春の総括&秋の展望【オフェンス編】2026.07.16

山田健太(H7年卒)

まったく歯車が噛み合わないオフェンスでスタートしたものの、法政戦でのTDをきっかけに、見事に歯車が合いだしたオフェンス。

まず、エースQBとなる#12滝沢(3年・塾高)を紹介しましょう。
プレースタイルはバランス型でクレバーなタイプ。見ていて上手いと感じるのはフットワークの良さからのポケットワークとパスタイミング。リズム良く投げ込み、また、多少崩れてもきちんとスローイングの時間を確保し、次に繋げる能力が高い。
まだパス精度に甘さがあるものの、成功率が高まれば自慢のエースになってくれるでしょう!
プレースタイルも、滝沢に合わせて来ているのか、今まで少なかったブーツレッグなどのプレーアクションを増やしており、試合ごとにフィットしてきているように感じます。

QB#12滝沢(3年・塾高)

オフェンスを支えるラインズはなかなか強力。
久しぶりにオフェンスラインから主将となった#79丹羽(4年・塾高)。サイズ充分のジャパン選出#77岩戸(4年・塾高)に若手代表の大型ラインズ#78松本(2年・本郷)と強力ラインズが揃い、しっかりとLOSを押し込んでいます。

[左]OL#79丹羽(4年・塾高)、[中央]DL#11天野(4年・鎌倉学園)、[右]OL#55瀧口(4年・SFC)

岩戸を少し褒めたいのですが、チーム1の高身長を買われFGディフェンスにも選ばれています。決して手抜くことなく、毎回毎回素晴らしいチャージをしており、献身的な努力により、幾度かのFGブロックを記録しています。ジャパン級のラインズでありながら、キッキングも精力的にこなす姿は、良いリーダーシップだなと思います。

[左]DL#11天野(4年・鎌倉学園)、[右]OL#77岩戸(4年・塾高)

RB、WR陣はまずまずのレベル感があり、そして、その層に厚みがあるのが良い。
逆にウィークポイントは、絶対的なエースが不在なところ。#25田中(2年・本郷)、#8須藤(3年・塾高)、#33橋口(4年・藤沢)はしっかり計算できるランナー。#5佐藤(3年・塾高)、#7早川(2年・NY高)、#10冨安(2年・塾高)、#14高原(2年・塾高)、#16高梨(2年・藤沢)、#18青木(3年・塾高)、#44山口(4年・佼成)、#81若月(4年・塾高)とレシーバー陣は名前を上げるだけで大変な人数が春に結果を出してきた。
この中から誰が頭1つ2つ抜け出してくるのか?
これだけチーム内で競争が働くのも珍しいと思うので、これを幸いとし、切磋琢磨し、全てが底上げされ、その上でエースが生まれてくる好循環を期待したい。

WR#81若月(4年・塾高)、WR#18青木(3年・塾高)

WR#5佐藤(3年・塾高)

そして、大化けの可能性を秘めている1年生TE#91大島(塾高)が、どのようなゲームチェンジャーとして活躍してくれるのか楽しみでなりません。

TE#91大島(1年・塾高)

あと、個人的な好みで言えば、RB#33橋口。
彼の爆発的な脚力に魅了されてます。あまり個人の感情を入れずに書いていますが、ついつい肩入れしてしまう選手の1人。大化けして欲しいなぁと。笑

ラインズはレギュラークラスは自信あり。控えの底上げは必要。
QBは滝沢にもう1段の成長と、バックアップの構築。
RB,WR陣は、誰が出てきても一定の安心感あるがエース不在。

端的にまとめるとこのような感じです。
例年に比べ、ランプレーがしっかり計算できるうえ、フットワークの良いQBという組み合わせなので、パスオンリーの戦い方ではなく、ランプレー、プレーアクションを織り交ぜたバランス型のオフェンスになると予想されます。

春の収穫は、法政戦をオフェンス力で勝利したことによる自信。
克服できなかった点は、不用意なミスと悪いシリーズのレベルの低さ。圧倒的な存在感を示す選手は不在ですが、どこにも穴がなく、誰かに依存するでもなく、全員がしっかりと役割を十二分に果たしていくオフェンス。そんな形になっていけば理想かなと思っています。

頑張れ!2026オフェンス!!!