【結果】2023リーグ戦TOP8第3節 vs明治大学

明治ディフェンスに完敗

試合結果

2023年9月30日(日) 慶應義塾大学 対 明治大学
11:00 Kick Off @アミノバイタル
天候 晴

1Q 2Q 3Q 4Q
慶應 0 0 0 0 0
明治 7 0 6 7 20

▼試合詳細は下記リンクをご覧ください▼
http://keio-unicorns.com/mita-kai/wp-content/uploads/2023/10/20230930-詳報-明治大学戦.pdf

ゲームレポート

広報部会 山田 健太(H7年卒)

オフェンスに明るい兆しが見えてきたと書いてきたが、強力なDL陣を擁する明治大学のディフェンス陣の前に零封。
ディフェンス陣の奮闘虚しく3連敗となった。
課題のオフェンスは、先週、明るい兆しが見えてきたと書いた通り、コールされたプレーをしっかりとやり遂げることは出来ている。

試合慣れしていなかった初戦に比べると、その点は良いのだが、いかんせん、まだ完成度という面で低く、プレーは遂行しているが、タッチやタイミングが合わず、パス主体のオフェンスなのだが、まったく成功しない。
まだ明治を攻略するレベルではなかった。

ゲーム全体の流れを見ると、明治のファーストシリーズをディフェンスが3回でシャットアウト。
その後のオフェンスは止められたが、ハーフライン近辺からのパントでスペシャルプレーをチョイス。この奇襲に成功し敵陣深くに入り込めた。

1. 4th ダウンのスペシャルプレーを決め、フレッシュを獲得したLB#19松本幸大(4年・佼成学園)<写真提供:岡見清隆>

このシリーズ、細かいシチュエーションを覚えていないのだが、ボールオン20〜30yあたりで4thダウン5yくらいだったと記憶している。このシチュエーションでFGではなくギャンブルを選択。
この選択の是非は現場判断ゆえ尊重するが、ディフェンスが好調ゆえ、「先制点」を取れていたら違った展開もあったと思われ、この試合のターニングポイントであったと思う。

FGを選択しなかった理由は定かではないが、FGの成功率に自信がなかったのかもしれないし、それほど多くないであろうチャンスをTDしないと勝てないとの判断だったのかもしれない。

いずれにしても、スペシャルプレーを成功させ、浮足立った明治ディフェンスに対し、数少ないチャンスを「モノ」に出来なかった勝負強さの欠如があったと思う。

外野からとやかく言うことはしないが、このオフェンスに特効薬はないのだろうと思う。
自信がつくまで、点が取れると確信できるまで、徹底的に精度を上げていくほかないだろう。
前のゲームレポートでも書いたが、「伸びしろ」しかないと思う。
今回は、その伸びしろを感じられなかったが、次節には期待したいし、オフェンスメンバーは腐ることなく、前を、上を向いて取り組んで欲しい。
前を向き、上を見て、そしてただただ努力を積み重ねて欲しい。
絶対に報われると信じている。

2. ランプレーに希望の光を照らしたRB/DB#26長谷亮佑(3年・慶應義塾)<写真提供:岡見清隆>

3. 要所でディフェンスに囲まれながらもパスキャッチを決めたWR#17永野号(3年・清水東)<写真提供:岡見清隆>

4. 成長に期待がかかるRB/DB#27山内啓耀(2年・慶應義塾)<写真提供:岡見清隆>

翻ってディフェンス。
こちらは、本当に頑張っている。
3試合戦っているが、実際は5試合分くらいのディフェンス量をこなし、この失点レベルは素晴らしい。
TOP8でも屈指のディフェンスと誇れる。

5. 激しいタックルでキャリアーを圧倒するLB#4倉田直(2年・南山)<写真提供:岡見清隆>

ただ、先制点を取られているのは事実。
オフェンスを強く出来なかった一因もチームメイトであるディフェンスメンバーにあることも事実。
強いということは示せているが、最強ではない。
もっと凄いディフェンスは目指せる。
オフェンスにカツを入れるディフェンスにもなれるはず。
オフェンスを強くするのもディフェンスの仕事。

6. 終盤でも激しい集まりを魅せる慶應ディフェンス<写真提供:岡見清隆>

ゲームレポートと言いながら、ついつい学生に向けての激文になってしまった。
あまりゲームをレポートする部分がなかったということでご容赦頂きたい。

7. 「伸びしろしかない」慶應オフェンス<写真提供:岡見清隆>

次節も格上、中央大学。
どのような成長を見せてくれるのか。
むろん、我々OB・OGは楽しみにしているが、成長する自分たちを実感し楽しんで欲しい。
そんな部員諸君を、全力で応援して行きましょう!!