【結果】2020リーグ戦第2節 vs駒澤大学

第2戦 駒澤大学に快勝!

喜ぶサイドライン(写真提供:岡見清隆さん)

試合結果

2020年11月8日(日) 駒澤大学 対 慶應義塾大学
15:20 Kick Off
天候 晴れ
第1Q 第2Q 第3Q 第4Q FINAL
慶應義塾 21 14 14 14 63
駒澤大学 3 10 0 8 21
↓スタッツはこちらをご覧ください↓

ゲームレポート

11月8日(日)リーグ戦2戦目となる駒澤大学戦が行われた。

最初のシリーズは駒澤大学。2プレー目、鮮やかにOPENプレーを決められ独走。 辛うじて、自陣7ヤード付近で止めるもののいきなりのピンチ。近年、安定感あるディフェンスを見せていたが不安な立ち上がり。 なんとか踏ん張り、FGと最少失点で食い止めたが先制点を奪われる。

続くUnicornsの攻撃。今年の看板選手RB3年大河原が、スイングパターンでパスを受け取ると、 そのまま61ヤードを走りきり、1プレーで鮮やかに逆転。圧倒的なスピード差を見せつけるTDで、このプレーを続けていたら 永遠にゲインするのではないかと思わせるほど鮮やかであった。

相手ディフェンダーに屈することなくパワフルなランを展開し続ける3年RB#7 大河原(写真提供:斉藤力丸さん)

先発QBはエース3年久保田。 前節はリズムに乗り切れないオフェンスであったが、 今節は小気味よくオフェンスをリード。前半だけで、3TDパスを決め、自身のランでも1TD。 RB大河原の24ヤードTDランも含め、前半で35得点。久しぶりと言ったら失礼かもしれないが、 素晴らしいパフォーマンスのオフェンスを見せてくれた。 ちなみに、前半はパント0を記録。

終始安定したパスを通した3年QB#2 久保田と力強いブロックでQBを守り抜いた4年DL/OL #75 小山(写真提供:岡見清隆さん)

ナイスレシーブ後、軽快なランでタッチダウンを挙げた1年WR#4 近藤(写真提供:斉藤力丸さん)

予想外だったのは、安定感あったディフェンス。 ノーフレッシュでの攻守交代を何度も見てきたのだが、 この試合は苦戦。駒澤大学のラインズは大型かつ訓練されている感じで、 2シリーズ目、3シリーズ目から、DLがコントロールされるシーンが目立ち、ゴリゴリとパワープレーを出され、フェイクパスでゲインを許す展開となり前半で13失点。 オフェンスが好調ゆえ、ハイペースでディフェンスが回っってきた側面はあるものの、 ちょっと力負けしている部分が見られ、課題を残す内容であった。
強烈なQBサックを炸裂させた2年LB#48 富田

強烈なQBサックを炸裂させた2年LB#48 富田(写真提供:岡見清隆さん)

後半は、Unicornsのキックオフリターンでスタート。リターナーを兼務するRB大河原が、92ヤードのリターンTDを魅せる。 もはや、「大河原劇場」と言って過言ではない大活躍。

(ラッシュ122ヤード2TD、キックオフリターン91ヤード1TD!!)

(スタッツを確認したところ、ファーストプレーのスイングパスは、 フォワードパスではなかったようで、ランプレーとしてカウントされていました)

後半からは、先週活躍したフレッシュマンQB又平と相馬、2年QBでオプションシリーズを展開する川島と、色々なQBを使いながら4TD。トータル9TD63得点のハイパフォーマンスで終了。 このパフォーマンスを支えたオフェンスラインを讃えてあげたい。ディフェンスも、後半は、やや物足りなく感じる部分もあったが、 相応にアジャストし1TDと凌き、ファイナルスコアは、 あまり見たことのないトリプルスコアとなる63対21。今シーズンは叶わないものの、TOP8への復帰を目指すチームに相応しい内容であったと思う。

前回のレポートで、キッキングのクオリティの高さを褒めた。 今回もリターンTDをとれたし、 安定したキック力でキッカーの安定感は良かったのだが、 パントでディレイの反則をくらい、パントスナップのミスも発生していた。例年以上に良いパフォーマンスを出していることは素晴らしいのだが、イージーなミスも出てしまっていたので、完璧を目指して欲しい。

9本ものPAT(TFP)を正確に決めた4年DB/K#22 山本(写真提供:岡見清隆さん)

また、前回のレポートでフレッシュマンの活躍を伝えたが、RB41石黒(1年生)のパフォーマンスが素晴らしかった。前節でも活躍をしていたのだが、彼のランは非常にセンス溢れている。
大河原はサイズと抜群のスピードで、時には相手をなぎ倒し、時にはスピードで置き去りにする豪快なタイプ。石黒は、コース取りが良く、ブロッカーの使い方も上手く、スピードの落ちないカットで、スルスルとロングゲインを重ねていた。

スタッツも立派なもので、大河原と比べるとやや見劣りするもののかなり立派な数字。

ラッシュ:大河原9回122ヤード2TD/石黒5回105ヤード1TD)

リターン:大河原1回91ヤード1TD/石黒2回47ヤード)

大河原のランは「凄い」だが、石黒のランは「上手い」という感じ。1年生とは本当に思えない走りで、久しぶりに興奮を覚えた。また、大河原と石黒というタイプの違う信頼で来るRBが2枚揃うというのは、オフェンスとしては心強い持ち駒だろうと思う。

是非、皆さんにも観て欲しい注目の選手。次節も期待してご観戦ください!

 

=次節=

VS 神奈川大学

11月22日(日)14:45 キックオフ

ライブ中継

http://www.football-tv.jp/

寺岡主将を中心としたハドル(写真提供:斉藤力丸さん:)