回答者:助監督 宮原 光興
Q1:自己紹介並びに簡単なチーム紹介をお願いします
(自己紹介)
2015年より小学生フラッグに関わらせていただいております。塾高ユニコーンズでアメリカンフットボールと出会い、その後に進学しました東京医科大学体育会アメリカンフットボール部と合わせ計8年間タイトエンドとしてプレーいたしました。子供の縁でまた母校幼稚舎、そしてユニコーンズに関われることに喜びを感じております。
昨年度まで2015年に幼稚舎に入学した選手を中心としたチーム「2015RED」の代表コーチとして日本一を目指してまいりましたが、今年度からは小学生フラッグ全体のサポートをさせていただくことになりました。各チームが目標とする日本一を最短距離で達成できるように、引き続きお手伝いをさせていただきます。
(チーム紹介)
フラッグユニコーンズは2000年に創部された、小学生フラッグ界で最も歴史のあるチームの1つです。慶應義塾幼稚舎、慶應義塾横浜初等部の小学生たちが学年ごとにチームを結成し、総部員数は100名近い大所帯で、最年少は弱冠6歳ながら「Champions are made in practice」をモットーにユニコーンズの一員として頑張っています。
基本的に保護者がコーチとなり、フットボール経験者も未経験者もフラッグを学びながら指導に当たっております。チーム同士協力し合いながら、カテゴリー最高学年の6年生時、3年生時に日本一になるため日々練習に励んでおります。
練習は毎週日曜日、通常は日吉陸上競技場で7時~10時に活動しております。現在はコロナ禍で日吉陸上を使用できておりませんので、有明や六郷土手などなどチームごとに活動場所を探している状況です。
Q2:コロナ禍でのこれまでの活動実態、象徴的なトピックス等についてお聞かせください
この1年間は新型コロナウイルスの感染拡大のため活動が大きく制限されてしまいました。
2020年2月下旬から自主的に活動自粛を行いましたが、そのまま学校自体の登校停止になり、緊急事態宣言が発令され、春季大会も中止となり約半年の活動自粛を余儀なくされました。
その間はオンラインでミーティングや合同トレーニングを行うなど、会えない中でも各チーム工夫しながらチームの一体感やモチベーションの維持、フットボールの知識の向上に努めました。これが秋季大会の好成績につながったと思います。
例年2月に日吉キャンパスで行われる納会も3月にオンラインで行い、100人超の関係者が参加するなど新しい試みも行われました。
Q3:指導者として感じるチーム課題や悩み、そして今後どのようなチームを目指しているのかお聞かせください
福翁自伝に「先ず獣身を成して後に人心を養う」という子供教育についてのお言葉があります。
小学生フラッグもこの福澤先生の教育論に即し朝早起きしてグラウンドを走り回り、健康的な体作りをしたうえで日本一という高い目標に向かって仲間と共に努力し、フットボールを通じて戦術の大切さや相手をリスペクトするスポーツマンシップを学んでほしいと思っています。
また、チーム内だけでなく縦のつながりも大切にし、これまで蓄積してきたフラッグフットボールのナレッジ共有などのコーチミーティングや学年をまたいだプレーヤー留学制度にも取り組んでいます。
とはいえ6年間という長い期間を共に過ごしますので、やはり保護者コーチと選手では距離が近くなりすぎ慣れ合ってしまう場面もあります。そのような時に憧れのユニコーンズファミリーの諸先輩方にご指導いただければ子供もコーチも大きな気づきが得られると思っております。ぜひ皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます。
Q4:他校にはないUnicornsファミリーの良さについてお聞かせください
1.大学をはじめファミリー間での繋がりとそこから得られる恩恵について
やはり子供たちにとって、憧れのお兄さんお姉さんがいることが大きいと思います。
早慶戦のような一体感あるイベントでお兄さんお姉さんの活躍を間近で感じられるような、ファミリーの一員であると感じられるような体験をさせていただきたいと思っています。日吉陸上や嵐が丘など恵まれた環境下で練習できることもファミリーの強みだと思います。新型コロナウイルスの感染状況が落ち着き、また日吉での練習再開を待ち望んでおります。
濱野監督をはじめフラッグコーチ陣の中にUNICORNSのOBが多くいらっしゃり、戦術だけでなくユニコーンズとしての心構えなどに触れる機会があることも良さの一つです。
高校・大学ユニコーンズ現役選手の中にもフラッグ出身者がいらっしゃると思いますが、将来的にはフラッグユニコーンズOBの保護者コーチが誕生することを期待しております。
2.今後ファミリー内でどのような連携を強めていきたいか
憧れの大学生/高校生のお兄さんお姉さんと、グラウンド内外でかかわりを持つ機会を増やしていければと思います。以前企画していただいていた「ユニフェス」なども子供たちにとっては非常に楽しい思い出として残っています。
まだ2回ではありますが、大学生と幼稚舎生でコラボしたボランティア活動も行いました。地元・日吉の老人ホームでお餅つきをしたり、キャッチボールやタックリングのデモンストレーション、一緒にレクリエーションを行うなど、楽しくも貴重な経験をさせていただきました。コロナ禍を乗り越えたらまた機会を頂ければと思います。
Q5:これまでの戦績と現在関わっている指導陣のお名前と役職をご紹介ください
1.これまでの戦績
【2018年度】
秋季大会:東日本大会準優勝(2013)、全国大会準優勝(2013)
【2019年度】
春季大会:東日本大会準優勝、東西チャンピオンズカップ準優勝(2014RED)
秋季大会:東日本大会優勝、全国FINAL優勝(2014RED)
【2020年度】
秋季大会:東日本大会準優勝、東西チャンピオンズカップ第3位(2015RED)
2.指導陣メンバー
監督:濱野有
助監督:宮原光興
2021年度代表コーチ:吉田勝実
コーチ:岡田将、山下宜正、青木貴彦、糸矢貴清、神戸雄一郎、古市悠
Q6:最後に読者(三田会会員)へ一言お願いします
いつもお世話になっております。
私たちは最年少のUNICORNSですが、未来を担うUNICORNSでもあります。
ひきつづき温かいご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。