4年 マーケティング担当 橋谷友太朗
4月29日(火・祝)、駒沢陸上競技場にて、第73回早慶アメリカンフットボール対校戦が行われました。
昨年の関東2位と3位になった両校の対戦。悔しい結果となりましたが、活躍した3人のUNICORNS選手にインタビューしました。
WR #1 久保 宙 (4年・慶應義塾)

今日はキックオフリターンから点を取りました。かなり長い距離のリターンタッチダウンとなりましたが、あのプレーについて振り返ってください。
–サイドライン際でキャッチをしたのでビッグリターンは厳しいかなと思っていましたが、フロントのみんながPOA(Point of Attack)をしっかり開けてくれたので、TDまで結びつけられました。相手キッカーとの1対1の場面は、イメージ通りのスピンで勝ち切れて良かったです。国井(LB #97 国井智暉(3年・慶應義塾))も最後までブロックしてくれて感謝しています。
リードされた状態でハーフタイムを迎えました。後半に向けて何を意識して変化させようとしましたか。
-得点差以上に押されている場面が多くあり、厳しい状況ではあったのですが、横手主将(LB #6 横手謙太朗(4年・慶應義塾))の「ピンチはチャンス」という言葉を胸に1 play に集中しようと意識しました。WRとしては、数少ないパスをしっかりモノにし、オフェンスにリズムを生み出せるように意識して臨みました。
連戦が続き、疲労も溜まっていると思います。今後チームが成長していくために、オフェンスとしてどう乗り越えていくか教えてください。
-現時点では、ランもパスも完成には程遠い状態です。まずは、ポジションごとのファンダメンタルを徹底的に見直し、オフェンス全体の底上げを図っていきたいと思います。試合を重ねるごとに確かな成長を感じているので、秋にはより完成度の高いオフェンスをお見せできるよう準備していきます。ぜひご期待ください!
今年は7000人を超える人が来場しました。応援してくださる方々にメッセージをお願いします。
-日頃より多大なるご支援、ご声援をありがとうございます。昨年度を上回る7000人以上の方々が駒澤まで足を運び、応援してくださったこと、本当に嬉しく思っています。部員一同、さらに成長した姿で秋シーズンに臨み、早稲田を圧倒して日本一まで駆け抜けたいと思います。今後とも、試合会場での熱い応援をよろしくお願いします!
OL/DL #57 天野甲明 (3年・鎌倉学園)

相手エンドゾーンでのナイスタックルもありました。今日のプレーを振り返ってください。
–基礎に忠実になってプレーしていました。特に低くて速いスタートを意識していました。正直言うとサックをする事が出来なかったのが心残りですが、次への課題としてこの事実を前向きに捉えています。
ディフェンスとして課題に感じていることを教えてください。
–やはり、未だ一つの塊となりきれていない事が課題だと思います。各メンバーが自らの責務に囚われすぎており、ディフェンス全体の事を考えられていないことに原因があります。春シーズンでの経験を通して自信を付けていく事で、一歩ずつ皆の”心の密度”が高まるのではないかと思います。とにかくフィールドで沢山プレーをして数をこなす事だと思います。
秋に向けて、個人として、ディフェンスとして、そしてチームとしてどう成長していきますか。
-個人として、春シーズンはとにかく自らの特技を見つける、探す時だと思います。一人ひとり素晴らしい選手が揃っているので、彼らの強みがしっかり発揮できればより強固なディフェンスを作り上げられると思います。そして、みんながフィールドで成功体験を積み重ねていければ、それぞれがよりフットボールを楽しむ事ができ、チームの雰囲気は上がるのではないかと思います。お互いを高め合い、楽しくプレーをすることが出来る環境を持つチームこそが我々が目指すべき本当の姿なのではないか、と僕は思います。
今後に向けて意気込みをお願いします。
-個人としては、もう少しバルクアップに励み、パワーでも相手に勝てる選手になりたいです。チームとしては、試合を重ねるごとに成長を皆が実感できていると思うので、このまま足を止めずに進化し続けられればいいなと思います。今年の秋は、チームメイト全員が心の底から自信を持って試合に挑められれば望む結果がついてくると思います。そのために、これからも日々精進して参りますので応援よろしくお願いします!
LB/K #45 北村朔也 (2年・宇都宮短大附属)

アメフト人生初のスタメン起用が早慶戦となりました。どのような心境で試合に臨みましたか。
-やはり自分はもってるなという風に思いました。楽しもうという気持ちが1番強かったです。試合前の高揚感もなんだか懐かしく、久しぶりの感覚ではあったものの心地よかったです。自分はサッカーをやっていた時から試合前はいいイメージ、ポジティブなイメージしか浮かばないようにマインドをコントロールしています。もちろん今回も同様全部決めるつもりでいましたし、自分が決めた後の観客の歓喜の声、チームメイトからの「ナイスキックさくや」まで鮮明にイメージして試合に臨みました。
自身のプレーについて振り返ってください。
-楽しもうという気持ちが1番強かったとはいっても、やはり心のどこかで緊張はしていました。1本目のキックを蹴りにグラウンドに入った時は楽しみと緊張が混ざりなんとも言えない感情でした。外した後はまずい、自分のせいで流れが悪くなり負けてしまうとマイナスな感情も確かにありました。しかし、チームメイトの激励もあり再び心が燃え上がりました。その後は落ち着いて全部決めることができてよかったです。デビュー戦としては少ししょっぱいパフォーマンス内容となってしまいましたが、切り替えて次の試合からやっていきます。
今後に向けて意気込みをお願いします。
-キッカーは出場時間が一瞬ではあるものの試合のモメンタム、勝敗に大きく関わる責任重大のポジションだと感じています。チームメイト、コーチ陣、観客全員に「あいつならやってくれる」と思われるキッカーになります。俺が流れを持ってくる、チームを勝たせる、主役になるという気持ちで秋シーズン大活躍し、チームの日本一に貢献します。