【MNP(医学部)】2025医科歯科リーグ第1節 vs埼玉医科大学

監督 山田深/主務 佐野文音

新チームとして迎えた今年度の第1節、埼玉医科大学戦の模様をお伝えします。

試合前に整列する選手

試合結果

2025年10月19日(日) 慶應義塾大学医学部 対 埼玉医科大学
11:00 Kick Off @埼玉医科大学50周年記念総合グラウンド
天候 曇り

1Q 2Q 3Q 4Q
慶應義塾 7 8 0 7 22
埼玉医科 0 6 0 0 6

ゲームレポート

慶應のキックオフで試合が開始。序盤、埼玉医科大学の攻撃に対しては、CB#24山本(1年)の落ち着いたプレーをはじめとする堅実な守備が光り、相手の反則を誘って無失点で切り抜けた。立ち上がりから集中力の高いディフェンスを見せ、流れをつかむ。

続く慶應の攻撃では、夏以降磨きをかけてきたIフォーメーションを中心に展開。RB#3小泉(1年)が力強いランでファーストダウンを重ね、WR#1坂佐井(2年)へのパスも決まりテンポよく前進した。最後は小泉がエンドゾーンに飛び込み、先制のタッチダウンを奪う(慶應7-埼玉医0)。

タッチダウンを狙うRB#3小泉(1年)

その後は両校ディフェンスが奮闘。ILB#9張(4年)やILB#71栄(3年)のハードヒットで慶應が中を締める一方、埼玉医科大学も鋭い守備で慶應のパスをインターセプトし、そのままリターンタッチダウンを決めて反撃。両チームが一歩も譲らぬ展開となった(慶應7-埼玉医6)。

拮抗する時間帯が続いたが、慶應はOL陣の安定したブロックを軸に攻撃を立て直し、再びRB#3小泉(1年)のランで追加点を挙げる。続くプレーでも冷静に得点を重ね、リードを広げた(慶應15-埼玉医6)。前半を通してDB陣が相手WRを抑え、落ち着いた試合運びで後半へ折り返す。

後半は両チームともに粘り強い守備を見せる展開となった。慶應はOLB#60宮崎(院2年)やOLB#33内畠(4年)を中心としたディフェンスでエンドゾーン前のピンチをしのぎ、失点を許さない。一方、埼玉医科大学も素早い反応で慶應の攻撃を食い止め、緊張感のある攻防が続いた。

パスを捕球しタッチダウンをとるTE#33内畠(4年)

終盤には、TE#83徳江(2年)のブロッキングからRB#4大山(1年)が鋭いランを見せ、さらにTE#33内畠(4年)が見事なパスキャッチで得点。QB#37真島(1年)からWR#6下城(1年)へのロングパスも決まり、試合を通してチーム全体が最後まで集中を切らさずに戦い抜いた(慶應22-埼玉医6)。

ハドルを行なっている写真

新体制初戦ながら、攻守両面で落ち着いた試合運びを見せ、随所に夏の練習の成果が表れました。課題も見えた一方で、1年生を中心とした新戦力の活躍や、上級生の安定した支えが噛み合い、今後につながる手応えを得る試合となりました。

両校とも最後まで集中力を切らさず、互いの持ち味を発揮した好ゲームであり、選手一人ひとりの成長を感じさせる内容でした。
この経験を糧に、チーム一同さらなる成長を目指してまいります。

第二節でも引き続き、温かいご声援のほどよろしくお願いいたします。