【今週のおまけ】INSIDE UNICORNS🦄春の最終戦!専修大学戦の舞台裏をお届け!

3年 広報担当 橋谷友太朗

みなさんこんにちは!
3年ストレングスコーチの橋谷友太朗です!
今回の”INSIDE UNICORNS🦄”は、6/9に開催された専修大学戦の舞台裏をお届け!

この試合は春の9連戦の最終戦です。慶應はJVチームで臨みました。

スターターを見ると、QBは2年#12岡。一橋戦以来の出場となります。また、2年RB#92石井も初スターター。WRも同志社戦からスターターは全員変更となりました。

またDBでは2年#49保科が初スターター。3年DB#37北田は怪我明け最初のスターター入りです。

また、FG ホルダーには、1年QB#94滝沢がメンバー入り。彼の家は一番上の兄が立教大、真ん中の兄が昨年の法政大主将、とアメフト一家です。

【ホルダーだけでなく、QBでも出場 1年QB#94滝沢徹(慶應義塾)撮影者:岡見清隆】

1年生は、入部してからしばらくはメットやショルダーをつけた練習はせず、体作りに取り組んでいました。そして一定の基準を満たした選手から上級生と一緒にアメフトをする形になっています。

そして、この専修大学戦で見事背番号をもらえたのが、先ほど紹介した滝沢、そして法政二高アメフト部から加入の1年LB#46関、最後に鎌倉学園高アメフト部主将だった1年LB#47松岡の3名です。

また、先日の今週のおまけで60人ほど入部したと書きましたが、「サイドラインに新入生がいないのはなぜ?」としばしば聞かれるので、ここでその説明もしておきます。

このチームは近年不祥事が複数回発生し、もう後がない状況となりました。そのため、新入生は最初「仮入部」状態で練習に参加しています。そして、さまざまな倫理講習会を受講し、新入生担当・幹部との面談を経て、問題がないと判断した1年生から順番に「本入部」扱いになっています。

そして、サイドラインに立っている1年生は「本入部」した1年生たちになります。それ以外の1年生は、まだ「仮入部」のため、スタンドから試合を観戦しています。

ゲームレポート

さて、ここからはゲームレポートを書いていこうと思います。

試合は慶應のキックカバーで開始。最初の専修オフェンスはスリーアンドアウトに抑え、すぐに慶應オフェンスになります。

オフェンスでは敵陣25yd近くまで攻め込み、4th downでFGを選択。キッカーは2年DB/P/K #39 泉山。彼は1年生の頃からパンターとして出場し、滞空時間と飛距離の長いパントを蹴ってくれる選手ですが、今年の春からキッカーも練習。そしてこの試合最初の得点機会にFGを蹴りましたが、惜しくも失敗。先制できません。

続く専修オフェンスを抑え、慶應オフェンスでは、2年RB#92石井が魅せます。ゴリゴリとフィールド中央を押し込んでいき、最後も石井がエンドゾーンまで走り込んでTD。先制に成功します。

【ランでチームを引っ張った 2年RB#92 石井和希(慶應義塾) 撮影者:岡見清隆】

2Qでは、1年LB#47松岡のインターセプト未遂もありましたが、攻め込まれ、相手にFGを蹴らせてしまいます。しかしこれは見事失敗に追い込みます。

【グラウンドで既に風格を出している 1年LB #47 松岡尚吾(鎌倉学園) 撮影者:岡見清隆】

次の専修オフェンスでもゴールまで残りインチまで攻め込まれますが、ここで好プレーが出ます。相手キャリアがエンドゾーンにボールを持っていこうとボールを片手で持って腕を伸ばしますが、この時2年LB#21恩田がボールを強奪、そのまま99yd走り切り、見事TDを奪います。

【人生初TD! 2年LB#21 恩田知弥(青山学院) 写真提供:岡見清隆】

前半終了間際にFGを決められますが、前半を14-3でリードして折り返します。

後半に入る前、主将や筒井HCからは「俺たちのブロック、ヒット、タックルを見せよう。」という声がかかりました。

そして後半、最初の慶應オフェンスでは敵陣に攻め込みますが、FGを泉山が失敗。差を広げることができません。

次のディフェンスでは3年DB#20 小島がインターセプト。前の試合では2つのパスインターフェアがありましたが、この試合ではインターセプトで観客を沸かせました。

このまま流れが慶應に傾くかと思われましたが、直後のオフェンスですぐにボールをファンブルし、攻撃権が専修に移ります。

しかし、次のシリーズで、相手QBが投げたボールを恩田がインターセプト。

【ナイスインターセプト! 2年LB#21 恩田知弥(青山学院) 写真提供:岡見清隆】

次のオフェンスではまたインターセプトをされ、ターンオーバーが多い試合展開となります。

4Qでは、相手がFGを成功し、14-6となりますが、慶應も次のオフェンスシリーズで時間を使いながらランで攻め込み、最後はFGを成功させて17-6に。

得点後のキックオフカバーでは、1年LB#46関が相手リターナーをタックル。存在感を見せます。

【法政二高から新加入 1年LB#46 関智宏(法政二)写真提供:岡見清隆】

そのまま試合終了となりました。

ここまで春の9試合、結果でも試合内容でも圧勝と言える試合はなかったと思います。
その中で、課題だけでなく、よかった点も見つかりました。
春の総括、そして秋の展望は2024年のイヤーブックに掲載予定ですので、ぜひ今年のイヤーブックもお楽しみに!

公式戦はこれで終わりですが、6月は富士フイルム海老名ミネルヴァAFC、東北学院大学との合同練習が予定されています。

今後もUNICORNSに熱い応援をお願いいたします!