2021年度 O/D/K リーダーインタビュー 2021.02.18

3年MGR 黒木杏奈

平素より、大学Unicornsに多大なるご支援、ご声援をいただき、誠にありがとうございます。今回は、2021年度新体制になったODKリーダーをご紹介致します。彼らの下級生時代や、思い描くリーダー像などについてもインタビュー形式で答えて貰いました。

OFFENSEリーダー RB/P#7 大河原陸   (慶應義塾高)

DEFENSEリーダー DB#21 原礼於奈  (慶應義塾高)

KICKING リーダー DB/K#23 千葉優介(慶應義塾志木高)

Q.下級生のときどんな選手だったか?

OFFENSEリーダー RB#7 大河原陸

−決心のRB転向

QBとして入部したが伸び悩んでいて、1年生の時は試合に出ることもなかった。そこで2018年度秋季リーグ戦の第六節(日体大戦)の直前に、コーチからRBへの転向を提案された。高校時代からずっとQBとしてアメフトをしてきたから、もちろん不安も大きかった。実際に、QBとして頑張りたい気持ちが強かったことで、ポジションを変わりたくないとコーチに対して申し出たこともあったが、日体大戦でRBに転向して試合に出してもらえると聞き、1シーズン限りの約束としてRBになることにした。

練習や試合を行う中でRBの楽しさに気付き、QBとしてよりも試合に出られると思ったこともあり、チームへの貢献も考えこのままRBとして継続することを自分自身で決断した。

DEFENSEリーダー DB#21 原礼於奈

−葛藤の中での下級生エース

1年生の頃から、秋季リーグ戦で多くのローテーションに入り試合に出させていただいていた。自分の性格から、塾高Unicornsではない先輩とも積極的に話しにいって、とても先輩との距離が近い懐に入っていく後輩だったと思う。

下級生の頃は、周囲からの過大評価に悩んでいた時期もあった。自分としては納得のいくプレーができていなくても試合に出られてしまっている感覚が強く、周りから期待されているパフォーマンスができていない、出してもらっているのにプレーで貢献できていないのではという不安が大きかった。それでも、自分の思う理想に近づけるように努力してきたし、試合では安定的なプレーができるよう毎回の練習を大切にしてきたと思っている。

KICKINGリーダー K#23 千葉優介

−下積みからの成長

1年生ではDBとしてもKICKINGでも試合にほとんど出ていない。高校時代までのサッカー経験からKickerを希望したが、当時4年生だった日本代表経験のある廣田祐さん(H31年卒 K#9)の存在や、Kickerの人数も多く1年時に蹴ることはなかった。

2年生でKickerとしての活躍をきっかけに、徐々に試合に出るプレー数が増え、2019年度の秋季リーグ戦でDEFENSEとしても全試合スターターになった。

1年生の時は試合に絡むことができず悔しい思いもしたが、2,3年生で試合に出られるようになってきてからは本当に楽しかった。2019年度の最終戦となった明治に勝つことができKICKING MVPを貰った時は自信がつき、周りからも認めもらったと感じた瞬間だったと思う。

Q.それぞれの印象は?

OFFENSEリーダー RB#7 大河原陸への印象

(千葉)Unicorns遺伝子が流れている。食事制限の鬼。彼と食事をしようとすると、お店の選択肢が少ない。(大戸屋か魚巨)

(原)ミステリアスな一面もある。私生活がわからない。。

DEFENSEリーダー DB#21 原礼於奈への印象

(千葉)こうなりたいという憧れの存在。タックルのフォームがとても綺麗。教科書。幼稚園が同じで、一緒に育った。ロマンチスト。

(大河原)小学校からの15年目の付き合い。足が本当に速い。

KICKINGリーダー K#23 千葉優介への印象

(原)未経験の星。一番アメフトを楽しんでいる。辛いことも苦だと思わず、何よりも楽しんでいるという印象。

(大河原)部員の誰よりもアフターをやっていた。アフター大魔王。

Q.4年生でリーダーになろうと思った理由は?

OFFENSEリーダー RB#7 大河原陸

−行動力で牽引

3年生からOFFENSEリーダーに立候補した。昨年度OFFENSEリーダーだった鈴木雷蔵さん(TE#87)を自分が支えながら、OFFENSEを一緒に引っ張っていきたいと思い、一年間を過ごしてきた。同じ学年の久保田(QB#2)と共にポジションリーダーとしてOFFENSEを盛り上げることを考え、3年生の時から4年生でのOFFENSEリーダーを意識してチームに対して発言していた。

確固たる思いがあってリーダーになったわけではないが、自分がOFFENSEを引っ張っていく覚悟は下級生からあったと思う。

DEFENSEリーダー DB#21 原礼於奈

−2年計画

3年生の時にもDEFENSEリーダーに立候補した。当時の部の目標は、3年生でTOP8に昇格して、4年生で日本一になるという2年計画。自分がDEFENSEリーダーとして4年生で日本一になるためには、異例ではあるが3年生からリーダーとしての準備期間が必要だと感じたし、それは自分がやるしかないという思いがあった。過大評価に悩んでいた当時の自分の中の甘えから退路を断つためという意味もあった。結果としては、昨年何もリーダーはやっていないが、支持してくれる部内の声や、期待に応える強さを持ちたいと思い、4年生で改めてDEFENSEリーダーに立候補した。

KICKINGリーダー K#23 千葉優介

−KICKING好きを増やしたい

3年生でリーダーの経験を積み、秋季リーグ戦の終わり頃から、4年生でKICKINGリーダーをやりたいと考えていた。Kickerでもあり、DBとしても試合に出ることで、抱える責任が大きいのではと心配されたこともあるが、難しく考えすぎない性格である故に、リーダーになることでプレーの質が落ちることはないと思っている。部員の中では唯一、全てのKICKINGで試合に出ていたから、自分がリーダーになったら全てのKICKINGにこだわることができ、円滑に進むのではないかと考えている。何よりも自分のようなKICKING好きを増やしたいという想いが強い。

Q.自分の思う理想のリーダー像は?

OFFENSEリーダー RB#7 大河原陸

−プレーでも言葉でも鼓舞できるリーダー

自分は皆を巻き込むようなタイプではなく、先頭に立って率先して行動し進んでいくリーダーシップであると思う。それでは、部員と距離が出てしまうし、まとめることができない。今年は、これまで苦手としてきた、「言葉での鼓舞」を積極的に行なっていきたい。自分の語る言葉で皆を熱くさせられるようなリーダーになりたい。

その理想が、2018年度主将の松岡拓希さん(H31年卒 SB#13)。熱く皆をまとめ、行動でも引っ張っていく存在になりたい。

DEFENSEリーダー DB#21 原礼於奈

−周り合っての自分。巻き込むリーダー

周りを鼓舞したり、やる気を出させることが自分にはできると思う。DEFENSEとして今年意識することは、ONとOFFの切り替え、メリハリ。自分としてもとても意識していることで、その姿勢をDEFENSE全体に波及させていきたいと考えている。

2019年度DEFENSEリーダーの田中瑛さん(R2年卒 DB#21)が憧れの存在であるが、彼のようなプレーや行動で引っ張るリーダー像とは違った形で、皆をまとめていきたい。

KICKINGリーダー K#23 千葉優介

−みんなが活躍できる場所を作るリーダー

1人も欠けず全員で1つのことを作り上げたい。皆に助けられながら、皆が活躍できる場所を作るリーダーになりたい。自分は本当にKICKINGが好きだから、誰よりも自分がこだわりたい。皆にはKICKINGでたくさん活躍してもらって同じようにKICKINGを愛してもらいたい。

2018年度主将の松岡拓希さん(H31年卒 SB#13)の、圧倒的な熱量でチームを牽引していくリーダーシップや、2019年度主将の並木琢朗さん(R2年卒 DL#90)の、優しくみんなを見守るように全員を引っ張っていくリーダー像に憧れている。

Q.最後に一言!

OFFENSEリーダー RB#7 大河原陸

今年のOFFENSEは、「人数の多さを活かした、攻撃が多彩なOFFENSE」を目標に掲げました。誰もが活躍のために努力し、貪欲にプレーする気持ちを持ち続け“全員でやる”OFFENSEをお見せできるよう精進して参ります。OFFENSEで大量得点し、チームを勝たせます。先行きの見えない状況ではありますが、ご声援のほど宜しくお願い致します。

DEFENSEリーダー DB#21 原礼於奈

今年のDEFENSEでは観ていて思わず興奮するようなUnicorns史上最も激しい「魅せるDEFENSE」をプレーで体現します。応援してくださる中で激しさが足りないと感じた時には構わず檄を飛ばして欲しいです。応援の程宜しくお願い致します。

KICKINGリーダー K#23 千葉優介

「全員が活躍するKICKING」を目標に掲げ、1年間精進して参ります。

思うように練習ができないこともあると思いますが、今できる準備をしっかり行い、春秋共にKICKINGで相手を圧倒できるよう頑張ります。皆様のご声援を力に変え、Unicorns全員で高みを目指して参りますので、応援の程宜しくお願いします!