【結果】2022二次リーグ第2節 vs日本大学

日大に逆転負け
接戦をものに出来ず最終戦に賭ける

試合結果

2022年11月12日(土) 慶應義塾大学 対 日本大学
13:55 Kick Off @アミノバイタルフィールド
天候 晴

第1Q 第2Q 第3Q 第4Q FINAL
慶應義塾 7 7 7 7 28
日本大 0 21 7 10 38

▼詳細は下記よりスタッツをご覧ください。▼
http://www.keio-unicorns.com/magazine_photo/2022/20221116-1.pdf

ゲームレポート

広報部会 山田 健太(H7年卒)

試合前ハドル <写真提供:平山紗奈さん>

大接戦であり、内容も悪くなかったが勝負は非情。あと一歩届かず日大に敗退。

現状を整理すると、2次リーグで日大が入替戦の権利を獲得。横国が自動降格確定となり、残りの入替戦、自動降格の1チームを桜美林とUnicornsの最後の直接対決で決めることとなった。

日大戦は、みてる限り、しっかりと戦いきっての敗退。日大、Unicorns共に、無論ミスも反則も両チームにあったが、全力で戦い抜いての結果に思う。凡ミス、集中力の欠如、準備不足などでの敗退ではなく、日大に10点分、地力が足りなかっただけと感じたし、敗退とはいえ、悲観一色の敗戦ではなかったと感じた。

試合を振り返ると、先制はUnicorns。
このところ活躍の目立つTE 9番黒澤が、キャッチ後の切れ味鋭いランで独走。7対0とする。

初タッチダウンを決めたTE/SB/K#9 黒澤世吾(2年・慶應義塾志木)<写真提供:岡見清隆さん>

2Qに入りゲームが激しく動き出す。2つのTDで逆転され7対14。残り2分半で、WR5番加藤にTDパスがヒットし14対14とゲームを振り出しに戻した。

試合を振り返ると、これに続く日大の前半最後のラストドライブが勝敗を決める1つポイント。しのぎ切れそうな粘りをみせつつも、残り10秒で被弾。前半を14対21で終わる。

同点タッチダウンでチームに勢いをつけるWR#5 加藤豪介(3年・慶應義塾)<写真提供:岡見清隆さん>

早く追いつきたいが、後半スタート早々にTDをくらい14対28。2ポゼション差に広げられる。このまま一方的になるかと懸念したが、3QにWR80番藤崎にTDパスをヒット!

4Q早々に、QB15番相馬が自らのランでTDを奪い28対28と鮮やかに同点。残り8分で、再び日大がTDを奪い28対35と離されるが、後半の勢いを考えれば同点、逆転も期待できた。

タックルを受けながらもタッチダウンをもぎ取ったQB#15 相馬大輝(3年・麻布)<写真提供:岡見清隆さん>

同点に向けたUnicornsのドライブ。ブリッツで入った日大LBが誰にもブロックされる事なく、スローイングに入ったQB相馬のブラインドサイドから襲いかかりハードヒット。痛恨のファンブル・ロスト。

このシリーズ、FGを決められ28対38。残り時間を鑑み、ここで万事休すとなった。

最後のプレーだけを見れば、ラインズのコミニケーションミスからのファンブルと残念な結果になってしまったが、試合を通じ、両校共にだが、素晴らしい集中力の発揮された内容ある試合だった。

得点が動いているので乱戦模様に感じるかもしれないが、実際は激しいディフェンスの応酬。DL鎌田、LB小村、富田、松尾、DB藤田、丹羽と、幾度となくハードタックルをかましていた。同じくらいUnicornsもハードタックルをされ、両校苦しいロングシチュエーションを作るのだが、勝負どころでパスが通りドライブが繋がるという流れであった。

相手オフェンスにゲインを許さないDB/P#28 丹羽航大(2年・慶應義塾)<写真提供:岡見清隆さん>

激しいタックルでパスを通させないDB/K#20 藤田快人(4年・慶應義塾)<写真提供:岡見清隆さん>

身を挺して飛び込んでタックルをするLB#26 富田陸斗(4年・慶應義塾)<写真提供:岡見清隆さん>

接戦ゆえ、勝機もあったとは思うが、冷静に客観的に見れば、この試合に関しては日大が1枚上手であったなと感じてもいる。

負けたとはいえ、内容は悪くない。むしろベストパフォーマンスで負けたと言える濃密さがあった。幸い、桜美林との直接対決に勝てば自動降格は回避。

「勝つのみ」

これに集中してもらい、次節に期待しましょう!!