Unicorns 試合情報Saki Tabuchi
【結果】2025リーグ戦TOP8第1節 vs明治大学
初戦となる明治戦は大敗
どん底スタートから捲土重来に期待したい
待望の2025年のリーグ戦が開幕。
昨年の序列では下位校となっているが、もちろん油断できない強敵であり、安定したランニングアタックを持つ明治大学との1戦。
Unicornsは、オープニングドライブで、開幕エースRBに選ばれた#31橋口(3年・湘南藤沢)の切れ味の良いランプレーと、同じくエースQBとして期待される#8山岡(4年・佼成学園)のパスを織り交ぜリズムよく攻め込む。
最後はショートヤーデージに強いRB#92石井(3年・塾高)が飛び込み先制のTD。
多くの懸念を吹き飛ばす最高のスタートを切った。
3シリーズ目も、敵陣深くまで攻め込み、頼れるキッカーに育ちつつある#39北村(2年・宇都宮短大付属)のFGで加点するなど、全体的にオフェンスは好調。
ただし2シリーズ目に、自陣レッドゾーンでのファンブルロスト。
これをTDに結びつけられた。
ディフェンスも、完璧とまでは言えず、3rdまで追い込みながらフレッシュされるような展開ではあったが、最後の踏ん張りは効いていた。
ファンブルロストは自陣1YDだったのでどうしようもなかったが、ドライブされきったのは1シリーズのみとまずまず。
ターンオーバーの差でリードは許したものの、ゲームの支配はUnicornsという印象で前半終了。(10 対 14)
逆転できる感触はベンチも観客席もあったのではないかと思うし、私はいけると確信していた。
後半の最初の方は膠着状態。
Unicornsのオフェンスは淡白になり、ディフェンスはギリギリで耐える展開。
そして悪夢が。。
オフェンスの度重なるファンブルロスト。
エース級選手の相次ぐ怪我離脱。
ゲームレポートが成立しない一方的な展開となり、後半は0得点に対し31失点。
ファイナルスコアは10 対 45 となり、長い明治との対戦の中で、かなりの差をつけられた敗北になったのではないかと思う。

RB#31橋口(3年・慶應義塾湘南藤沢)
敗因は上げればキリがないほどあるのだろうが、1つは大量のけが人。
試合中も数多くの選手が離脱していったが、そもそもスターティングメンバーから、スタメンであるべきメンバーの多くが既に離脱していた。
1/3は大袈裟かもしれないが、それに近い主軸が出れてないように感じ、試合の最後には半分残っていたのかどうか。。
怪我人やコンディショニングを含めての総合力がチーム力である以上、不運ではあるが、これが実力という事実を受け入れないといけないと思う。
もう1つは、やはりターンオーバー。
これだけボールセキュリティが出来てないと話にはならない。
ディフェンスがイマイチであったことは否めないが、これだけターンオーバーされたらディフェンスも可愛そうである。
試合内容はかなり一方的であり、スタッツ、得点経過だけ見たら悲観しかないと思うが、開き直れば、どんな大差で負けようと1敗でしかなく、いくらでも巻き返せる厳然たる事実。
終わってみれば一方的な蹂躙であったが、少なくとも前半は優位に試合を進めていた、チームそのもののポテンシャル。
ここを糧に、しっかりと再起を図って欲しいと思う。個々の選手を見ると、冒頭に紹介したRB橋口、
主にリターナー起用が多かったRB#9田中(2年・本郷)のスピードは目を見張るものがあるし、それを活かした良いランも見せてくれていた。
確実に1つ上のスピードを持っている。
レシーバーでは、昨年までQBであった#19佐藤(2年・塾高)の活躍が目立った。
サイズもあるアスリートなので、試合ごとに成長していきそうで楽しみな存在。

WR#19佐藤(2年・慶應義塾)
この3選手は化けそうな予感がある。
足が速い分、少しゲインが多いや、少しフリーになれ少し多く捕球は出来ている3選手だが、この3人にはゲームチェンジャーに成長して欲しい。
苦しい状況を打破し、ゲインするキャッチするだけではなく、最終的に点を取ってくる選手。
そんな可能性を秘めているので、現状に満足はしていないとは思うが、試合に出ることではなく、チームをリーグを代表する選手になって欲しい。
ディフェンスは、主軸となるLB#4倉田(4年・南山)LB#13赤木(4年・鎌倉学園)を中心にDL#11天野(3年・鎌倉学園)DB#20(4年・塾高)が安定した活躍を見せていた。
ここは安心材料。
加えて売出中のLB#42渡辺(3年・塾高)なども良いプレーを見せてくれていたが、いかんせん、ランプレーを止めきれていなかった。
あくまでも、個々のビッグプレーが出ていたという感じ。

DL#11天野(3年・鎌倉学園)
ファーストタックルを外されても、しっかりセカンドタックルで仕留める集まりであったり豊富な運動量がなく、幾度となくロングゲインをされていた。
個人技で止めているプレーは多かったが、ディフェンスとしてのパッケージはまだ機能しておらずという印象を受けた。
明治RBが素晴らしかったことは事実だが、次節の東大も徹底したランニングアタックが得意だし、超えなくてはならない早稲田にはリーグ最強RBが待ち受けている。
ディフェンスは、しっかりとパッケージで機能させることが急務に感じた。
この大敗で、選手やチームが受けた精神的なダメージは大きいと思う。
そして、けが人が多くでたことで次節でも飛車角落ちが強いられる可能性もある。
が、元来、Unicornsの強みは、しっかり訓練された選手がとっかえひっかえ出場し、豊富な運動量で勝利をもぎ取るスタイル。
主軸が頑張ることはもちろん、試合ごとにニューヒーローが生まれてくるイメージ。
自分たちに出来ること。
個々人が勝利する為にやるべきこと。
ここをしっかりと見つめ直し、
「たった2週間で生まれ変わることが出来るんだ」
を証明して欲しい。
頑張れ!Unicorns!!
頑張れ!横手主将!!