塾高UnicornsKazuya Kono
注目選手紹介 ~個性豊かなQBたち~ 2022.05.27
アメリカンフットボール三田会
会員親睦UNIT 情報発信担当
山田 健太(H7年卒)
関東大会に進出を決めた塾高Unicorns。
前回、ユニークな選手たちということで、リャンメン起用の山田君、岩戸くん。巨体を生かした尾形君、工藤君をご紹介しました。
今回は、チームの要となるQBにフォーカスし、塾高Unicornsの魅力をお伝えしたいと思います。
試合を観ていますと、前回紹介した98番工藤君がエースでスタメン。ただ、他のQBの起用を見ていると、試合の勝敗が決まったから経験を積ませるために下級生のQBを送り込んでいるという感じはなく、QBを「競わせながら成長させる」意図を感じます。試合が競っていても、ローテーションか分かりませんが、下級生のQBが出てきます。
具体的には2年生QBの2人で、12番の佐藤君、94番の滝沢君。
試合出場時間で言えば、4:3:3とかそんな印象です。
佐藤君は、一言で言えば「アスリートタイプ」
切れ味ある動きで、走り出したら止められない、躍動感溢れる選手です。
#12 佐藤勇太(2年) 早慶戦での活躍は見事!走り出したら止まらないQB12番佐藤君。
滝沢君は、「クレバー」な印象。
外から見ていると、もっとも基本に忠実な動きやクォーターバッキングをしていて、The QBという感じを受けます。正統派QBを体現している選手です。
#94 滝澤徹(2年) 県立鎌倉戦で大活躍の正統派QB、94番滝沢君。
前回ご紹介の工藤君は、パスの落とし所がよく、特に優しいタッチのパスが秀逸です。
#98 工藤未来(3年) 関東大会に導いた副将QB98番工藤君。
3人に共通して言えることは、小学生、中学生とフラッグフットボールを経験していること。工藤君は富士通、滝沢君と佐藤君はジュニア・ユニコーンズ出身の選手となります。
一昔前ですと、高校からアメフトを始める選手がほとんどでしたので、3年生と2年生の経験の差は大きかったですが、フラッグ出身となると2年生であっても大きな差はないのかもしれません。
3人が3人なりの個性を伸ばし、良い意味での厳しい競争を経て、素晴らしいQBに育って欲しいものです。
最後に1名ご紹介。
背番号1番、3年生の辻君です。
#1 辻青(3年) 県立鎌倉戦で大ブレイク。RBにコンバートした1番辻君。
彼は塾高からフットボールをスタート。
この春シーズンのロースター登録はQBでしたが、途中でRBにコンバート。経験が豊かな3人のQBがいる中、チームの勝利や自身の活躍を求めポジション変更をしたようです。
経験者ばかりが活躍するチームでは面白味にかけますが、彼は持ち前のスピードを活かし、RBで大活躍中。県大会で走りまくり、関東大会進出の原動力になっていました。
今回はQBを中心に、塾高Unicornsの魅力を書かせて頂きました。RBにコンバートした辻君を含めた4名の活躍と、関東大会制覇を期待しましょう!!