手とそれを下支えした大木戸選手のプレーは圧巻の一言に尽きます。特に高橋選手の異次元のキャリーには感動を覚えるほどでした。歴代最高峰のRBのプレーを間近で見ることができたのは、本当に幸運だったなと思います。
我々の所属したTeam Southは、大木戸選手を始めとして非常に優秀なOLが集まりました。見たことの無いユニットのサイズ感に練習では驚愕しましたが、試合では非常に心強かったです。試合でも常にランで時間をコントロールし続けることができたので、ラインズの大切さを改めて実感しました。弊部から参加したOLの大坪や岩戸も非常に楽しそうにプレーしていたのもまた印象的でした。
加えて、BIG8の選手のレベルの高さにも驚きました。我々は入れ替え戦で青学に敗北一歩手前まで追い詰められましたが、今回一緒になった青山学院大学WR #17 鈴木選手(2年・日大三)やDL #91上田選手(4年・都立駒場)、K #88 中西選手(4年・都立駒場)などのプレーを見て、決してまぐれでは無かったのだなと改めて痛感しました。その他でもBIG8から参加した横国、明学の選手もTOP8の選手に引けを取らない活躍をする選手ばかりで、下のリーグといえども侮ることはできないなと強く思いました。
③UNICORNS生活16年間のラストゲームとなった試合。最後今までを振り返って
フラッグフットボールで始めたこのフットボールが気がつけば16年経ち、その全てをUNICORNSと共に歩んできました。特に高校入学でアメフトに移行してからは、度重なる怪我やコロナ禍などで思い通りにプレーできず、もどかしい7年間を過ごしてきました。そして最後のシーズンも怪我に悩まされ、選手としてやり切ったとは言えないのがとても悔しいです。それでも、入れ替え戦に勝利してなんとかTOP8残留を決め、今回のオールスター戦で非常に良い形で学生フットボールを締めることができたので、終わり良ければ全て良し、ということにしようと思います笑。辛く苦しい16年間でしたが、他ではできない経験をたくさんすることができました。多くの仲間に恵まれた、かけがえのない日々でした。
④応援してくれた方々にメッセージ
本年度の慶應義塾大学体育会アメリカンフットボール部UNICORNSを応援していただき、誠にありがとうございました。チーム始動当初から皆様にご心配とご迷惑をおかけしてしまい、尚且つ秋シーズンも1勝6敗と去年とはかけ離れた成績となってしまったことを、副将として、またいち選手として非常に責任を感じています。しかしながら、最後の最後でなんとかTOP8残留を勝ち取ることができました。後輩たちが引き続き日本一を目指すことのできる環境を残せたことに、本当に安心しています。今年はうまくいかないことばかりでしたが、多くの下級生が試合に出場して経験を積むことができたことは、とても良かったと思っています。そんな後輩たちが、来年もTOP8の舞台で日本一を目指して奮闘する姿を見るのが、私自身とても楽しみです。何卒来年度のUNICORNSも応援のほどよろしくお願いいたします。
そして16年間、数多くのUNICORNSのOB、OGの方々にお世話になってきました。この場を借りて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。皆様のお陰でフットボーラーとして、人間として成長することができました。私のUNICORNS人生は一旦幕を閉じますが、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。
16年間ありがとうございました!!!
SC(オールスター戦はMGR登録) 橋谷友太朗(4年・浅野)
①オールスター戦の感想
昨年もオールスター戦にスタッフとして参加しましたが、今年は選抜制になったこともあり、練習から非常にレベルの高いものを見ることができました。スタッフも法政のスタッフがたくさん招集されており、日本一を何度も経験したスタッフのクオリティを体感することができて、非常に濃い期間を過ごすことができました。
そして、同期をはじめ多くの部員が応援に駆けつけてくれました。とにかく楽しかったです。
②印象に残った他校の選手
数えきれないほどいます。明治の高橋選手や法政のWR陣はもちろん、高校でOLをやっていた身としては明治の大木戸選手やOL #70 高橋選手(4年・佼成学園)の質の高さにも驚きました。
選手ではありませんが、MGRとして活動した中で、法政のMGRは本当にすごいと感じました。スタッフのプロ、な場面を色々なところで感じることができ、練習から学びが多かったです。
③学生生活10年のフットボール人生を振り返って
中高と選手をしてきて、大学でスタッフを始めましたが、楽しいことばかりではありませんでした。正直、つらいことのほうが多かったです。ただ最後、青学戦の勝利とオールスター戦の勝利で学生フットボールを締めくくれたことは非常に良かったです。
入れ替え戦が決まってから青学戦までの1ヶ月は心の持ちようが難しかったです。ただ最後、TOP8にチームを残すことが今まで支えてくれた後輩たちへの恩返しだと思っていたので、スタッフとして自分ができることは頑張りました。
自分は怪我もあり大学では選手をやりませんでしたが、スタッフだったからこそ経験できたこともたくさんありました。MGR時代の先輩・後輩、SC時代の後輩には感謝しかないです。また、直接言ったことはないですが、MGR時代の同期の真白(MGR 宇江真白 4年・慶應義塾女子)、紀咲(MGR 岩名地紀咲 4年・白百合)、陽乃美(MGR 境陽乃美 4年・福岡雙葉)にも本当に感謝しています。男1人、かなり扱いにくいやつだったと思いますが、3人から学ぶことはたくさんありました。この場をお借りして感謝を伝えたいです。
この経験を活かして、来年からXリーグで頑張りたいと思います。
④応援してくれた方々にメッセージ
今年も応援ありがとうございました。青学戦で埋まったスタンドを見て、選手たちは勇気づけられたと思います。来年からは自分も皆さんと一緒に応援する立場に回りますが、後輩たちが日本一を取れるように、一緒にスタンドで応援しましょう。来年もUNICORNSをよろしくお願いいたします。
GC 寺垣佑真(4年・慶應義塾)
① オールスター戦の感想
これ以上ないほどの戦力が揃ったTeam Southを指揮する立場として、「これで負けたら自分の責任だな」と思いながらプレーコールをしていました笑。
試合では、選手たちと準備してきたスペシャルプレーをすべて出し切ること、そしてタイムコントロールの2点に集中しました。タッチダウンを狙わず、サヨナラフィールドゴールで決着をつけたのは、意図した選択です笑。
最も印象に残っているのは、明治大学のOL #77 大木戸勇紀くんのタッチダウン。オールスターならではの、普段は見られないプレーを見せてもらえたと感じています。
② 印象に残った他校の選手
明治大学OL #70高橋豊くんです。フットボールを非常によく考えてプレーしている選手だと感じました。
練習中も作戦の細かなディテールを詰めていたのは彼でしたし、試合中にやられたプレーをその場で整理しようとする姿勢からも、フットボールへの向き合い方が伝わってきました。もっと長く一緒にプレーしたかったと思える選手です。
③ UNICORNS生活7年間のラストゲームを振り返って
選手として3年間、コーチとして4年間、合計7年間アメフトに関わってきましたが、これまで一度も自分でプレーコールをしたことがありませんでした。それをずっと心残りに感じていました。
この試合でその経験ができたことは本当に嬉しく、同時に、今後もフットボールを続けていく上で大きな糧になる機会だったと思います。
④ 応援してくれた方々へメッセージ
両親や同期、後輩たちが会場に足を運んでくれたことが本当に嬉しかったです。ありがとうございました。
オールスターはリーグ最高峰の選手が集まる舞台でありながら、配信や映像が残らず、現地で観るしかありません。だからこそ、来年以降はもっと多くの人が足を運び、学生アメフト全体のお祭りとして盛り上がる試合になってほしいと思っています。
これで学生アメフトは引退しますが、社会人でもコーチとしてフットボールに関わり続けます。寂しさよりも前向きな気持ちの方が強いです。同じチームで続ける人も、別のチームで戦う人も、観る側になる人も、これからの自分の活動を見守ってもらえたら嬉しいです。よろしくお願いします。







