広報部会 高木 慶太(H7年卒)
NFLは現地5月4日、国外選手育成システム「IPPプログラム(International Player Pathway Program)」に選出された4選手を発表した。このプログラムを経て悲願のNFL入りを目指した李卓さん(H29・現オービックシーガルズ)は、特にその練習姿勢と俊敏性に高い評価を受けながらも残念ながら選ばれなかった。
李さんは4月にCFLモントリオール・アルエッツからドラフト指名されており、NFLに次ぐ高いレベルを誇るカナディアンフットボールリーグに活躍の場を移す可能性もある。また、NFL入りの余地もなくなったわけではない。
選手評価の第一人者でNFLネットワークアナリストのスコット・ピオリ氏(ペイトリオッツ人事担当副社長、チーフスGM、ファルコンズアシスタントGMを歴任)は自身のツイッターでIPPに選抜された4選手を讃えるとともに、選に漏れた選手の中で唯一李さんの名前を挙げ、成長性のある戦力または練習生としてあらためて強く推挙。影響力のある氏の賞賛に興味を示すチームがあれば、一転フリーエージェントでの契約もあり得る。
「真の勝者はどんなに打ちのめされてもすぐに立ち上がり、前に進み続けることをこれまでのフットボール人生を通して学びました。」と李さん自らも力強くコメントしており、次なるステップに注目したい。