【結果】2022秋季神奈川県大会準決勝 vs鎌倉学園高校

塾高Unicorns 鎌倉学園を下す
関東大会出場確定!

試合結果

2022年10月9日(日) 慶應義塾高校 対 鎌倉学園高校
@日吉陸上競技場

第1Q 第2Q 第3Q 第4Q FINAL
慶應義塾 7 14 13 0 34
鎌倉学園 0 0 6 0 6

詳細は下記PDFをご覧ください。
http://www.keio-unicorns.com/magazine_photo/2022/20221011-2.pdf

ゲームレポート

山田 健太(H7年卒)

前節、僅か15名程度の横浜立野高校に大苦戦を強いられた塾高Unicornsだが、鎌倉学園との1戦は、だいぶ切れ味が戻ってきていた。

オフェンスは副将#98工藤君が先発。
ファーストシリーズはノーフレッシュと見せ場なく終わったが、続くシリーズ、WR#18三木君、RB#32三穂野君とエース格の選手でゲインを重ね、最後は期待の2年生WR#15青木君へストリークをヒットさせ先制TD。
工藤君らしい優しいタッチのパス。
活躍すべき選手がしっかりと活躍してのTDと良いスタートを切った。

副将#98QB工藤君 優しいタッチのパスが持ち味

ランアフターキャッチでも持ち前のエフォートを見せる#32エースRB三穂野君

鎌倉学園はトリプルオプションとそのフェイクパスを織り交ぜるオフェンス。
RB,QB,ニアレシーバーに好プレイヤーを配置しており、スピード感あり、なかなかの完成度。
ディフェンスはじりじりとドライブされる展開が続くが要所要所を踏ん張り、パントやフィールドゴールに追い込む。

ディフェンスを支える3年生LB、#54渡辺君・#97国井君

鎌倉学園は攻守において充分な力量を持ったチームであったが、残念なことにキッキングの完成度が低かった。
Unicornsの先制点もミスパントから良いフィールドポジションを得てのTDであったが、その後も、フィールドゴールトライでのスナップミス、2.3回発生したパントブロックなど、キッキングのミスで自滅していった。

2Q残り1分30秒の時点で14対0とリード。
2ミニッツオフェンスで、チームの大黒柱#3TE尾形が独走TDを決め21対0。
この見事な2ミニッツオフェンスで「勝負あり」の展開となった。

100キロありながら抜群のスピードを持つ絶対的エース #3TE尾形君の爆走

後半も順調に得点を重ね、ファイナルスコア34対6で勝利。
神奈川県大会決勝へ駒を進めるとともに、2位以上が確定したことから、関東大会の出場も確定した。

振り返ってみると、早々に鎌倉学園がキッキングのミス(むろん、Unicorns選手のプレッシャーあってのことだが)で自滅したことがターニングポイントであったが、Unicornsもキックオフカバーで大きくリターンをされたり、トラポンも1つ外しているなど、必ずしも完璧にキッキングを遂行出来ていた訳ではない。

次節法政戦、そして関東大会の相手は、ミスした方が負ける厳しい戦い。
キッキングだけではないが、攻守蹴の「蹴」の大切さを学べた試合だと思うので、今後の修正、そして成長に期待したい。

最後、目立った選手を何名かご紹介。
あまり紹介する機会が少なかったが、#5DB山下君。
どの試合でも、しっかり仕事をこなしており、よく目に留まる好選手。

TDを記録した#9TE大比良君と、常に安定したパフォーマンスを見せる#5LB山下(敬)君

最後のTDを決めたのは#9TE大比良君。
初TDか定かではないですが、嬉しい活躍でしょう。

点差が開いたこともあり、ラストシリーズは、1年生QB#16金澤君が登場。
経験を積み、良いQBに育って欲しいものです。

関東を制するには、まだまだという部分もありましたが、ベクトルが上向きのようで今後の展開が楽しみ。
まずは次節、永遠のライバル法政二高との戦いに集中し、神奈川チャンプを手に入れて貰いましょう。