【MNP(医学部)】2025医科歯科リーグ第2節 vs昭和医科大学

監督 山田深/主務 佐野文音

初戦を経て迎えた今年度第2節、昭和医科大学戦の模様をお伝えします。

セレモニーに並ぶ選手

試合結果

2025年11月9日(日) 慶應義塾大学医学部 対 昭和医科大学
14:00 Kick Off @獨協医科大学グラウンド
天候 曇りのち雨

1Q 2Q 3Q 4Q
慶應義塾 3 6 6 0 15
昭和医大 7 0 0 0 7

ゲームレポート

コイントスで勝った慶應は後半の攻撃を選び、慶應のキックオフで幕を開けた。立ち上がりを丁寧に行きたいところだったが、パスやQBのランが止まらず僅か3プレーで先制TDを喫することとなる(慶應0―昭和医7)。慶應サイドには早くも暗雲が立ち込めた。対する慶應オフェンスは、ランやパスで繋ぐもエンドゾーンに届かずFGへ。これをKicker#77中嶋(3年)がきっちりと決め、3-7で第1Qを終える。とは言えその後も終始昭和医科大学の流れであったが、慶應ディフェンスが粘り、相手をFGへ。するとまさかFGが失敗に終わり、ここで初めてモメンタムが慶應に傾き始める。

キックをするKicker#77中嶋(3年)

迎えた慶應オフェンスはランやパスがテンポよく続く。4th downにもつれ込む時もあったが、Punt fake specialを成功させてフレッシュを獲得。一気にモメンタムは慶應へ。最後はWR#11下城(1年)へのverticalが決まり、慶應がTDを取り返す。FGは外してしまったが、これにより慶應が逆転。スコアは9-7となる。昭和医科大学は反撃するも、慶應のディフェンスが粘り、更には主将LB#7木村(4年)がインターセプト。第2Q終了まで、昭和医科大学の追加点を許さなかった。

戦術を確認するオフェンスコーディネーター補佐と選手

ハーフタイムが明け、慶應はキックリターンから再開。このまま流れに乗りたいところであったが、フレッシュを獲得できず昭和医科大学のオフェンスへ。試合の緊張が高まる中、相手のPunt snapのミスを逃さず、OL#55野島(1年)の粘り強いタックルで流れを引き寄せた。敵陣深くから始まったオフェンスは、主将WR#7木村(4年)へのパスが通り、再度慶應がTD。2 point conversion attemptは失敗に終わったが、スコアを15-7と伸ばした。そこからは両者譲らず、膠着状態のまま最終Qへ。最終Qでは、昭和医科大学オフェンスがTDまで残り1ydの地点まで侵入し、慶應は危機的状況を迎えることもあった。しかしDLの活躍やDコーディネーターの采配が光り、残された僅か1ydをなんとか守り抜く。最大の危機を乗り越え、慶應ムードは一気に加速。そこからは上手く時間を使い、リードを死守したまま試合終了。スコアは15-7。慶應の逆転勝ちで第2節も白星を飾った。

ハドルを行なっている写真

最後まで諦めずに戦い抜く粘りと、互いを信頼し支え合う姿勢が光った試合となりました。全員がそれぞれの役割を全うし、まさにチーム全体で掴み取った勝利です。
この勝利を糧に、最終戦ではさらなる成長と結束を示せるよう、より一層精進してまいります。ここまで支えてくださったすべての方々への感謝を胸に、最終戦の勝利に向けて全力で臨みます。

引き続き、温かいご支援、ご声援のほど、よろしくお願い申し上げます。