最後に一矢報いるも完敗
早慶戦は10連敗
試合結果
2026年4月29日(水・祝) 慶應義塾大学 対 早稲田大学
14:00 Kick Off @駒沢陸上競技場
天候 曇り
| 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 計 | |
| 慶應義塾 | 0 | 0 | 0 | 7 | 7 |
| 早稲田 | 3 | 10 | 7 | 0 | 20 |
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ゲームレポート
山田健太(H7年卒)
春の早慶戦はこれで10連敗。
早稲田の壁が厚く阻みます。
試合はエース候補#2滝沢(3年・塾高)が先日の関学戦での怪我で出場回避となり、
#12岡(4年・西高)がスタメン起用。
滝沢も実戦経験不足なのだが、岡はそれ以上に実戦経験が少ないなかで、
この大一番を任された。

#12岡(4年・西高)
Cは期待されている大型ラインの1人#78松本(2年・本郷)
未経験ながら187cmの体格を誇り、間違いなく今後の中核を担う新人。
ただし、本職はRTでCとしては初出場。
この経験値の低さ、選手層が厚くなっていない現状がモロにオフェンスに出てしまった試合展開となる。
スナップの乱れ、エクスチェンジミスなどが重なり、オフェンスは崩壊。
パントブロックをされるなど、キッキングでのミスも重なりフィールドポジションは
常に劣悪な状況であった。
そんな中、ディフェンスは割と踏ん張り、総失点は20点。
広いフィールドでは、まだパスディフェンスの甘さがあるが、
レッドゾーンになれば、そこそこ踏ん張れるようになってきた印象。
Dフォーシングユニットは安定感あり、ディフェンス全体としては及第点の印象。
運動量も豊富に感じ、集まりも良い。
自滅型の試合展開ゆえ、勝利のチャンスはなかったが、
4QのファーストプレーでRB#8須藤(3年・塾高)が62yの独走TDを決めた。
(ジャージが破れたのか#24で出場していた)

RB#8須藤(3年・塾高)
残り時間は11分以上残し、7 対 20と2ポゼッション差。
次のオフェンスシリーズ次第ではと淡い期待を持ったが、その後は見せ場は作れずゲームエンド。
須藤の独走TDは素晴らしかった。
カウンタープレーで見事なルート取り。
MAXスピードが特別に速い印象のない須藤だが、素晴らしいコース取りでDB陣を振り切ったのは見事。素晴らしいセンスでした。
そして、このプレーはラインズのブロッキングも素晴らしく、ランプレーで戦う今シーズンに希望を持たせてくれた。
また、エースRBとなりつつある#25田中(3年・本郷)も、ナイスエフォートでゲインを重ねた。
10回キャリーで72yゲイン。Ave7yとスタッツもまずまず。
ゲインの半分はセカンドエフォートで稼いだ感じがあり、速さに加え強さも兼ね備えている。
奮起を期待したレシーバー陣は、残念ながらパスが少なかったこともあり、活躍の機会が限定的。
そんな中、SB#44山口(4年・佼成学園)のガッツあるプレーが目を引いた。
インターフェアされていても気合で取りに行くスタイルはレシーバー全体に良い刺激を与えてくれるではないかと思う。
関学戦に比べると、パスディフェンスも改善していた感のあるディフェンス。
大黒柱のS#24山下遥(3年・塾高)が珍しく欠場するなか、#31柳原(3年・塾高)が抜擢。
柳原はLBのイメージだったが、そのアスリートぶりを発揮し、しっかりとDBを努めきっていた。
DB不足の中、これは光明だと思う。

#31柳原(3年・塾高)
自慢のDL陣は、主将#11天野(4年・鎌倉学園)が2サックとさすがの活躍!
期待のLB#47松岡(3年・鎌倉学園)も良いプレーを見せており、鎌倉学園コンビが良い感じ。
関学、早稲田と東西の強豪チームに対し、ディフェンスは一定レベルで戦えるところを見せてくれている。
最後に超大型新人をご紹介。
昨年の塾高主将で攻守に渡り大活躍をしていた#91大島(1年・塾高)が早慶戦でデビュー!!
そして、高校時代同様に、TEとDLのリャンメン起用。
ドジャース大谷選手のごとく、1年目から2刀流での起用にコーチ陣の期待の高さが伺えます。
ゲームチェンジャーになりえる選手の1人と期待しているので、今後の活躍は要チェック。
今年こそと思っていた早慶戦での完敗は至極残念ではあったものの、QBもCも1人では戦い抜くことが難しいリーグ戦を考えれば、この大きな舞台で、岡と松本が経験を積めたことはポジティブに捉えたい。
今年の春のテーマであろう、QB、DBの経験不足の解消は、岡という2枚目のQBが経験を詰めたこと、柳原のコンバートが成功したことで敗戦なりに得たこともあるのではないかと思う。
スナップ、ハンドオフという初歩的なミスからの敗戦自体は大いに反省ポイントであるし、
経験を積めば良いという話しではなく、対戦校を圧倒してこその練習。
個々の力差で負けているというより、チームとして完成度で劣っているので、
個々の力をしっかりとチーム力としていって欲しい。
次週も、レベルの高い関西。
そして伝統の1戦となる同志社定期戦。
まずはUnicorns2026の初勝利を願いましょう!!






