【結果】2021春季神奈川県大会ブロック決勝 vs県立鎌倉高校

神奈川県大会でブロック優勝!!

試合結果

日時:5月30日(日)10時キックオフ
場所:嵐ヶ丘グラウンド
対戦校:県立鎌倉高校

第1Q 第2Q 第3Q 第4Q FINAL
慶應義塾 0 7 3 7 17
県立鎌倉 0 0 0 0 0
↓スタッツはこちらをご覧ください↓

ゲームレポート

塾高Unicorns監督 深澤 真一(H9年卒)

平素より塾高ユニコーンズへの温かい御支援ありがとうございます。
コロナ禍の影響で無観客試合となりましたが、5月30日(日)に県立鎌倉高校とのブロック決勝が嵐が丘グランドで行われ、無事勝利いたしましたので御報告いたします。

春は関東大会は実施されないため公式戦はこれで終了となりますが、前節の県立横浜立野高校戦を含めて貴重な試合経験を2試合積むことが出来ました。試合経験の少ない選手が多いため、まだまだ反則等が目立ちますが、6月にも練習試合を予定しておりますので、きっちり修正していきたいと思います。

引き続き塾高ユニコーンズへの温かいご支援宜しくお願い致します。


チームを牽引する主将3年DL#9作田太一

春季神奈川県大会準決勝の対戦校は過去に慶應義塾と幾度も激戦を繰り広げてきた県立鎌倉高校だった。

1Q、KCから試合開始。蹴ったボールが左に逸れてサイドラインを割ってしまい、いきなり反則を取られる。県立鎌倉の選択により、敵陣30ヤードより慶應高校のディフェンス開始。その後も県立鎌倉のオフェンスに着々とドライブされ、オフサイドなどの反則も重なり、自陣25ヤード付近まで攻め込まれてしまう。しかしこの悪い流れをStud#56 鎌田(3年)がファンブルフォースさせたボールをDB#7 北田(3年)がリカバーして断ち切り、ターンオーバーとなった。

悪い流れを断ち切るファンブルフォースを見せた3年Stud#56 鎌田航佑(写真提供:深澤真一さん)

しかしその後の慶應オフェンスは、県立鎌倉のディフェンスに阻まれ4th down、パントへと追い込まれてしまった。そして敵陣30ヤード付近から慶應ディフェンス開始。再び県立鎌倉オフェンスに良い流れを持っていかれそうになったが、相手が反則した事に加え、LB#6 横手(3年)やStud#97 国井(2年)の鋭いタックルによりパントへと持ち込んだ。自陣30ヤードから慶應オフェンスが始まったが、相手ディフェンスに3rd down outされパントへ。しかしその後の慶應ディフェンスは、県立鎌倉オフェンスのランで一度フレッシュを取られるもこのオフェンスをシャットアウト、見事慶應オフェンスへとつなげた。

相手のパントが後ろに転がった事もあり、慶應オフェンスは50ヤード付近から攻撃を開始。OL #78 尾形(2年)の激しいブロックやTB #8 松下(3年)の力強いランでドライブし続け、最後はTB #22 野崎(3年)のランでタッチダウン。先制点をもぎ取った。その後のTFPも決まり7―0でリード。そしてKCのOL #52池田(3年)のナイスキックもあり、敵陣15ヤードより慶應ディフェンス開始。慶應ディフェンスは今回の攻撃も、DL #99 山田(2年)のタックルにより4th downへと追い込む。ここで2Q終了。

この試合で67ydのラッシング(チーム最長)を記録した3年TB#8松下晴海(写真提供:深澤真一さん)

3Q、自陣40ヤードから慶應オフェンス開始。QB #15 鈴木(3年)からWR #11 今井(3年)やWR #18 小島(3年)へのパスが決まり敵陣へと攻め込む。しかしその後反則による罰退の影響もあり、4th downとなってしまい、FGを選択。しかしこれは外れ、7―0のまま慶應ディフェンス開始。しかし直後のディフェンス、県立鎌倉のWRが取りこぼしたボールをLB #33 伊藤(3年)がインターセプト、攻守交代となった。しかし慶應オフェンスは惜しくもタッチダウンにつなげる事ができずFG、これをしっかりと決め3点を追加、10−0となった。

慶應のKCは今回も相手のKRを完璧に止め、敵陣15ヤードから慶應ディフェンス開始。DB #24 宮谷(3年)のナイスカバーもありこの攻撃を4th downへと追い込む。慶應のPRがプレッシャーをかけた事もあり、敵陣25ヤード付近より慶應オフェンス開始。しかし県立鎌倉のディフェンスにこれを阻まれ4th downでFGを選択。しかしこれを得点につなげる事ができず10―0のまま慶應ディフェンス開始。しかし慶應ディフェンスはこれを3回で止め切り、再び慶應オフェンスへと繋げた。

自陣40ヤードから始まった慶應オフェンスは、QB #98 工藤(2年)の冷静なドライブにより着々と敵陣地へと攻め込み、最後はWR #10 久保(3年)へのタッチダウンパスが決まり16ー0。TFPも決まり17−0とリードを広げた。次のKCでは、LB #12 川口(3年)の鋭いタックルによって敵陣20ヤードより慶應ディフェンス開始。

このドライブにおいても慶應ディフェンスは県立鎌倉のオフェンスを圧倒し、最後はインターセプトして攻守交代。慶應オフェンスは絶好の場所から攻撃を始めるも、反則が出てしまい敵陣25ヤードからFGするも失敗。その後の慶應ディフェンスは再び県立鎌倉オフェンスにドライブをされ自陣まで攻め込まれるも、粘り強いディフェンスでこれを防ぎ、4th down ギャンブルを見事止め切った。最後は慶應オフェンスがスパイクで時間を使い切って試合終了、17―0で慶應高校の勝利。

終始相手を封じ込めた塾高ディフェンス陣(写真提供:深澤真一さん)