【結果】2022春季関東大会準決勝 vs駒場学園

試合結果

2022年6月12日(日) 慶應義塾高校 対 駒場学園高校

第1Q 第2Q 第3Q 第4Q FINAL
慶應義塾 0 0 0 0 0
駒場学園 0 6 6 0 12

↓スタッツ・個人記録・スタメン表はこちらをご覧ください↓
http://www.keio-unicorns.com/magazine_photo/2022/20220617-1.pdf

ゲームレポート

広報部会 山田 健太(H7年卒)

関東大会準決勝敗退

久しぶりの関東大会決勝へと期待が高まる準決勝。

対戦相手は強豪・駒場学園。

 

スタートQBは、前節で高いパフォーマンスを魅せた2年生の滝沢君。

駒場学園のQBも2年生で、高校の試合としては珍しい2年生のQB対決。

1Qは、一進一退の攻防。

どちらのオフェンスもミス、反則、そしてインターセプトが続き、ターンオーバー合戦の様相。

僅かにUnicornsの方が優勢かなという印象であったが、ノースコアで2Qに。

 

2Qのファーストドライブ。

Unicornsが残り10yまで攻め込んだもののエンドゾーンで再びインターセプトをされる。

やや優勢ではあったものの、得点には結びつかないゲーム展開。

 

ここで、雷が鳴り、試合が一時中断。

雨風では中断しませんが、落雷は命に関わることから中断になります。

珍しいケースですね。

 

1時間ほど中断し、試合が再開。

 

終わってみれば、この1時間が試合を左右したのかもしれません。

 

僅かに優勢だったUnicornsとやや劣勢だった駒場学園。

それは選手たちも肌感で感じていたのではないでしょうか。

「このままやれば勝てる」

「このままじゃ負ける」

「このままじゃ負ける」という駒場学園の危機感と1時間のインターバルが、

駒場学園の動きを良くしたように感じました。

 

徐々に試合が拮抗から駒場学園有利に。

前半1TD、後半も1TD。

決して力が劣っていたとは思いませんし、試合内容も、どっちに転んでもおかしくない展開でしたが、あの1時間の過ごし方が、少しだけ駒場学園の方が良かったのかもしれません。

 

残念ながら、0対12の完封負け。

久しぶりの決勝進出、関東制覇の夢は秋に持ち越しです。

 

2年生QB対決は、どちらも苦い経験を積んだのではないでしょうか。

お互い、今までとはワンランク上のチームとの対戦。

インターセプトが合計8回。

思うようにプレーできず、大洗礼を浴びた2人です。

 

長くフットボールを見ていますので、こういう洗礼を浴びるシーンは度々見ています。

名を残す選手でも洗礼は浴びるものです。

2人とも、この洗礼を糧に大きく花開けば良いだけですので、特に負けた滝沢君は、責任を感じてると思いますが、反省は必要でしょうけれど、臆することなく、前を向いて頑張ってほしいものです。

 

敗戦、そしてミスや反則の多い試合でしたが、ディフェンスは、とんでもない時間をフィールドで戦い接戦に持ち込みました。

CB29番泉山君の見事な2インターセプト、LB国井君の何度も浴びせるハードタックルなど、強いディフェンスを象徴していました。

2インターセプトの大活躍! 3年CB#29 泉山聡真

 

ディフェンスの要、3年LB#97 国井智暉

 

オフェンスは、100kgTEの尾形君のエフォートが素晴らしい。

(今まで99番でしたが3番に変更)

WR陣も、エース生川(なるかわ)君だけではなく、三木君、若月君と、なかなかの粒ぞろい。

圧倒的なパワーで相手を薙ぎ倒していく3年TE#3 尾形正太郎

 

勝負強さが光る3年WR#18 三木凛太朗

 

タレント豊富なレシーバー陣を引っ張る、3年WR#13 若月伶士郎

 

チーム最速、リターナーでも活躍する3年WR#11 境 亮輔

 

まずは、今週に控えた関東大会3位決定戦をしっかりと戦い、秋大会に向け、再始動を期待しましょう。

久しぶりに高校Unicornsをしっかりと見ていますが、優秀な選手が沢山いますので、秋に期待したいと思います!