【結果】第73回定期戦 vs同志社大学

1年生も活躍し、定期戦に勝利!!

試合結果

2021年6月6日(日) 慶應義塾大学 対 同志社大学
@エキスポフラッシュフィールド 14:00 Kick Off
天候 晴れ
第1Q 第2Q 第3Q 第4Q FINAL
慶應義塾 3 14 7 0 24
同志社 7 0 3 0 10
↓スタッツはこちらをご覧ください↓

ゲームレポート

山田 健太(H7年卒)
無事に同志社定期戦が開催されました。
まず、それが何よりの朗報ですね。
ホストを務めて頂いた同志社大学の皆さまに深く御礼を申し上げます。

同志社大との定期戦を24-10で制した慶應(写真提供:菊池洋道さん)

試合はライブ配信。
前回の反省を活かしロースターを事前に公開しましたので、より楽しく視聴できたのではないでしょうか。
実況、解説が、同志社OBの方だと思うのですが、感情入りまくりで、母校への不満が止まらない解説がめちゃ楽しかったです。
きっと、私が解説したらUnicornsへの不満をたらたら言っていたんだろうなとも思います。
試合はピリッとしない内容。
日帰り遠征のコンディショニングの難しさ
1年生を含め、かなり大勢の選手、下のデプスの選手を起用したローテーションの難しさ
あたりが原因かなと思います。
どんな時代でも、新人を多用すればミスも出てしまいますし、リズムも作りにくいものでしょう。
少ない試合数の中で、秋のリーグ戦の主軸選手と、経験の少ない選手の出場機会の両立は難しいところだと思います。
観戦していてイライラした部分もありましたが、試合出場で得た経験を活かし成長した姿を見せて貰えればと前向きにとらえましょう。
とはいえ、試合内容は、わりと一方的だったなと思います。
スタッツで見ての通りですが、攻撃時間は29分と19分。
獲得ヤードも250ヤードと190ヤード。
インターセプトも2回していますので、1Qこそリードされていましたが、負ける雰囲気はありませんでした。
注目はスタートQBを任された1年生QB#12松本。
フレックスボーンからのオプションチームを任されていました。
昨年も、相馬、又平と1年生QBを積極的に起用していましたが、今年も1年生からの抜擢ですね。

スターティングQBを任された松本和樹(1年)。(写真提供:菊池洋道さん)

まだハンドオフなどぎこちない部分もありましたが、自身のQBキープでTDを奪うなど一定の結果も出せていたと思います。
松本は、高校時代に良いパッサーだったと聞いています。
昨日はオプションユニットということでパスの機会がありませんでしたが、早く彼のパッシングも見てみたいものです。
ディフェンスでもDL#99石塚がパスカット1回でスタッツに1年生ながら名前を刻みました。
アグレッシブで良いパフォーマンスでした。
スタッツには残っていませんが、プレースキックも1年生#96黒澤も、なかなか良いキックを披露してくれていました。

プレースキックが光った1年SB/Kの黒澤世吾(写真提供:菊池洋道さん)

1年生の活躍はチーム全体の活性化に繋がると思いますので、リズムが悪いなどもありましたが、未来に繋がる部分も色々と観れて良かったです。
不満は、前回のレポートでも書いた
オフェンスは、ドライブしているものの得点に結びつかない甘さ
ディフェンスは、リスクあるディフェンスをしているので1発をくらわないクレバー
キッキングでのターンオーバー
の3つが全て、この試合でも発生したところですね。
まあ、これは、私が指摘するまでもなく、チームが把握し叱責されていることと思いますが。
今回は、新人の活躍という形で、個人個人の新しい魅力が伝わる試合でしたが、チーム力という部分での成長はあまり感じられない寂しさもありました。
残すは法政戦。
間違いなく、春、最強の対戦相手です。
個々人のパフォーマンス、チームとしての総合力、いずれも春シーズンの集大成を期待しましょう!

同志社大とペナント交換する主将・DL#9 佐藤理貴(4年、慶應義塾)。(写真提供:菊池洋道さん)