【特別連載】ファミリーの今 〜vol.2 信濃町編〜 2021.03.26

回答者:監督 山田 深

Q1:自己紹介並びに簡単なチーム紹介をお願いします

慶應義塾体育会四谷部アメリカンフットボール部として活動しています。
関東学生アメリカンフットボール連盟医科歯科リーグに所属し、Unicorns MNP(Medicine, Nursing and Pharmacy)としてニックネームを登録しています。選手は医学部、薬学部、看護学部の学生で、マネージャーは学部を限定していません。現在は選手22名、マネージャー21名で活動しています。日中は授業や実習があるため、夜間に週4回、綱町グランドもしくは嵐ヶ丘グランドで練習をしています。

私自身もチームのOBで、医学部を平成9年に卒業いたしました。田中謙二部長とは同期で、ポジションはラインをしていました。平成26年から監督を務めております。

Q2:コロナ禍でのこれまでの活動実態、象徴的なトピックス等についてお聞かせください

学生が病棟実習でウィルスを院内に持ち込むことがあってはならないため、信濃町キャンパスでは体育会活動が厳しく制限されました。10月になってようやく練習再開が認められたものの、当初はコンタクトはもとより、ボールの使用すら制限を余儀なくされました。年内になんとかチーム練習を行うところまで漕ぎ着けましたが、結果的に医科歯科リーグとしての公式戦は開催されず、無念の内にシーズンが終了となりました。

再びの緊急事態宣言によって今はまた練習が中断してしまっていますが、それでも再び試合のグランドに立つ日を信じ、部員一同、雌伏の時を過ごしています。

Q3:指導者として感じるチーム課題や悩み、そして今後どのようなチームを目指しているのかお聞かせください

この1年は、できるだけ部員のモチベーションを維持し、チームを離れる者が出ないことを第一に考えてきました。医科歯科リーグのチームはどこも似たような状況で、春を迎えても当面は手探りの状況が続くと思われます。どんな形でも良いので、なんとか1試合でも試合を成立させたいというのが今の率直な気持ちです。

Q4:他校にはないUnicornsファミリーの良さについてお聞かせください

1.大学をはじめファミリー間での繋がりとそこから得られる恩恵について

医科歯科リーグで、全学のチームと医科歯科チームがあるのは慶應義塾大学、東京大学、日本大学、帝京大学になりますが、同じユニフォーム、同じニックネームでリーグ戦に参加しているのは本学だけです。Unicornsを名乗らせてもらっていることへの感謝を忘れることなく、このUnicornsファミリーを誇りに思う気持ちを体現できるようなチームでありたいと思います。

嵐ヶ丘グランドをはじめとしたハードに加えて、大学Unicorns OBコーチからの熱意溢れる指導など、ソフト面でもメリットを共有させていただき、三田会の皆様には大変感謝しております。

2.今後ファミリー内でどのような連携を強めていきたいか

色々な環境やチームのスケールこそ違え、世代を超えて同じフットボールという競技を通し、勝利に進むという志をファミリーで共有できることはこの上ない喜びです。ファミリーの競技レベルの向上という点においては大学Unicornsのように貢献することは難しいですが、半学半教の理念を実践すべく、OBOGも含めた人材の交流を図っていければと思います。

Q5:これまでの戦績と現在関わっている指導陣のお名前と役職をご紹介ください

1.これまでの戦績

2014年 医科歯科2部リーグ 1位
2015年 医科歯科1部リーグ 優勝
2016年 医科歯科1部リーグ 準優勝
2019年 医科歯科2部リーグ 1位

2.指導陣メンバー

【監督】
山田 深(H9年卒)

【助監督】
速水 聰(H11年卒)
内海 光貴(H25年卒)

【ヘッドコーチ】
泉 悠和(H22年卒)

【オフェンスコーディネーター】
八木原 隼(H26年卒)

【ディフェンスコーディネーター】
植村銀河(H26年卒)

【コーチ】
地曵 良一(H20年卒)

Q6:最後に読者(三田会会員)へ一言お願いします

OBOGと現役部員一丸となって、Unicornsを、Unicornsファミリーを応援しております。小さな組織ではありますが、慶應義塾の旗の下、流石とよばれるチームを目指します。今後とも皆様の指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

ご回答頂いた山田監督