【結果】2024秋季リーグ戦第3節 vs立教大学

魅せた個人技!
立教をアップセットし2連勝!!

試合結果

2024年9月21日(土) 慶應義塾大学 対 立教大学
13:00 Kick Off @東京ドーム
天候 晴

1Q 2Q 3Q 4Q
慶應 0 7 14 10 31
立教 3 10 7 0 20

▼試合詳細は下記リンクをご覧ください▼
20240921-速報- 立教大学戦

ゲームレポート

広報部会 山田健太(H7年卒)

前半は2つのターンオーバーとオフェンスは自滅。
ディフェンスは、立教RBを止めることが出来ず、ずるずると失点を重ねてしまう。
かなり立教ペースでの試合ではあったが、前半終了時点で7対13と1ポゼッション差で折り返せたことが救い。
苦しいながらもなんとかFGに凌ぎ、最近存在感を増しているWR藤崎(4年・80番)のTDもあり、もっと差がついてもおかしくない展開でありながら、なんと踏ん張ったという前半。
後半もディフェンスがピリッとせず、先に立教が追加点。
7対20
「まだいける!」と心で思いつつも、攻守に渡り圧倒されており、相当に苦しい状況に追い込まれたとも感じた瞬間でもあった。
この苦しい状況をリターナー丹羽(4年・28番)が一気にひっくり返す。
リターナー生川(2年・19番)がキャッチし、丹羽にリバース。
一気に右サイドラインを切れ上がり、見事で豪快なTDを返す!!
14対20と再び1ポゼッション差に戻すと共に、ここまで鬱憤を晴らすかのように攻守で圧倒し始めた。

リターンTDを決めた#28丹羽(4年・慶應義塾)

QB松本(4年・16番)が強烈なサックを受け、さらに2人くらいのタックルを受けながらも耐え、そこから懸命のブレイク。
サックを逃れただけでも驚異的なタフプレーであったが、ブレイクし、LOS手前でフリーになっていたWR久保(3年・1番)を見つけ、冷静にパスをヒット。久保がそのままエンドゾーンまで走り込み21対20と逆転に成功!!
この試合で初めてのリードを奪う。

TDパスを決めた#16QB松本(4年・慶應義塾)

ディフェンスも後半途中まで、理由は定かではないが得意のブリッツをあまり使わずピリッとしなかったが、慣れ親しんだ攻撃的なディフェンススタイルに戻し安定。
1点差とまだまだ予断を許さない状況で、1年生から試合出場と期待されているDE天野(2年・57番)が、ショベルパスをインターセプトするというレアなビッグプレー。
このシリーズをFGに結びつけ24対20に。
同じく2年生で、小柄ながら抜群のスピードを誇るDE田中(2年・50番)も勝負どころでサックを記録。手薄なDL陣ではあるが、下級生が結果を出してきていて、今後に期待したい。

ショベルパスをインターセプトした#57DE天野(2年・鎌倉学園)

最後は、プレーアクションからのスクリーンパスを、ニアレシーバーのみならずRBも兼務するエース黒澤(4年・9番)が50y走り抜け、ファイナルスコア31対20で勝利!
振り返ると、前半と後半で別チームのような勢い。
最初から最後まで自分たちの戦いが出来るに越したことはないが、相手あってのスポーツ。リターンTDというビッグプレーをきっかけに取り戻したモメンタムを、しっかりと勝利に結びつけられた勝負強さは成長を感じさせてくれた。
オフェンスは、2ファンブルロストと1インターセプト。
まだ、この辺りは甘い。
この試合は、前節のようなリズム良いドライブというより、個人技でのビッグプレーが多かった。
リズム良いドライブは美しいが、Unicornsのオフェンスはタレント揃い。
このようなオフェンス、点の取り方も1つだろうと思う。
立教のエースRBは本当に素晴らしく、縦横無尽にゲインを重ねていたが、絶対的なエース格はこのRB1人で、さすがに最後は見るからに疲弊していた。
Unicornsは、最初のTDをあげたWR藤崎も試合ごとにキレキレになり、久保、水野(4年・7番)、黒澤とどこからでも点が取れる布陣。
タレントの豊富さの差が出た勝利とも言えるのかなと思う。
前節のビッグリターンに続き、今週のリターンTDの丹羽。
前節の勝負を決めた49yFGを成功させたキッカーの佐々木(4年・11番)は、1FG成功もさることがながら、キックオフの高さ、飛距離共に良かった。
これに加え、パンター泉山(2年・39番)が素晴らしい!!
1発の飛距離はあるものの安定感に欠ける春シーズンであったが、ここにきて課題の安定感が出てきている。大きく陣地回復に貢献したし、キックオフカバーでも見事なソロタックルを決めるなど大活躍。
キッキングMVPは丹羽だろうが、泉山の活躍も実に見事。
力を入れているキッキングで結果が出ており、ここは昨年からとても素晴らしいと感じている。

飛距離に加えて安定感が増してきた#39P泉山(2年・慶應義塾)

ディフェンスは、早稲田、明治、立教と好RBに対応しきれていないところが懸念材料。オフェンス強化があるのだろうと思うが、主将石塚(4年・75番)がOL中心の起用。
そして、副将朝比奈(4年・58番)はNだったはずだが、こちらもOLに専念しているようで、DL陣は経験含めやや手薄。
LB陣も、まだまだタックルが甘く、2人目3人目と集まりは良くなってきているのだが、この2枚目、3枚目も外されているので傷が深くなっている。
最後の最後、しっかり踏ん張れているし、後半になってのアジャスト力もあるので、あとはしっかりと仕留めるところに焦点を絞り取り組んでくれればと思う。
次節は、早稲田と並び優勝候補の法政。
早稲田にこそ苦杯を舐めたが、今年は早稲田、法政と互角に戦える戦力があると確信しています。
シーズンを通じて成長していくことは大事だが、法政戦に向けた集中力と準備でワンランク上の大成長を期待したい。そして、その姿を見せて欲しい。
1週空いての10月6日。
法政相手に成長した姿を見せてくれるであろう後輩たちを、全力で応援してあげましょう!!

応援に駆けつけたOB・OG

東京ドームには多くのOBOGの皆様にも応援駆けつけていただき、Unicorns観戦を楽しんでいただいておりました。
皆様からいただきましたお写真も紹介させていただきます。

H4卒ご同期

H3卒、H4卒の皆様で反省会

 

H4卒、H5卒ご同期

 

H5卒ご同期

H7卒ご同期

 

H11卒ご同期

 

R2卒ご同期

 

現役2年生のご父兄

 

UnicornsのUをハンドジェスチャーで表現するフラッグフットボール世界選手権3位のDB上松(慶應大2年)とH7卒山田さん

是非この先のシーズンも盛り上げていきましょう!
会場での応援も宜しくお願いいたします!