2000年卒 曽世田哲夫
慶應ジュニアユニコーンズは、12月24日(日)に神戸市の王子スタジアムで開催された日本フラッグフットボール選手権(中学生部門)大会に関東代表として出場し、準決勝で東海代表の海陽中等教育学校ブルーストーム、決勝で関西代表の草津リトルパンサーズホワイトを破り優勝。春大会に続く日本一となり、ジュニアユニコーンズ創部以来初の春秋連覇を達成しました。
関東・関西・東海・中四国・九州・沖縄の各地区代表の6チームで行われる1dayトーナメント大会となる日本フラッグフットボール選手権(中学生部門)大会。
一回戦シードとなったジュニアユニコーンズの準決勝の相手は、中四国代表の広島城北中学校Red Knightsを破り勢いに乗る東海代表の海陽中等教育学校ブルーストーム。
試合開始直後の1stプレイで、ジュニアディフェンスがインターセプトタッチダウンを奪う最高のスタートで始まり、その後も確実にTDを重ねるものの、相手オフェンスも踏ん張りを見せ、前半は27-13で折り返し。しかし後半はジュニアディフェンスもしっかりとアジャストし、一本のTDも許さず、またオフェンスも後半全シリーズでTDを奪うなど、終わってみれば62-13で勝利、決勝に駒を進めました。
決勝は予想通り関西代表の草津リトルパンサーズ。昨年、一昨年と2年連続で日本一に輝いている超アスリート集団。ジュニアとしても昨年春大会の決勝で敗れ、涙を飲んでおり、なんとしても勝たなければならない相手となります。
リトルパンサーズオフェンスから始まった前半、最初のオフェンスでTDを奪われ、またTFPも決められ、0-7からの苦しいスタート。直後のジュニアオフェンスではTDを奪うも、TFPを失敗し6-7、その後逆転に成功しましたが、前半最後のプレイでリトルパンサーズにTD、さらにTFPも許し、19-20で前半を折り返すという苦しい展開となりました。
それを吹き飛ばしたのがジュニアディフェンス。後半最初のオフェンスでTDを奪い逆転に成功すると、直後のディフェンス、1stプレイでインターセプト。試合の流れが一気に変わった瞬間でした。次のオフェンスで確実にTDを奪い突き放すと、その後は完全にジュニアペースとなり、最終スコア40-26でジュニアユニコーンズの勝利、日本一が決定しました。
※試合の模様は下記のURLからWeb配信の「rtv」無料アーカイブにて日本選手権がご覧いただけます。
決勝は5:03:15辺りから始まります。
https://live.amefootlive.jp/lives/8f5c0678-a5fa-4dc5-a968-3dc6149f7b3c
優勝を決めたジュニアユニコーンズですが、決勝直前に思わぬアクシデントに見舞われておりました。オフェンス、ディフェンスのエースであり、フラッグフットボールU15日本代表の#17皿澤(3年)が準決勝で骨折。決勝に出場することができなくなりました。
チーム内に一時暗雲が漂いましたが、試合直前のミーティングでは、主将の#5進(3年)が中心となって、最後まで入念な確認・調整を行うとともに、彼(皿澤)のためにも必ず日本一になる!と全員が一つにまとまり、決勝戦に臨むことができました。
皿澤が病院にて治療を終えグラウンドに姿を現したのは、後半、ディフェンスがインターセプトを奪った瞬間でした。彼が舞い戻ったこととインターセプトが、ジュニアの勢いを一気に加速させた、そんな場面でした。
最後に、12月24日の全国大会に挑むにあたっては、ジュニアユニコーンズOBで現塾高ユニコーンズの先輩達、そしてユニコーンズOBで形成されるグランドユニコーンズ(GU)の皆様方に、仮想リトルパンサーズとして何度も相手をしていただき、また当日もOBの大先輩方が応援に駆けつけていただくなど、多大なご協力をいただきました。皆様のご支援なしには達成し得ない日本一であったと感じております。ユニコーンズファミリーの力強い、また惜しみない協力体制に心より感謝・御礼申し上げますとともに、引き続きご支援いただけますようお願いいたします。
ジュニアユニコーンズBlueメンバー
背番号 | 学年 | 名前 | 所属 | |
2 | 3 | 村木 純太郎 | 普通部 | |
3 | 3 | 奥野 輝 | 中等部 | |
主将 | 5 | 3 | 進 陽輔 | 中等部 |
6 | 3 | 青野 雄介 | 中等部 | |
7 | 3 | 宮原 大興 | 中等部 | |
副将 | 8 | 3 | 田中 惺太郎 | SFC |
10 | 3 | 横手 貴一 | 普通部 | |
副将 | 12 | 3 | 瀧 隼右 | 普通部 |
17 | 3 | 皿澤 恵介 | 普通部 | |
18 | 3 | 鈴木 隆聖 | 普通部 | |
25 | 3 | 曽世田 隼季 | SFC | |
29 | 3 | 鏑木 旬士 | SFC | |
34 | 3 | 大谷 優太郎 | 中等部 | |
副将 | 44 | 3 | 高村 昌司 | 普通部 |
51 | 3 | 相川 颯 | 普通部 | |
53 | 3 | 小泉 湧 | SFC | |
58 | 3 | 岡 航次朗 | SFC | |
86 | 3 | 横手 一將 | 普通部 | |
88 | 3 | 佐藤 利旺 | 普通部 | |
91 | 2 | 柴田 悠佑 | 日本大学中学 |