塾高父母会 多賀谷昌幸
試合結果
6月8日(日)春季関東大会 2回戦
慶應義塾高校 対 佼成学園高校
9:45 Kick Off @アミノバイタルフィールド
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 計 | |
慶應義塾 | 7 | 0 | 0 | 10 | 17 |
佼成学園 | 0 | 0 | 7 | 7 | 14 |
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ゲームレポート
手に汗握るシーソーゲームを制し、佼成学園を撃破!
慶應義塾高校 17 対 佼成学園 14
長年続けてきた連勝記録が途切れた佼成学園。
しかしながら、強力なラインズや、一発タッチダウンを奪えるアスリート揃いのスキルポジション。
名前負けせずに、佼成学園の壁を打ち破れるか。
今年こそは、とユニコーンズOBの皆さんもスタンドにたくさん駆けつけて下さいました。
【1Q】
慶應K#99大島(3年)のキックで試合開始。
前の試合リターンTDもしている佼成リターンを、
LB#9戸田周(3年)を中心にしっかり集まり、危なげなくストップ。
最初のディフェンス。
ランプレーで進まれるも、
DL#99大島、LB#9戸田周のロスタックル、3rdロングのパスは相手の落球にも助けられ、3回の攻撃でパントに追い込む。
先制したい、慶應の最初の攻撃。
ランプレー3回、速いDLを押さえ切れず、パント。
続く佼成オフェンスはまたも3回でパント。
慶應ディフェンスの頑張りで、よいフィールドポジションが続く。
2回目の慶應オフェンス。
QB#5野口(3年)からエースWR#10高木(3年)へのパスを連発し、
QB#5野口からWR#10高木へのパスで4thギャンブル成功。
QB#5野口のスクランブル、WR#18鈴木隆(2年)へのパスで前進し、
最後はQB#5野口がスクランブルから10yds走りきり、先制のタッチダウン!
K#80田代(2年)のキックも成功し、
慶應7-0佼成、と幸先良く先制。

QB#5野口のランで先制タッチダウン!

先制タッチダウンを喜ぶWR#10高木とQB#5野口
続くキックオフカバー、佼成のリターンに50yds付近まで大きく戻される。
やはり佼成のキックオフリターンは大きな脅威がある。
中のランプレーでは10yds近く進まれ、いやな流れになり始める中、
続くリバースでは、DB#1多賀谷(3年)が速い上がりでロスタックル。

DB#1多賀谷がリバースをロスタックル
【2Q】
今度は中のランプレーをDB#1多賀谷がタックルで仕留めパントに追い込む。
しかし、
パントスペシャルからランでフレッシュ獲得され、ゴール前まで迫られてしまう。
しかし、ここで慶應ディフェンスが粘り、
ドローからのラン、続くショートパスをLB#3渡邉(3年)が連続タックル。
4thギャンブルは佼成WRが落球し、なんとか慶應ディフェンスがゴール前で守り切った。

LB#3渡邉が低いタックルで仕留める
続く、自陣深くからのオフェンス。
ランプレー2回は相手DLのスピード、パワーにおされ、進めない。
3rdダウンのパスは、WR#18鈴木隆がキャッチ、スピードに乗って、50yds付近までビッグゲイン!
勢いが出てきた慶應オフェンス。

WR#18鈴木隆のスピードあふれるランアフターキャッチ
RB#36大場(2年)のランは、OL#52岩永(3年)、OL#72(命尾)、WR#21日高(3年)のブロックで大きな穴をあけ、フレッシュ獲得。
RB#15鶴田(3年)の思い切りの良いランも進み始め、
WR#86横手一(2年)のパスでフレッシュ獲得。
相手ゴール前まで迫った4thギャンブルは、
QB#5野口からWR#10高木へのパスは、キャッチ成功するも、惜しくも足が残らず、攻守交代。
続く佼成の2minオフェンスをしっかりとめて、前半終了。
慶應7ー0佼成、と慶應リードで前半終了。
前半はお互いのディフェンスの活躍が目立った。
立ち上がりはパントの応酬。
その後、お互いのオフェンスはドライブしても、最後はディフェンスが粘り、
4thギャンブルを止め合う展開。
点数的には慶應がリードしていて焦りはないが、気の抜けない展開。
10分正式で、あっという間に前半が終了した印象。
【3Q】
慶應のリターンから後半開始。
慶應オフェンスの3プレー目のパスを、いきなりインターセプトされてしまう。
攻守交代。
佼成オフェンスはパス中心に進めて、ゴール前まで進めてくる。
慶應ディフェンスは粘りを見せ、ランをLB#9戸田周、DL#72命尾が集まってとめる。
そして、
ゴール前の4thギャンブルで佼成QBが投げたパスを、DB#1多賀谷が素早い反応で飛び込んでパスカット。
無失点で攻守交代。

4thギャンブルを阻止して盛り上がる、慶應ディフェンス陣
反撃したい慶應オフェンスだが、
相手DLの素早いスラントに割られて思うように進めない。
3回でパントに追い込まれるも、
パンター#31戸田旭(3年)の伸びのあるナイスパント。
WR#2森(3年)、RB#6村木(2年)のスピードあふれるカバーでリターンも許さず、大きく陣地を回復。
しかし、直後のディフェンス。
佼成陣35ydsからTEへのロングパスが成功して、そのまま走りきられてタッチダウン。
相手は佼成学園。一発タッチダウンの脅威が常にあることを思い出させられる。
キックも成功し、慶應7-7佼成と追いつかれる。
続く慶應オフェンス。
RB#36大場のランは、OL#62堀之内、OL#52岩永、OL#71三浦(2年)のブロックがきれいにきまり大きな穴、10ydsのゲイン。
【4Q】
QB#5野口からWR#10高木へのパスは通るが、
DLのスラントからのラッシュでQBへのプレッシャーもかかっている。
そして、敵陣からの4thギャンブルでパスを試みるも、
ブラインドサイドからのLBブリッツで死角からQBサックをくらう。
こぼれたボールを相手DLがキャッチし、そのまま60ydsを走りきられてタッチダウンされてしまう。
キックも成功し、慶應7-14佼成、逆転を許してしまう。
4Q残り時間8分、自陣30ydsからのオフェンス。
QB#5野口からWR#18鈴木隆へのパス2本成功し、敵陣18ydsまで進む。
反則もあり、3rdダウン20ydsの厳しいシチュエーションとなったが、
ここでQB#5野口からWR#10高木のホットラインが炸裂し、
一気にタッチダウンパスが成功。
OL陣のパスプロもバッチリで、QB#5野口も落ち着いて投げられた。

WR#10高木のパスキャッチで、同点タッチダウン!
厳しい状況からだったが、
気落ちすることなく、焦ることもなく、
見事ギリギリのところで4Q同点に追いつく。
K#99大島のキックも成功し、すぐさま同点に追いつくことに成功!
慶應14-14佼成
慶應応援席は立ち上がり大歓声!

慶應応援席は、総立ち!
4Q残り4:30。
勝ち越しを狙う佼成オフェンス、最初のスナップが大きく乱れ、QBの頭上をこえた。
すかさずLB#4仁藤(3年)が割り込んで、値千金のリカバー。
1プレーで攻撃権を慶應に持ってきた!
慶應が勢いにのって、たたみかける!

LB#4仁藤が乱れたスナップをリカバー!

盛り上がるサイドライン!
敵陣23ydsからの慶應オフェンス。
RB#15鶴田が見事なカットバックで中央をつき、一気に敵陣5ydsまで前進。
ここからは佼成ディフェンスも粘り、中のランが連続してDLにとめられる。
タッチダウンはとれなかったものの、
K#99大島のフィールドゴールは危なげなく成功し、逆転!
慶應17-14佼成。
4Q残り時間2:16。
慶應ディフェンス、守り切れるか。
佼成オフェンスは短いパスは成功させ、じりじりと着実に前進してくる。
慶應ディフェンスは、LB#9戸田周のブリッツで相手QBにプレッシャーをかけ、
奥を狙って投げたパスは、DB#17文平(3年)、DB#1多賀谷がしっかりカバーして、通させない。
慶應陣に攻め入られてからのパス、LB#9戸田周のブリッツでパスが浮いたところを、
DB#1多賀谷が試合を決めるインターセプト!
佼成の反撃を断ち切った。
慶應サイドラインは大盛り上がり!

LB#9戸田周のブリッツでQBにプレッシャーをかける

DB#1多賀谷のインターセプトで、佼成の反撃を断ち切った

4Qはめまぐるしい展開で、慶應応援席も大忙し
4Q残り1:13。慶應オフェンス、時間を使い切れるか。
3rdダウンのランプレー、OL陣で押し込み、フレッシュ獲得。
このまま時間を使い切り、試合終了!
慶應17-14佼成
慶應高校の勝利!
紙一重のシーソーゲーム。
前半はお互いのディフェンスが粘り、我慢の展開。
後半、特に4Qはめまぐるしく展開がかわり、
ギリギリのところで、このプレーが成功していなかったら、流れがどちらに転んだか、というプレーが多かった。
同点にされたり、逆転されたり、したところで、落ち込むことなく、
自分たちで流れをつかみ直せたところは、チームとしての成長だと思う。
次戦は、東京2位の足立学園と対戦。
関東決勝への進出を目指し、熱い戦いを期待したい。
慶應応援席の熱気がますます高まります。
是非、OBの皆さまも、アミノバイタルフィールドまで、足をお運び下さい!
次戦(予定)
6月15日(日) 関東大会 準決勝
慶應義塾高校(神奈川1位) 対 足立学園(東京2位)
12:30@アミノバイタルフィールド
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