神奈川県大会での悔しい敗北を糧に大きく成長するためにも負けられない塾高。一方の早大学院は昨年の早慶戦のリベンジを誓う。ゲームプランに課題は残るものの攻守蹴に全てにおいて安定した実力を発揮した塾高が危なげなく2年連続の勝利を収めた。
試合結果
2026年4月29日(水・祝)第74回早慶アメリカンフットボール対校戦
慶應義塾高校 対 早大学院高校
11:30 Kick Off @駒沢陸上競技場
| 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 計 | |
| 慶應義塾 | 0 | 10 | 7 | 6 | 23 |
| 早大学院 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
塾高父母会 瀧 隼太
1Q
K#80田代(3年)のキックオフカバーで試合開始。
相手リターナーがスピードに乗りリターンをしようとしたところでDB#26田村(3年)がナイスタックル。大きなゲインを許さない。
最初の慶應ディフェンスは敵陣45ydsから。
アウトサイドゾーンのランプレーはゲインを許すもののきっちりとキャリアーに集まってストップ。
続くショットガン隊形からのNo. 2 WRへのパスもDB#31高村(3年)がキャッチのタイミングでタックルをしインコンプリートとする。
3rdダウン5となり相手QBの投じたプレーアクションからのパスを読み切っていたDB#14横手貴(3年)があわやインターセプトというパスカットを見せフレッシュを許さない。
4thダウンのパントリターンでは難しいバウンドをR#17北川陸(3年)がきっちりと処理しオフェンスに繋げる。
攻守交替し慶應最初のオフェンスは自陣22ydsから、
RB#27保刈(3年)のインサイドへのランはOL#79北川慶(3年)、OL#65松田(2年)、OL#78泉(3年)らのナイスブロックにより着実にゲイン。続くプレーは再度ボールを託されたRB#27保刈が相手のタックルを躱し大外に展開し22ydsのゲインをし1stダウンを獲得。着実にボールを進めたい慶應オフェンス、続いての1stダウンではオプションプレーを選択。ピッチを受けたRB#27保刈がオープンに展開、ロングゲインかと思われたが惜しくもサイドラインを割っており5ydsほどのゲインにとどまる。2ndダウンのプレーアクションパスではQB#12瀧(3年)からWR#86横手一(3年)を狙ったロングパスを投じるも失敗。3rdダウンで選択したランプレーは相手LBのブリッツを躱したもののフレッシュは獲得出来ず。4thダウンインチとなった場面ではギャンブルを選択するもここもショートヤーデージでの中央へのランが取りきれず攻守交替となる。
何とか流れを掴みたい慶應ディフェンスは敵陣41ydsから。
相手QBからのパスがTEに投げられたタイミングでDB#5山田(2年)がきっちりとボールにタックルしインコンプリートとする。続くドロップバックからのパスはOL/DL#71三浦(3年)が激しいプレッシャーをQBに浴びせ浮いたボールをLB#80田代(3年)が飛び込んでインターセプトし攻撃権を奪取する。

DL#71三浦、DL#70小谷の激しいラッシュからLB#80田代がインターセプト
ここでチャンスをもらったオフェンスは敵陣45ydsから。
RB#0清水(3年)のランプレーは相手の前がかりなディフェンスにゲインを奪えず。2ndダウンではQB#12瀧からWR#17北川陸へのプレーアクションパスが通り大きく前進するもこのプレー中に反則がありリズムに乗り切れない。続く2度のパスプレーも相手DLの猛烈なパスラッシュを受け不成功、パントを蹴り攻守交替となる。

WR#17北川陸のナイスキャッチは惜しくも反則により取り消し
敵陣37ydsからのディフェンスはDL#88鈴木翔(2年)のペネトレーションによりロスタックル。2ndダウンもLB#43佐藤(3年)を中心とした早い集まりによりゲインを許さず。3rdダウンのランプレーにはLB#23松方(3年)、DL#90荻山(3年)、DL#9荒幡(2年)がきっちりと対応しパントへと追い込む。ここで1Qが終了。
2Q
慶應はR#17北川陸のナイスパントリターンにより攻守交替。
2Q最初のオフェンスではRB#33大場(3年)が#55鄒(3年)らのブロックを活かし2連続のランプレーでフレッシュを獲得。
1stダウンのオプションプレーは僅かなゲインにとどまったが、2ndダウンでTE#81進(3年)へのフラットパターンのパスをヒットさせ新たに攻撃権を得る。
RB#33大場へのオプションプレーでは3人のタックルをかいくぐり5ydsのゲイン。その後2度のインサイドランは相手ディフェンスにも読まれておりフレッシュが出来ず4thダウンギャンブルを選択。ここはRB#27保刈のアウトサイドへのゾーンプレーで見事フレッシュを獲得。さらにはQB#12瀧からWR#86横手一へのロングパスがヒット。一気に相手陣深くへ攻め込む。ここでも#87鈴木俊(3年)らのブロックにより着実にランプレーでゲインを重ね前進をするものの3rdダウンで選択したパスはキャッチをするものの惜しくもアウトオブバウンズとの判定。
このシリーズ2度目の4thダウンギャンブルを選択。勝負のプレーはインサイドへのランプレーであったが少しプレーコールが単調になったところを相手ディフェンスの鋭い動きに阻まれ得点に繋げることが出来ず相手に攻撃権を渡してしまう。

LB#1皿澤のインターセプトリターンタッチダウン
敵陣7ydsからの慶應ディフェンス。
最初のランプレーは止めたものの続くプレーアクションパスからNo. 2 WRへのコーナーパターンのパスを通されフレッシュを奪われる。スクリーンパスは相手のミスによりインコンプリートとなり迎えた2ndダウン。
相手QBが投じたパスを狙いすましたLB#1皿澤(3年)がインターセプトしそのままリターンタッチダウン!頼れる副将がディフェンスでビッグプレーを魅せる。
K#80田代のTFPも成功しこの試合両チーム合わせて初めての得点となる。
慶應 7-0 早大学院

WR#86横手一のナイスキャッチ
慶應のキックオフカバーにより試合再開。
相手陣30ydsからのディフェンスでは1stプレーでいきなりDB#31高村がインターセプト。相手に攻撃する機会を与えない。

DB#31高村のインターセプト
ディフェンスからボールを託されたオフェンスはOL陣のブロックを活かしたRB#33大場の力強いラン、QB#12瀧からWR#1皿澤へのパスで前進.
TE#81進とOL#55鄒らが完璧なブロックにより空けたコースをRB#33大場が力強く突破し新たな攻撃権を獲得する。
続く1stダウンではTE#81進がパスをしっかりとキャッチ、WR#20脇元(3年)の好ブロックもあり前進。続けてパスプレーを選択するも相手DLのあわやQBサックという激しいプレッシャーを受けつつもQB#12瀧がしっかりとTE#81進にパスを投じ、タックルミスも誘発しさらにフレッシュを獲得。
残り時間も少なくなる中最後はフィールドゴールを選択。ここでK#80田代がきっちりと成功させ10対0とリードを広げ前半を終了する。
慶應 10-0 早大学院

TE#81進、OL#55鄒のナイスブロックを活かしたRB#33大場のランプレー

K#80田代は落ち着いてFGを成功
2ポセッション差をつけハーフタイムへ。
3Q
慶應のキックオフリターンにより試合再開。少しショートしたボールをRB#0清水がリターン。自陣28ydsからのオフェンスとする。
前半の勢いそのままに攻勢をかけたいところであったが、反則やQBサックなどで3 and アウトとなってしまう。
苦しい場面であったがここでP#81進がナイスパントで陣地を回復。
敵陣37ydsからのディフェンスは短いパスが成功するもDB#14横手貴が素早いタックルでランアフターキャッチを許さず。
3rdダウンショートとなった場面でも相手のスナップミスにDL#9荒幡、LB#43、DL#77奥野らが素早く反応しプレッシャーをかけ続ける。
4thダウンパントでは再びR#17北川陸がナイスリターンでオフェンスへ繋げた。
自陣32ydsからの慶應オフェンス。
OL#55鄒とOL#71三浦の見事なプルアウトによるブロックでRB#33大場が大きく前進しランを意識させたところでプレーアクションからのブーツレッグでTE#81進へパスがヒット、ランアフターキャッチもあり30ydsのロングゲインを獲得。
その後もランプレーでボールを進め、最後はRB#27保刈がエンドゾーンに飛び込みタッチダウン!
K#80田代のキックも成功しリードをさらに広げる。
慶應 17-0 早大学院

QB#12瀧からのプレーアクションパスを受けたTE#81進がロングゲイン

RB#27保刈がエンドゾーンに飛び込みタッチダウン。終始素晴らしいブロックを見せた#78OL泉
早大学院のキックオフリターンにより試合再開。
相手のショートパスにDB#31高村がすぐに反応しタックルしたところで3Q終了。
4Q
何とか追い上げたい早大学院はスクリーンパスを選択するもブリッツに入ったLB#23松方が一早くプレーに気づきパスをカット。さらにアグレッシブに攻める慶應ディフェンスはDB#14横手一の激しいブリッツによりゲインを許さない。ギャンブルをするしかない相手オフェンスのロングパスにもしっかり対応し良いフィールドポジションでオフェンスチームに攻撃権を繋げる。
敵陣30ydsからの慶應オフェンスは4thダウンロングとなったところでQB#12瀧が冷静にスクランブルと判断しフレッシュを獲得。さらにRB#33大場のランでゲインを重ね、最後はRB#0清水がタッチダウン!
TFPは失敗するも着実に時間を消費しつつ勝利に向けゲームを進めていく。
慶應 23-0 早大学院

QB#12瀧がスクランブルからフレッシュを獲得

タックルを受けながらもタッチダウンを奪うRB#0清水
慶應のキックオフカバーにより試合再開。
DL#90荻山のロスタックルなどで相手を4thダウンロングに追い込み、最後はDL90荻山とDL#77奥野によるQBサックで相手オフェンスに反撃の糸口すら掴ませない。
攻守交替した慶應オフェンスは最後きっちりと時間を消費し試合終了。
宿敵相手に完封での勝利をおさめ、早慶戦を2連勝とした。
OBの皆さま、引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。






