塾高UnicornsToru Matsuda
【結果】2022秋季関東大会準決勝 vs足立学園
足立学園に雪辱!!
関東大会決勝に進出!!
試合結果
2022年11月13日 @東伏見グランド
vs足立学園
|
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
OT |
TOTAL |
慶應義塾 |
0 |
7 |
0 |
7 |
– |
14 |
足立学園 |
0 |
0 |
7 |
0 |
– |
7 |
詳しくは下記PDFをご参照下さい。
http://www.keio-unicorns.com/magazine_photo/2022/20221116-2.pdf
ゲームレポート
広報部会 山田 健太(H7年卒)
駒場学園に続き、足立学園にも春の雪辱を晴らし、4年ぶりとなる関東大会決勝に駒を進めた。
この試合も大接戦の末の勝利となったし、どちらに転んでもという部分はあったが、オフェンスラインが足立学園を終始コントロール出来ていたので、見ていての安心感はあった。
混戦になった最初のポイントは、Unicornsのファーストシリーズ。
リズムよく攻め込むも、ボールオン3yで攻めあえぎ、4thダウンへ。ここで果敢にギャンブルを選択したが失敗となる。この判断の是非はともかく(個人的にはあり)、ここで得点を取り損ねたことが痛かった。
後半も敵陣でのギャンブル失敗があり、勝負所で決めきれず混戦という図式。
ゲーム展開を追うと、1Q〜2Qにかけては、お互いゴリゴリとランプレーを出しながらも攻め込み切れずパント合戦。足立学園のQB,RBが非常に優秀で、やや劣勢の時間もあり耐える展開。
余談ですが、今年、関西学院大学で1年生QBとして何試合かスタメン出場している星野君という次世代のスター候補をご存知でしょうか?
その弟が足立学園の2年生QBであり、弟星野君も末恐ろしい才能を開花させつつあった。
前半残り1分30秒、自陣35yで前半最後のドライブ。
残り時間、フィールドポジションをみれば、まずまず厳しい状況だったが、エースRB32番三穂野君(3年)のドローとエースWR15番青木君(2年)へのパスでロングゲイン。ボールオン20yまで攻め込み、最後は再びWR青木君にTDパスをヒット。
7対0と均衡を崩した。
TD量産WR15番青木
しかし残り30秒で足立学園の逆襲を許す。
パーソナルファールなど自滅もあり、自陣27yまで攻め込まれるが凌ぎきり前半終了。ディフェンスの要、LB97番国井君(3年)のハードタックルが幾度となく窮地を救っているし、ここを凌げたことも勝敗上は大きなポイントの1つであった。
守護神97番LB国井君
後半は足立学園のオフェンスでスタート。
足立学園のQB,RBのランプレーにアジャストしだしたディフェンスに、逆手をとるプレーアクションパスを投じ同点TD。7対7。
見事なタイミングで繰り出されTDプレー、そしてこの後のオフェンスが停滞したこともあり、再びパント合戦となるが、なんとなく流れが悪い。
Unicornsのオフェンスラインは安定した力を発揮しており、ランプレーも出るし、パスプロテクションもしっかりしていた。QB98番工藤君(3年)のパスも決して悪くないのだが、サイズある足立学園のDLのハンドプレッシャーに幾度となくパスを叩かれてしまい、ショートパス、ミドルパスが通らない。オフェンスが詰めきれない原因はこの部分であり、もう少し対策が欲しかったし、打開策があったのではないかと思う。
安定したブロックを見せたOL陣と、RB三穂野君。左から#75乙部君2年、#77田中君3年、#79丹羽君3年、#55岩戸君3年
残り時間少なくなり、やきもきする展開を打破したのは、この日MVP級の活躍であったもう1人のエースRB92番石井君(3年)。石井君のラン、ラン、パスを挟んで再び石井君のランと、あっという間に敵陣20yまで攻め込む。再び石井君のランで8yまで進み、最後は再びWR青木君へのストリークでTD!14対7とした。
結果を出すWR青木君は本当に頼もしいが、とにかく石井君のランが見事すぎるシリーズであった。
MVP級の大活躍。RB石井君。試合後、足を痛そうにしていましたが決勝は大丈夫ですと力強く話してくれていました!! 勇敢な走りと裏腹に、まだあどけなさが高校生らしいですね。
残り時間4分21秒。
足立学園のラストドライブは時間も充分だったが、主将DL52番山田君が、前節に続き、息の根を止めるロスタックルを決め勝負あり。
リャンメン出場の77番田中君と52番山田君。 これはDLとして出場の場面。
東京勢の壁が厚いと再三書いてきたが、久しぶりに2つの壁を破り決勝進出となった。最後の壁は佼成学園。ここ近年、絶対王者として君臨しているが、この関東大会でも、初戦の法政を62対3、準決勝の立教新座を83対0と、嘘のような点差で勝ち上がってきており、もはやその強さをどう表現して良いのか分からないレベル。
試合時間の短い(10分正式)高校の試合で、しかも関東大会という一定レベルの戦いで、このような点差がつくこと自体が信じがたいし、もはや漫画の世界。
スタッツや戦績で勝機を見いだすことが難しいが、これらはしょせん過去の数字。春の関東大会4位という劣勢から、関学定期戦に勝利し、試合ごとに成長を感じる好チーム。挑戦者の気持ちと、更なる成長で挑み、佼成学園の時代に終止符をうって欲しい。
【案内】2022年関東大会決勝 vs佼成学園
- 日時:11月23日(水・祝) 13:00キックオフ
- 場所:駒沢オリンピック公園総合運動場 第二球技場
- 入場料:一般1,500円、高校生600円、中学生以下無料
※中学生は生徒証の提示をお願いします。
※試合会場での紙の当日券販売はございませんので,事前にチケットをご購入のうえ,ご来場ください。なお,試合当日でもチケットの購入は可能です。
※複数枚購入した場合も他人に譲渡することができません。ご家族・ご友人のチケットを代わりに購入した場合は,購入者がまとめて複数のチケットを提示する必要がありますので,お連れ様とご一緒にご入場ください。
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