シーソーゲームの大熱戦なるも
力負けで3連敗
試合結果
9月20日(土) 慶應義塾大学 対 中央大学
17:00 Kick Off @アミノバイタルフィールド
天候:雨
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 計 | |
慶應義塾 | 3 | 14 | 0 | 0 | 17 |
中央 | 7 | 14 | 3 | 7 | 31 |
試合結果
広報部会 山田健太(H7年卒)
幸先よく先制し、2度3度と逆転が続いた試合であったが、最後は攻守で力負け。
この3戦、全てで逆転負けを喫しており、今シーズンは顕著に後半の弱さを露呈している。
試合の流れを追うと、ファーストシリーズはリズムよく攻め込み、K#39北村(2年・宇都宮短大付属)が先制のFG。
中央大に1TD返され逆転されるものの、QB#8山岡(4年・佼成学園)のQBキープで得意の脚力を活かし50y独走のTDで再び逆転。山岡はブロッカーの使い方が上手いと思う。
中央大にTDを許し再び逆転されるものの、今度はRB#31橋口(3年・湘南藤沢)がチーム1と言われる快速を活かし65y走り抜け逆転。QB山岡の長いライドから絶妙なタイミングで橋口に渡した完璧なライドオプションで見事なプレーであった。
しかしながら、ディフェンスが粘れず逆転のTDを再び許し 17 対 21で前半終了。

RB#31橋口(3年・湘南藤沢)の65y独走TD
十分に逆転できる試合展開ながら、今シーズンは後半に息切れがパターン化しており、この試合も、後半は0得点に対して10失点と力負け。17 対 31 で開幕3連敗となった。
3試合を振り返ると、明治戦は前半で10点、後半は0点。東大戦は14点に対して7点。中央戦も前半は14点だが後半は0点。3試合合計で見ると、前半38点で後半は7点となる。
ディフェンスも、明治戦が14失点に対し後半は31失点、東大戦が7失点に対し後半は17失点となり、この中央大戦こそ後半の方が良いとはいえ、前半21失点で後半が10失点。3試合合計で、前半42失点、後半が58失点となっている。

攻守に渡り、如実に後半の崩れが目立ってしまっている。
選手たちの体力、弱点を突く試合中のアジャスト能力、苦しい場面でのリーダーシップ・・・。理由や原因は多々あるだろうし、観客席からは見えてこない問題もあるのだろうと思う。主軸メンバーの欠場も大きいとも思う。
そして、ラストイヤーを迎えた4年生たちは、勝てない不甲斐なさや溜まっていくフラストレーションや焦りなんかもあるのだろう。ただただ毎試合、毎プレー、毎秒で全力を出し切っているかを、ちゃんと自問して欲しい。試合に限らず、練習、ミーティングにおいてもしかり。勝ち負けはしょうがないと言ったら身も蓋もないが、試合である以上、負けもある。学生スポーツの尊さは、全てを賭けて戦い抜くことで、その結果が勝利であればなおさら素晴らしいだけであり、大事なことは、やってきたことを出し切り、その上で何が足りなかったかを学ぶことだと思う。
前半は出来て後半はできない。
きっと出し切れていない何かがUnicornsにはあるのではないかと思う。出し切った部員諸君を見たいし応援したい。
ゲームレポートというよりは、部員諸君への激励になってしまったが、1人、とても目についた選手がいたので最後に紹介したい。
キッキングで抜擢された#84高梨(1年・湘南藤沢)は、FGやパントの際に、本当に全力でプレッシャーをかけていた。あと僅かというプレッシャーを何度もかけていた。1回惜しいではなく、何度も惜しかった。報われなかったが、全力で戦う素晴らしい姿勢であった。きっと、彼の献身的なプレーが勝利を呼ぶ日も来ると思う。
頑張れ!Unicorns!!!!

試合終了後の挨拶