【新生UNICORNSのチーム作りとは】Vol.2:新しい幹部構造 2025.02.20

マーケティング担当 橋谷友太朗(新4年)

合計4回にわたって「新生UNICORNSのチーム作りとは」をテーマに掲載するコーナー。
第2回のテーマ:「新しい幹部構造」

別記事でも紹介したが、2025年度のUNICORNSの幹部が発表された。

《新幹部》

  • 主将:DB #6 横手謙太朗(4年・慶應義塾)
  • 副将:WR #1 久保宙(4年・慶應義塾)
  • 副将:OL/DL #53 作田太一(4年・慶應義塾)
  • 主務:WR #82 飯塚奏太(4年・慶應義塾)
  • クオリティコントロール:GC 寺垣佑真(4年・慶應義塾)
  • New Unicorns Project リーダー:DB #20 小島陽生(4年・慶應義塾)
  • OFFENSE リーダー: QB #8 山岡葵竜(4年・佼成学園)
  • DEFENSE リーダー:LB #4 倉田直(4年・南山)
  • KICKINGリーダー:LB #13 赤木龍士朗(4年・鎌倉学園)

主将は、医学部ながら3年生でディフェンスリーダーを務めた横手に決定。塾高UNICORNSの主将・作田と、1年生の時からグラウンドで存在感を出し続けてきた久保宙が副将に。そして、今年も選手から主務が選出され、飯塚が務めることになった。

新主将 DB #6 横手謙太朗(4年・慶應義塾)

主将・副将・主務で幹部の肩書きは揃ったように思えるが、今年は幹部構造を抜本的に改革。ODKリーダーに加え、New  Unicorns Projectのリーダーを幹部に格上げし、またクオリティコントロールという役職を新設した。

どのようにして、こういった構造に決まったのか。

そもそも、新4年生はリーダー気質のある人が多かった。昨年はリーダーポジションの4割弱が横手の代から選ばれていた。また、チーム内で「主将」「副将」「主務」という型にはめるのが難しかった。それぞれのリーダーシップがあり、そもそも「幹部=主将、副将、主務」にこだわる必要はないのでは、という考えに至ったわけである。

そこで、「対外的な幹部」と「チーム内幹部」という考え方が生まれた。

「対外的な幹部」とは、今まで通りの「主将」「副将」「主務」である。つまりは、チーム外に発信する時の、肩書きとしての幹部4名となる。公式戦において、幹部として発表されるのは「主将」「副将」「主務」の4名になる。

そこに加えて「チーム内幹部」とは、チームを強くする上で、重要な役割となる人たちを配置したものになる。「チーム内幹部」には、「対外的な幹部」のうち、主務を除いた3名に、New Unicorns Project リーダーとクオリティコントロール、そしてODKリーダーを加えた8名体制となる。チーム内幹部は、実質的な組織運営を担い、た作りたいチーム像から逆算して選出された。

チーム内で起きた様々な事案から立ち上がるべく発足した再生プロジェクト。それを残し、発展させる形で継承されたNew  Unicorns Project(通称NUP)。NUPはチームの土台を作る上で一番重要な役割と言っても過言ではない。部員全員で部活動運営を行うためにも、重要な施策である。そこで、NUPのリーダーを幹部にすることが決まった。NUPリーダーは、昨年、環境WGリーダーとして、場・環境の整備を引っ張ってきた小島に決まった。彼には、組織を運営するための土台を強固なものにするべく、チーム運営の中心として動くことが求められる。

また、練習の運営に絶対関わるGCリーダー。練習の時間管理、メニュー組み、など練習の質に対して責任を持つ。しかし、スタッフリーダーとも役割が違うため、クオリティコントロール(通称QC)という役職を新設した。QCには、GCリーダーの寺垣が就任している。

そして、ODKリーダーは、その名の通り、ODKユニットのトップである。誰よりもそのユニットのことを理解し、誰よりもODKについて考え、日本一のユニットを作り上げる責任がある。そのため、ODKユニットのことを最優先で考え、ODK各ユニットを強くするためのことを幹部として行なう。

ここで、「チーム内幹部」から主務が外れた理由だが、これは選手兼任であることが理由として大きい。主務は対外的なやりとりに専念する。主として体育会とのやりとりだ。飯塚は、体育会本部に所属し、体育会全体の活動にも貢献してきた。その経験を活かし、チームの顔として対外的な業務にあたる。

以上の理由からこの幹部構成が出来上がった。

幹部構造を図にまとめるとこのようになる。例年と大きく異なる

例年とは大きく異なる幹部構造。日本一を目指す基盤は整ってきている。
(次回は、主将・横手に迫った記事を掲載予定)