敗戦も大きな一歩
信濃町ユニコーンズMNP
監督 山田 深
助監督 内海 光貴
先日12月19日に行われました関東学生アメリカンフットボール連盟秋季リーグ戦におきまして、東京理科大学との試合を行いましたのでご報告致します。
試合結果
第1Q | 第2Q | 第3Q | 第4Q | FINAL | |
慶應義塾 | 0 | 7 | 7 | 0 | 14 |
東京理科 | 7 | 13 | 13 | 14 | 47 |
ゲームレポート
信濃町ユニコーンズMNP(医学部)ですが、2021年シーズン唯一の公式戦として、東京理科大学と対戦しました。
2020年春以来、信濃町ユニコーンズMNPはコロナ禍における医学部内の厳しい制約と闘いつつ、試合開催を信じて活動を続けて参りました。2020年シーズンはリーグ戦に参加できず、2021年シーズンは6月20日から練習を再開することができましたが、病院実習期間には練習への参加が認められないことなどもあり、チーム練習の機会が限られたまま秋を迎えました。当初は対外試合も禁止されていましたが、感染縮小によって12月4日にようやく最終的なリーグ戦参加の許可を得ることができ、12月12日には大学ユニコーンズと合同練習を行わせていただくに至りました。大学ユニコーンズの皆様にはスカウティングチーム役を快くお引き受けいただき、心より感謝申し上げます。
12月19日の試合は、今年度より設けられたオープンリーグ形式で行われました。オープンリーグは登録選手数が少なく、練習量も限られているチームのための救済措置として今年初めて設けられました。1Q10分流し、キックオフなし、宣言パントあり、ディフェンスはブリッツなしという特別ルールになります。
試合は東京理科大学のランプレーを止められずに7本のタッチダウンを許し、残念ながら完敗してしまいました。それでも慶應は#12 QB杉山(4年)が苦しい局面で#3 早瀬(4年)、#89 原(3年)へとパスをつなぎ、2本のタッチダウンを上げることができました。高校経験者の大型新人#77 葛西もDLとしてタックルを決め、大学との合同練習には国家試験模試で参加できなかった6年生選手(#99 三谷、#29 石田)もスタメンで出場し、また、昨年試合に出れないまま卒業し、社会人となった元選手2名もコーチとしてベンチに入るなど、チーム一丸となって試合に臨みました。短い時間ではありましたが、2年間の努力の成果が実り、来シーズンへつながる敷石となる貴重な試合となりました。
来シーズンに向けて
医科歯科リーグの所属チームはどこも苦しい状況で、結果的に公式戦に参加できたのは慶應と獨協医科大学の2校のみでした。信濃町ユニコーンズMNPはリーグを牽引する原動力となれるよう、これまで以上の研鑽を積んで参ります。引き続きご支援ご声援の程、何卒よろしくお願い申し上げます。