【結果】2020秋季関東大会2回戦 vs早稲田学院

高校監督 深澤(平成9年卒)

皆様

高校監督の深澤です。

いつも高校ユニコーンズに温かいご支援をいただき誠にありがとうございます。

さて、11月8日(日)に関東大会第2回戦が行われましたので、結果を御報告させていただきます。

早大学院との対戦となりましたが、オフェンス・ディフェンス・キッキング全てにおいて相手が勝っていました。非常に悔しい敗戦ですが、選手達は最後まで勇敢に戦ってくれました。

3年生はこれで引退となり、今年度のチームとしての活動は終了となります。振り返ると、今年度は合宿については春夏ともに開催出来ず、試合についても、春は練習試合含めて開催出来ず、秋も本試合含めてたったの3試合で終了と、あまりにもあっという間のシーズンでした。

このような異常事態の中、気持ちを切らさずに最後まで頑張ってくれた3年生を中心とする選手達と、そして何よりも彼らに寄り添って現場を仕切ってくれた学生コーチ達を、心から誇りに思っています。

高校ユニコーンズをこれからも宜しくお願いいたします。

試合結果

日時:11月8日(日)10時キックオフ
場所:慶應義塾アメリカンフットボール場(嵐が丘グラウンド)
対戦校:早稲田大学高等学院

第1Q 第2Q 第3Q 第4Q FINAL
慶應義塾 0 3 6 0 9
早稲田学院 7 7 6 0 20

▼スタッツはこちらからご覧ください▼
http://www.keio-unicorns.com/magazine_photo/202011/20201112-2.pdf

ゲームレポート

秋季関東大会初戦の対戦校は、宿敵の早稲田大学高等学院となった。

今年はコロナウィルスの影響により,定期戦としての春の早慶戦を行うことはできなかったが、関東大会という大舞台において早慶戦が実現することとなった。

1Q、慶應のKCで試合開始。35ヤードほどリターンされるも、LB#47佐々木によるナイスキックや、LB#46民野によるナイスタックルで防ぎ、敵陣35ヤードより早大学院オフェンス開始。これを慶應ディフェンスはLB#59北野のナイスタックル、DL/OL#77石塚やLB#80飯村による相手QBへの激しいプレッシャーによりパントに追い込む。そして自陣45ヤード付近から慶應オフェンス開始。OL#52池田の激しいブロックやRB#4田中のナイスランでドライブを進めるも、相手ディフェンスの好守にあい、4th downギャンブルを行ったものの失敗。早大学院オフェンスとなった。これに対して慶應ディフェンスはDL#9作田による相手OLを圧倒するプレーやDB#26長谷の完璧なマンツーマンにより善戦するも、ずるずるとドライブされTDを奪われてしまう。TFPも決まり、0-7で慶應高校ビハインド。その後の慶應高校のKRは早稲田の好キックによりタッチバック、自陣25ヤードから慶應オフェンス開始。

2Qに入り,QB#16松本によるQBスクランブルやWR#15 吉川のナイスキャッチにより順調にドライブを進め、敵陣20ヤードまで攻め込むも、早稲田の激しいディフェンスによりTDを奪う事ができずFGを選択。キックが成功し、3-7と差を詰める。その後のKCではLB#51舟田の激しい集まりとタックルにより敵陣30ヤード付近から早大学院オフェンス開始。慶應ディフェンスはこれをDB#32沼田の激しい集まりとタックルによって防ぎ、パントに繋げた。しかしこのPRにおいて、リターナーがファンブルしたボールを早大学院にリカバーされ攻守交代。これにより自陣35ヤードより早大学院オフェンスが開始、再びTDを奪われてしまう。TFPも決まりこれにより3-14で慶應ビハインド。次の慶應オフェンスは、KRにより自陣30ヤードから始まったがここで2Qが終了。

3Q、慶應高校のKRから試合が再開し、自陣40ヤードから慶應オフェンス開始。後半から起用されたQB#17山村が流れを変える。OL#60寺田やOL#55川崎の激しいブロックを活かしてRB#3赤川が50ヤード付近から自陣20ヤード付近までロングゲイン。その後QB#17山村がTDを狙ってパスを投げると、相手ディフェンスがたまらずパスインターフェアの反則。その後、DL/FB #92伊牟田やOL#54三好による激しいブロックで空いたギャップを赤川が走り、遂にTD。その後のTFPは失敗したものの、9-14と点差を縮めた。その次のKCはタッチバックとなり、敵陣25ヤード付近から早大学院オフェンスが開始。しかしDB#31丹羽の上がりの早いタックルにより相手をまたもやパントへと追い込んだ。これにより敵陣45ヤードより慶應オフェンス開始。これに対しオフェンスが思うようにドライブすることができず、パントを選択。敵陣20ヤードより早大学院オフェンス開始。慶應ディフェンスはこのシリーズ、相手オフェンスに80ヤードをドライブされ、TDを奪われてしまう。その後のTFPはDL#98葛西がキックをブロックし、9-20で慶應高校ビハインド。その後は慶應高校のKRで自陣35ヤード付近から慶應オフェンス開始。相手ディフェンスはこれを好守し、4th downへと追い込まれてしまう。

4Qに突入し慶應高校はここで、パントフェイクのスペシャルプレイでフレッシュを狙おうとするも失敗。自陣40ヤード付近より早大学院オフェンス開始。慶應ディフェンスはこの位置からの相手オフェンスに対して、4th down outさせパントへと繋げた。このパントプレーにおいて早大学院は、スペシャルプレーを用いてフレッシュを狙ってきたが反則により失敗。10ヤード罰退して再び早大学院のパントで試合再開。ここで早大学院がスナップを大きく後ろに外すもブロックできず、自陣30ヤードより慶應オフェンス開始。QB#16松本からWR#13池端やTE#87清原へのパスプレーにより、短時間で敵陣20ヤードまで攻め込むもTDを奪いきれず、FGも外れてしまう。その後の早大学院オフェンスを慶應ディフェンスはドライブされながらも抑え、追加点を与えず試合終了。9-20で早稲田大学高等学院の勝利。

宿敵早稲田に対してODK共に相手が上回っており敗退してしまったが、2、3年生の選手全員が死力を尽くして奮闘した素晴らしい試合だった。