【結果】2022一次リーグ第1節 vs法政大学

TOP8返り咲きの初戦は無念の黒星スタート

試合結果

2022年9月3日(日) 慶應義塾大学 対 法政大学
@東京ドーム 16:00 Kick Off
天候 晴れ
第1Q 第2Q 第3Q 第4Q FINAL
慶應義塾 0 3 0 0 3
法政 0 7 14 7 28
↓スタッツ・個人記録・スタメン表はこちらをご覧ください↓

ゲームレポート

山田健太(H7)

「初戦、復帰戦を苦杯」

TOP8に復帰しての開幕戦。
昨年の甲子園ボウルに出場し、そのメンバーの多くが残り本年度の優勝候補筆頭となる法政との対戦。
久しぶりのTOP8
春に対外試合が出来なかった
自業自得ではあるが、かなりハンディを背負い初戦を迎えたことは事実であり、予想オッズがあれば、限りなく法政の勝利という試合であったと思う。
結果は、3対28と完敗。
TDすら許されない厳しいスタートとなった。

入場シーン(写真提供:岡見清隆)

観戦していた方も多いのではないかと思いますが、2Qの途中までは法政を相手に互角、ないしは互角以上の戦いをしていました。
少なくとも私はそう感じました。
法政オフェンスをハードタックルで仕留め、オフェンスはリズムよくファーストダウンを重ねる。
圧倒していたとは言いませんが、互角の戦いは出来ていました。
先制できていれば・・・
追撃のFGが決まっていれば・・・
違ったゲーム展開もあったのではと思いたくなる序盤の戦い。
むろん、結果がすべてですし、3Q、4Qのやられ方は一方的であり、とてもとても勝利を望める戦いでなかったことは事実です。
ゲームレポートを書きながら、褒めるべきなのか、惨敗に至るチームを戒めるのか悩みました。
前半に見せてくれたファイト溢れ、夢と希望を感じさせてくれたUnicorns。
後半、法政に圧倒され蹂躙されたUnicorns。
このどちらもが、現在のUnicornsの実力なのだろうと思います。
初戦が終わったに過ぎません。
高いモチベーションを維持し、長所を伸ばし、短所を克服する。
負けを乗り越え、これが出来れば立派なUnicornsだと思います。
次節、次次節と、どんどん成長するUnicornsに期待しましょう。
試合を観られてない方に、今後のUnicornsの見どころなども少々。
昨年までは、多くのポジションで、数プレーごとに選手を入れ替え、常にフレッシュな選手をフィールドに立たせる戦略でしたが、今シーズンは、それをやっていないのかまで分かりませんが、スターターがフィールドに出続けるシーンが多く感じました。

2年生ながらスターターを務めた2年QB#0 水嶋魁(写真提供:平山紗奈)

パスとランの両方でオフェンスを牽引した3年QB#15 相馬大輝(写真提供:岡見清隆)

エースQBは、2年0番水嶋。
海陽高校出身で昨年も少し出場していた期待のQBです。
後半のキャッチアップオフェンスを率いたのは3年15番の相馬。
昨年のエースで、こちらも麻布高校出身の逸材。
この2枚看板は、結構なレベルだと感じます。
もう1名、エース候補だった3年8番又平はSBに転向。
チームでもトップレベルに身長が高く、アスリート度もかなり高いので、このコンバートは良いなと感じました。
さっそくチームトップとなる3レシーブと結果を出しています。

フィールドゴールを決めた2年DB/K#29 玉川雄基(写真提供:岡見清隆)

春に試合がなかったのでアピールの機会が少なかったのかもしれませんが、1年生の活躍は目立ちませんでした。
そんな中、リターナーで起用された1年89番久保は、法政相手に60yのビッグリターン。
素晴らしいスピードで今後に期待です。

60ヤードのビッグリターンをした1年WR#89 久保宙(写真提供:平山紗奈)

オフェンスばかりの話になってしまいますが、体型も特殊な体型を採用していました。
体型そのものが特殊というより、OLの間隔を広げています。
OLの間隔は3yくらいあったように思います。
ディフェンスが自動的にスプリットされ、ディフェンダーにしてみると、個々のレスポンシビリティが広くなりプレッシャーがあると思います。
逆に、オフェンスからみると、ゾーンで守りにくいですし、ブリッツのピックアップなどの難易度が高そうです。
かなり特徴あるオフェンスですので、ここも見どころの一つですね。

完成された法政オフェンスに健闘した(写真提供:岡見清隆)

次節は立教との戦い。
レポートはディフェンスにフォーカスして書きたいと思います。
OB・OGとして、しっかり見守り、そして熱いエールを送り続けましょう!!