フラッグ関東学連選抜に多数選出!日本代表戦ゲームレポート 2021.07.29

2021年7月24日(土)に富士通スタジアム川崎において、フラッグフットボールの関東学連選抜と男子日本代表の試合(2試合)が非公開で行われました。
この試合は今年12月にイスラエルで開催される世界選手権に向けた男子日本代表の強化を図ることを趣旨として実施されています。

関東学連選抜は6月26日(土)に開催された『KCFA FLAGBOWL 2021』に出場した選手の中から27名選出され、Unicornsから選手12名とスタッフ4名が選出されました!

《選出選手・スタッフ》

【攻撃】
QB:又平憲人(2年QB)
C:福住高基(4年TE/WR)
スキルポジション:加藤豪介(2年WR)、近藤条(2年WR)、大河原陸(4年RB)、相澤旬(2年WR)

【守備】
ラッシャー:石黒真人(2年RB)
LB:原礼於奈(4年DB)、水原大(4年DB)
DB:藤田快人(3年DB/K)、菊池太樹(4年DB)、沼田航平(1年DB)

【スタッフ】
監督:前田晃
コーチ:近藤快(3年DB/LB)、山下洋平(3年WR/P)
トレーナー:塩原綾菜

関東学連選抜に選出されたUnicornsメンバー(写真提供:AC随念佳祐さん、TR塩原綾菜さん)

試合結果

  • 第一試合:男子日本代表 20 - 12 関東学連選抜

  • 第二試合:男子日本代表 44 - 6 関東学連選抜

ゲームレポート

4年アシスタントコーチ 随念佳祐
3年マネージャー 平山紗奈

平素より、大学Unicornsに対しまして、多大なるご支援並びにご声援を賜り、厚くお礼申し上げます。
本日は、7月24日(土)に行われましたフラッグフットボール関東学連選抜対男子日本代表の試合結果をご報告いたします。

腰につけたフラッグを取ることでタックルとなるフラッグフットボール。関東学連に所属するアメフト部の選手たちがこのフラッグフットボールで戦ったKCFA FLAGBOWL 2021では、ヒットが許されない中でもアメフト顔負けの熱く激しいプレーを我々に見せてくれた。 熱戦の数々を制し見事初代王者に輝いた慶應Unicornsだったが、今度は大会に出場したメンバーによって関東選抜チームを結成。敵として凌ぎを削った彼らが一丸となり、共に打倒日本代表に向け歩み始めた。

宿敵同士である早慶アメフト部の前田監督、高岡監督両名が指導陣として名を連ねる中、慶應義塾大学、早稲田大学、法政大学、杏林大学の選手から選抜メンバーが選出。慶應からは最多の12名が選出され、RB#6石黒が主将となった。スタッフとしてはDB#1近藤(快)とWR/P#13山下がコーチとして帯同した上、トレーナーも慶應早稲田からオールスターが選出された万全のサポート体制だ。

練習は嵐が丘グラウンドでも行われ、スケジュールを作成したDB#1近藤(快)とWR/P#13山下による指揮の下で行われた。それまで別のチームだったとは思えぬほど和やかに練習は進み、RB/P#7大河原やDB#17菊池を中心に、ODそれぞれで戦術に関する議論や動きのすり合わせを行いながら、チームとしての完成度が高まっていった。

試合は2試合に分けて行われた。1試合目、先発として出場したQB#8又平の活躍が光る。RB/P#7大河原、WR#11相澤らがゾーンの切れ目へ切り込んできたところにコンスタントにパスを決め、WR#1加藤にTDのパスを投じて見せた。守備はラッシャーとして出場したRB#6石黒によるサックやDB#17菊池、DB#25水原両名のナイスカバーが炸裂し、序盤は6対6と緊張感のある展開で試合が進む。しかし、中盤になると日本代表が本領を発揮し、徐々に点差が開いていく。このままだと大差がついてしまうという場面、日本代表のオフェンスが進んでいく中でDB#21原が起死回生のインターセプトを決め、チームの流れを変えてみせた。その後、フィールドに立つ度に日本代表から警戒されていたWR#4近藤(条)がその実力を発揮し、奥に投げ込まれたパスでタッチダウン。8点差まで詰め寄った。その後、守備が奮闘しTDを阻止するも、日本代表を相手に再び得点を決める事は叶わず、12対20と敗北した。

2試合目になると日本代表の多様な戦術、技術を前に、より大きく点差を広げられてしまう。QB#8又平が激しいプレッシャーの中で奮闘し、真ん中に入り込んだTE#87福住にタッチダウンパスを演出したものの、最終的には6対44と大敗し、その実力差を見せつけられる結果となった。

今回は悔しい結果で終わってしまったが、来年以降のフラッグでの活躍に希望が持てた試合でもあった。RB#6石黒は2年生ながら主将を務め、日本代表相手にサックを決める活躍をして見せた。また、オフェンスではQB#8又平からWR#1加藤、WR#4近藤(条)、WR#11相澤への下級生ホットラインでいくつものパスを成功させている。DB#43沼田に関しては、この試合でも確実なタックルで1年生ながら活躍した。彼らが来年以降も関東学生フラッグフットボールの中心人物として活躍し、この屈辱を晴らしてくれることに期待したい。

KCFA FLAGBOWL 2021、日本代表戦で活躍した彼らのプレーを次に見られるのは、メットを被っての試合だろう。観客も入る会場、ヒットもありな状況で彼らがどの様な激しいプレー、熱い試合を繰り広げるのか、目が離せない。

秋季リーグ戦に向けて、部員一同精進して参ります。
今後とも変わらぬ温かいご声援の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

当日の模様

試合前のハドル(写真提供:AC随念佳祐さん、TR塩原綾菜さん)

[第1試合]1年生ながら関東学連選抜に選出された1年DB#43沼田(写真提供:AC随念佳祐さん、TR塩原綾菜さん)

関東学連選抜ディフェンスを牽引した4年DB#25水原(写真提供:AC随念佳祐さん、TR塩原綾菜さん)

関東学連選抜において主将を務めた2年RB#6石黒(写真提供:AC随念佳祐さん、TR塩原綾菜さん)

見事なTDパスを決めた2年QB#8又平(写真提供:AC随念佳祐さん、TR塩原綾菜さん)

試合を見守る前田監督(写真提供:AC随念佳祐さん、TR塩原綾菜さん)

サイドラインで整列(写真提供:AC随念佳祐さん、TR塩原綾菜さん)

慶應メンバー中心の関東学連選抜オフェンス(写真提供:AC随念佳祐さん、TR塩原綾菜さん)

フラッグフットボール関東学連選抜集合写真(写真提供:AC随念佳祐さん、TR塩原綾菜さん)