【結果】2024春季オープン戦 vs明治学院大学

2024年Unicorns 夢を掴みに出発!!

試合結果

2024年4月12日(土) 慶應義塾大学 対 明治学院大学
17:00 Kick Off @日吉陸上競技場

1Q 2Q 3Q 4Q
慶應 14 14 14 3 45
明治学院 0 7 0 0 7

ゲームレポート

広報部会 山田健太(H7卒)

日吉陸上競技場に明治学院を迎えての初戦。
三田会総会と絡めたり、新入生勧誘の一環という背景もあり、秋リーグ戦と遜色ない観客も集まり、なかなか華々しいスタート。
観客動員は学生スポーツ全体のテーマになっていますが、こうやってホームのスタジアムで観客が一定数入る試合は良いですね。
このような機会が増えることを祈ります。

さて、本題。
試合はスコアの通り完勝!
完封してくれれば完璧でしたが、攻守で圧倒と言って良い内容でした。

出場メンバーで見ると、昨年のスターターがほぼほぼ残っている中、割と新しい選手の起用が多かったように思います。
昨年のメンバーがそのまま試合に出るではなく、チーム内でしっかりとポジション争いが行われ、切磋琢磨が行われているようです。(公式戦ではロースター表があるのですが、この試合はロースター表がなく、多少曖昧なところあることご了承ください)

安定したディフェンスは、この10年くらいUnicornsのウリでもあり、筒井HCの手腕の高さだと思いますが、本年も期待が出来そうな内容。辛口に言えば、まだまだ全体的なハードさが物足りなかった部分はあります。
観客を喜ばせるためにプレーしている訳ではありませんが、ディフェンスで盛り上がるハードさが持ち味でしたし、それで観客席も大いに盛り上がりましたが、まだその域には達していないかなと。ただ、集まりも良かったですし、スピード感もしっかり感じられました。

ディフェンスとは裏腹に、毎年苦労しているオフェンス。
こちらは、昨年同様、前半を松本、後半を水嶋という2枚看板のQBで戦い、いずれも素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれました。

昨秋のリーグ戦途中から怪我離脱となった松本は、持ち前のパッシングも良かったですし、ブレイクの判断、崩れてからのパス、QBブレイクからのランと、課題を克服してのナイスパフォーマンス。
時折見せるオプションの切れ味も良かったですね。

QB松本(16番・4年生)

後半を任された水嶋は、昨秋、試合ごとにポテンシャルを発揮出来るようになり、最終戦を迎えるタイミングでは、来年は期待できると確信できるまで成長。昨秋の経験を活かし、この試合でもレベルの高い司令塔を演じていました。
脚力やアジリティに目が行きがちですが、地肩も強く、昨年は、まだまだと感じたロングパスの精度もあがり、優秀なレシーバーが多いですので期待が持てます!

QB水嶋(0番・4年生)

昨年に比べると、オプションからのランプレーも多用していて、ランパスの比率もバランス良くなり、この2人が率いるオフェンスも完成度が高くなってきているなという感触です。パスタイミングも悪くなかったですし、オフェンスそのもののリズムも良く、3rd Downコンバージョンも軒並み成功させ、勝負強さも出てきています。

キッキングは、何度となく訪れたKCがイマイチでしたね。
結構走られていました。昨年はディフェンスとキッキングで勝利を掴み取っていたので、キッキングチームの底上げはもう一段必要かなと。
やはり、攻守蹴の1つでも劣れば夢は遠のきます。

この試合、冒頭に書きました通り、ロースター表がなかったことや、ナイターで行われたのですが、後半は照明が暗くて背番号すら見えない状況でしたので、あまり選手名を出してレポートを書けません。
オフェンスでは、WR生川(13番・2年生)、RB猪ノ原(22番・2年生)がフレッシュな選手として大活躍でした。
ディフェンスでは、副将DL朝比奈(58番・4年)が奮闘。絶対的な守護神であった昨年主将鎌田の穴を埋めてくれ、頼もしい存在感でした。

WR生川(13番・2年生)

RB猪ノ原(22番・2年生)

副将DL朝比奈(58番・4年)

次なる試合は関学戦!!
萎縮することなく、何が通用し、何が足りないのか、全力でぶつかってきて欲しいところ。足りないことの方が多いかもしれませんが、ここで知ればまだまだそれを埋める努力はできます。王者と試合が組めたことは、とてつもないチャンスです。
ただの1試合に終わらせず、このシーズンが終わった時に、「あの関学戦があったから」と言えるような価値ある1試合にしてきて欲しいものです。