【結果】2022二次リーグ第1節 vs横浜国立大学

試合結果

 

2022年10月29日(土) 慶應義塾大学 対 横浜国立大学

13:45 Kick Off @アミノバイタルフィールド

天候 晴

第1Q 第2Q 第3Q 第4Q FINAL
慶應義塾 7 21 14 16 58
横浜国立大 0 0 6 0 6

詳細は下記よりスタッツをご覧ください。

http://www.keio-unicorns.com/magazine_photo/2022/20221103-1.pdf

ゲームレポート

横国を撃破!
大量58得点を奪い、2次リーグの初戦を華々しく勝利!
この試合、1次リーグの内容を踏まえれば、むろん勝つべき試合であったが、内容も良かった。
むろん、指摘すべき問題もあるのだが、大差がつき大味になってもおかしくない試合展開の中、終始、Unicornsの選手の運動量が落ちることなく、1プレー1プレーに全力を尽くせている姿勢が実に好印象。
オフェンスラインのしつこいブロックや積極的なダウンフィールド
RB、レシーバー陣のセカンドエフォート。
ディフェンスの集まりの良さ、4Qまで続いたハードタックル。
真摯な姿勢の結果が勝利。
褒めすぎかもしれないが、そういう内容で実に良かった。
試合は15番QB相馬(3年)でスタート。
ラインズがコントロール出来ている試合であったので、特段の懸念はなかったが、相馬らしいタイミングの良いショート・ミドルパス、自らのランを織り交ぜ先制。1Qこそ7点であったが、2Qに3TDを奪い前半で勝利は確定という展開。
相馬は、タイミングパスの精度が高く、脚力も素晴らしい。
課題はロングパス。やや浮き気味で日大、桜美林のDB相手であれば注意が必要と感じる。

タックルされながらも自らフレッシュ獲得に奮闘するQB#15相馬大輝(3年・麻布)<撮影:岡見清隆>

この日は、0番水嶋(2年)16番松本(2年)のQBも出場。
水嶋は持ち味のアジリティは相変わらず素晴らしい。DLに捕まるとは思えない俊敏性があり、自ら走れば結果を出せる。課題は崩れてからのパスの精度。せっかくフリーになれるのだが、そのからのパス精度がもう少しというところ。

横国ディフェンダーに囲まれながらも1ヤードでもゲインを試みるQB#0水嶋魁(2年・海陽)<撮影:岡見清隆>

松本は、パスの精度が一番高そう。久しぶりにプレーを見たが、このレベルが3番手と思えば恐ろしく層の厚いQB陣と言え、実に頼もしい布陣。むろん3番手に甘えることなく上を目指して欲しい。

パスの精度だけでなく、自らも走ってオフェンスをけん引するQB#16松本和樹(2年・慶應義塾)<撮影・岡見清隆>

オフェンスラインでは79番飯田(3年)の俊敏な動きが目立った。

G前2ヤードを全力で取りに行くOL/DL#79飯田智大(3年・立命館宇治)とRB#21石黒真人(3年・慶應義塾)<撮影:岡見清隆>

レシーバー陣も80番藤崎(2年)14番相澤(3年)と新しい活躍選手が出てきた。

相手にタックルされても足を止めずにYACするWR#80藤崎志恩(2年・慶應義塾)<撮影:岡見清隆>

持ち前のアジリティーで相手のタックルをかわすWR#14相澤旬(3年・慶應義塾)<撮影:岡見清隆>

ディフェンスは、1発のTDが悔やまれる。
DB2人のポジションが被り、カバーしきれないミス。当然、日大、桜美林はこのような連携ミスを狙ってくるであろうから修正が必要
冒頭に書いたように、運動量が多く、ハードタックルも随所にみれ、総じて良いディフェンスであった。
4番小村(4年)のハードなサックは見応えあり。54番赤木(1年)10番松尾(3年)と、こちらも下級生の活躍があり選手層の面でも安心感が出てきている。日大戦でサックを決めた70番作田も、1年ながらこの試合でも活躍を見せていた。

ハードなサックをし、副将の威厳を見せつけたLB#4小村志遠(4年・慶應義塾)<撮影:岡見清隆>

下級生ながらも横国を圧倒し、QBサックをするLB#54赤木龍士朗(1年・鎌倉学院)<撮影:岡見清隆>

安定してQBにプレッシャーをかけ続けるDL#70作田太一(1年・慶應義塾)<撮影:岡見清隆>

ちなみに、飯田は立命館宇治、赤木は鎌倉学園、松尾は都立富士の出身。様々なカルチャーが融合し、また、新しい価値観を入れ、良いチームに進化してるように感じ頼もしい。
トラポンのミスが2、3回。反則も横国を上回る4回45yと反省すべき点も無論あるのだが、フットボールに向き合う真摯な姿勢がとても好印象の試合であった
残す日大、桜美林は、接戦をものにする試合展開であろう。1戦1戦の成長を感じられるチームであり、まだ成長段階でもあり伸びしろも感じる。
しっかりと取り組み、更に強くなったUnicornsを楽しみに待ちたい。