【蝮谷通信 vol.3】文武両道インタビュー 2021.04.08

 3年マネージャー 南 絵里子

大学生活の大部分をアメフト部の活動に捧げているUnicornsの部員たち。練習が午前にあることもあり、授業と部活動の両立に苦労する部員も少なくありません。

今回の蝮谷通信では、そのような環境の中で部活動に対してはもちろん、学業に対しても全力で取り組む2年OL飯田智大、4年MGR国富優希に話を聞きました。アメフト部員である以前に大学生である彼らはなぜ慶應義塾大学を選び、今何を学んでいるのでしょうか。読者の皆様もぜひ自分の学生時代を思い返しながらご覧ください。

2年OL#79 飯田智大
【学部:法学部政治学科/出身校:立命館宇治(アメフト)】

―成績優秀との噂をよく耳にしますが、実際GPAはいくつですか。

通年は3.46で秋学期は3.58です。秋の結果を見た時は自分でも驚きました笑。
※GPAとは授業科目ごとに5段階程度(S,A,B,C,D)で評価された成績に対して、S…4.0、A…3.0、B…2.0、C…1.0、D…0とポイントをつけ、1単位当たりの平均を算出したものです。3.58というのはアメフト部の中だけでなく、大学全体を見てもトップレベルの成績です。

―立命館宇治高校は大学付属でアメフトも強いと思いますが、なぜ慶應を受験したのですか。また、どうしてアメフト部に入部したのですか。

高校での成績がある程度取れていて、委員会活動で地域貢献などをしていたこともあって、両親や学校の先生にFIT入試(法学部のAO入試)を勧められました。もちろん立命館大学に行くことも考えましたが、自分自身関東に憧れがありましたし、慶應入ったらモテるかなと笑。アメフト部へ入部したのは、去年の3月頃に簗瀬さん(4年OL)や河野さん(4年OL)に勧誘されたのがきっかけで、もともとアメフトを続けようと思って慶應を受けたわけではなかったのですが、中学からやっていたアメフトに大学でも挑戦しようと入部を決意しました。

―法学部政治学科はどのような学科ですか。学科の魅力や特徴があれば教えてください。

名前にもあるように政治系の学問を軸として学ぶのですが、幅広い選択科目が用意されているので、自分の興味や関心に合わせて授業を決めることができます。単位も比較的取りやすいので安心して自分の勉強したいものを選ぶことができ、この学科を選んで良かったと思っています。

―昨年1年間で印象に残っている講義はありますか。

「地域研究・比較政治基礎」という、政治を地域ごとに比較して学ぶ授業ですかね。自分は独裁政権について様々な事例を研究して、独裁者が抱える問題などについてレポートを書いたのですが、とても興味深かったです。

―文武両道の秘訣を教えてください。

特に話せるようなことはしていなくて難しいんですけど、強いていうなら配信された授業映像はその日のうちに見て、課題も早めに終わらせることくらいですかね笑。今年はほとんどの授業がオンデマンドで受講する形だったので、とにかく溜めないように気をつけていました。高い学費を払ってもらっているので、授業はきちんと受けようと思っています笑。

―今後入りたいゼミや興味のある専門分野はありますか。

先ほども少し話した比較研究は面白そうだなと感じています。ただ、いろいろな分野に興味があるので、ゆっくりと考えていきたいです。

―最後に、春シーズンの意気込みをお願いします。

TOP8のチームと対戦できるのでワクワクしています。慶應の勝利に貢献できるように頑張りたいです!応援よろしくお願いします!

4年MGR 国富優希
【学部:理工学部システムデザイン工学科/出身校:東京女学館】

―なぜ慶應を受験したのですか。また、どうしてアメフト部に入部したのですか。

理系に進んでいたのですが、高校の時には専門にしたい分野を決めきれていなかったんです。他大学の理系の学部は入学の時点である程度専門を絞らなければいけないのですが、慶應の理工学部は入学後に幅広い分野から専門を絞ることができるため、自分のやりたいことをゆっくり考えることができる慶應を選びました。アメフト部に入ったのは家族の影響が大きいですね。父も兄もアメフト経験者で日本一を目指している人が身近にいたので、誰もが目指すことのできるわけではない日本一という大きな目標を自分も追いかけてみたいと思いました。

―システムデザイン工学科ではどのようなことを学んでいるのですか。

この学科は、ものづくり技術、情報、建築、制御など様々な分野を学ぶことができます。4年生となる今年は、消費者の嗜好動向を分析し、それを工学的に評価することで高品位な意匠形状の設計を目指すコンピューターシステムの開発をテーマとした研究を行う予定です。簡単にいうと、コンピューターがそれぞれの人の好みにあったデザインを提案するシステムを構築する研究です。

―3年間で印象に残っている講義はありますか。

 各々が製作したコマを対戦させて、勝者決めるという授業は面白かったです笑。軸、角度、重心の位置を計算して、いかに倒れにくいコマを作るかにこだわりました。今まで学んでいた数学や物理の知識が役立つことを実感できましたし、それが形となって現れたので非常に達成感がありました。

―部活との両立で苦労したことがあれば教えてください。

理系ということもあって、下級生の頃はレポートに苦労していました。1週間に1つは実験のレポート提出があり、最低10枚は書かなければならなかったので、部活が忙しい時は本当に大変でした。ただ、幸せなことに体育会に所属している私を応援してくれる友達に恵まれて、授業に出られない分をたくさんサポートしてもらったので、なんとか乗り切ることができました。今、理工学部に所属している現役部員は2人しかいないのですが、後輩には学部の友達の力を借りて頑張ってほしいと思います。

―最後に春シーズンの意気込みをお願いします。

 春シーズンも原則無観客となり会場でお会いすることはできませんが、エンゲートやユニコーンズネット、SNSを用いて今まで以上に学生から情報発信をする機会を増やしていきたいと思っています。離れていても支えてくださる皆様の想いに応えられるよう精一杯努めますので、応援の程よろしくお願いいたします!

いかがだったでしょうか。2人とも忙しい部活動と両立に苦労しながらも、楽しんで大学の勉強に取り組んでいる様子が感じられました。このインタビューを通して読者の皆様にも、普段のアメフト部員とはまた少し違った一面を知っていただけていれば幸いです。

引き続き大学Unicornsの応援を何卒宜しくお願いいたします。

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