【結果】2021秋季関東大会1回戦 vs駒場学園高校

駒場学園にタイブレークの末、惜しくも初戦敗退

 

慶應義塾高校 監督 深澤 真一(H9年卒)

平素は、塾高ユニコーンズの活動に温かい御支援と御理解をいただき、本当にありがとうございます。
去る11月23日(祝)に駒沢第二球技場にて、駒場学園と関東大会初戦を戦い、タイブレークの末敗戦したことをご報告させていただきます。これにより今年度のチームの活動は終了となります。

思い返せば、コロナ禍における感染対策、活動制限により、十分な練習時間を確保できない中で、教員の皆様、学生コーチ、および社会人スタッフ達と様々な協議を重ね、まさに試行錯誤の1年でした。
合宿も出来ず、練習試合もほとんど出来ない中で文字どおり「ぶっつけ本番」の秋大会。3年生を中心に高校生達は勇敢に戦い、本当に頑張ってくれました。心から誇りに思っています。

今年度のチームの活動はこれで終了となりますが、新チームは既に始動しています。引き続き塾高ユニコーンズに温かいご支援を宜しくお願いいたします。

試合結果

2021年11月23日(火) 慶應義塾高校 対 駒場学園高校
@駒沢第二球技場 10時キックオフ

第1Q 第2Q 第3Q 第4Q OT FINAL
慶應義塾 7 6 0 0 3 16
駒場学園 6 7 0 0 6 19
↓スタッツ・個人記録・スタメン表はこちらをご覧ください↓
http://www.keio-unicorns.com/magazine_photo/2021/20211202-1.pdf

ゲームレポート

慶應義塾高校アメリカンフットボール部
学生コーチ 寺田 光甫(大学1年)

秋季関東大会初戦の対戦高は、宿敵の駒場学園高等学校となった。駒場学園とは2017年以来の対戦である。当時、タイブレイクコンバージョンまでもつれこんだ因縁のあるチームだ。

1Q、慶應の KR で試合が開始。慶應Oは自陣36ヤードから攻撃することになった。RB#8 松下の力強いランやTE#87山岡のキャッチにより敵陣まで攻め込んだが駒場学園ディフェンスのインターセプトにより、自陣8ヤードより慶應ディフェンスへ攻守交代。

この好機を駒場学園オフェンスは見逃さずにしっかりとタッチダウンへと繋いだ。その後のTFPは慶應ディフェンスのプレッシャーもあり失敗に追い込み得点は0-6

KRで自陣を回復し慶應オフェンス開始。QB#98工藤の正確なパスとWR#11今井のナイスキャッチにより敵陣11ヤードまで進め、OL#52 池田とOL#71一丸の激しいブロックがタッチダウンを演出。TFPも決め7-6

タッチダウンを獲得したTB#8松下

KCではOL#52池田のナイスキックとOL#77田中による激しい集まりとタックルにより敵陣21ヤードに駒場を抑えた。LB#33伊藤が相手QBのファンブルを誘い、LB#12川口のナイスタックルにより駒場学園オフェンスをパントに追い込んだ。

しかし、駒場学園の激しいディフェンスにより慶應オフェンスは思うようなドライブができずパントに追い込まれた。その後はDL#23川上のパスラッシュでQBにプレッシャーを与え、DL#9作田のナイスタックルにより2nd191Qを終えた。

2Q になっても慶應ディフェンスの勢いは衰えず、そのまま駒場学園をパントに追い込んだ。しかし慶應オフェンスも流れをものにできずパントをチョイス。

ここで慶應ディフェンスはDL#9作田による二度にわたる意地の集まりとタックルにより駒場学園オフェンスを再びパントに追い込み、自陣45ヤードから慶應オフェンス開始。

キャリアーに集まるDL#9作田、LB#12川口、LB#33伊藤

慶應オフェンスはQB#98工藤の正確なパスやWR#18小島によるナイスキャッチとナイスエフォートやWR#4重田のナイスキャッチにより敵陣17ヤードまで攻め込む。そしてWR#18小島のワイルドキャットでのナイスランによりタッチダウン。TFPは決めきれず、13-6

前半終了間際、駒場学園オフェンスにタッチダウンを取られてしまい、TFPも決められ、13-13
イーブンの状態で2Q終了。

QBとしてOのドライブに貢献し続けた#98工藤

3Q、慶應高校のKCから試合が再開。敵陣30ヤードから慶應ディフェンス開始。DB#30中村やLB#56鎌田による激しいタックルによりパントに追い込み、自陣22ヤードから慶應オフェンス開始。

しかし再三に渡る駒場学園の激しいディフェンスにより慶應オフェンスはパントに追い込まれてしまい、敵陣45ヤードから慶應ディフェンス。

このドライブで駒場学園の力強いオフェンスにより自陣まで攻め込まれるもLB#41吉田の激しいタックルとDB#30中村のインターセプトにより慶應はモメンタムを手繰り寄せながら慶應オフェンスへと繋げた。しかしこれを決めきれず3Q終了。13-13

4Qでは両校攻守とも素晴らしく、要所要所で各選手が活躍し、得点が入らないまま13-134Qが終了。

全てが決まる瞬間タイブレークコンバージョンへ。
やはり慶應高校と駒場学園はこのようなフィナーレになるような運命なのか2017年以来の意地とプライドがぶつかる最終決戦が開始。

先攻は慶應オフェンスとなった。敵陣25ヤードから開始。
ここでQB#98工藤のナイスパスとWR#10のナイスキャッチにより敵陣7ヤードまで攻め込む。しかしファンブルや駒場学園ディフェンスの好守に遭い、タッチダウンを逃し、FGOは成功。

FGのkickerとしてチームに貢献し続けた#56鎌田

続いて自陣25ヤードから慶應ディフェンス開始。LB#41吉田のナイスタックルやDB#7北田の激しいタックルにより駒場学園オフェンスを抑えていたがジリジリと攻め込まれ、タッチダウンにより試合終了。
駒場学園高等学校の勝利。

因縁の相手駒場に対してODK共に実力が均衡しており敗退してしまったが、23年生の選手全員が奮闘した素晴らしい試合でこれからの慶應高校に大きな兆しが見える試合であった。

一年間、応援いただきありがとうございました。来シーズンは念願の日本一というタイトル獲得に向けて学生コーチ、選手一同、鍛錬を重ねたいと思っております。
どうぞ引き続き応援のほど、よろしくお願いいたします。


今シーズン全試合のゲームレポートは学生コーチの皆さんに作成いただきました。
本業の傍らでタイムリーな情報発信にご協力いただいた学生コーチの皆さんに改めて御礼申し上げます。来シーズンも引き続き、未来のUnicornsを担う弟分・塾高Unicornsの活躍に注目しましょう!

アメリカンフットボール三田会
会員親睦部会 情報発信担当 一同