【結果】2026リーグ戦TOP8第5節 vs中央大学

先制するも波に乗れず

中央に破れ日本選手権への道は閉ざされる

試合結果

2026年10月18日(日) 慶應義塾大学 対 中央大学
11:00 Kick Off @アミノバイタルフィールド
天候 晴

1Q 2Q 3Q 4Q 計
慶應義塾 7 0 7 6 20
中央 0 14 14 14 42

試合結果の詳細はこちら

ゲームレポート

山田健太(H7年卒)

衝撃的な1プレー目で幕を開けた。

自陣27yでスタートとなったUnicornsのファーストシリーズ。

試合ごとに破壊力が増しているエースRB#31橋口(4年・藤沢)が、OL陣のナイスブロックもあり一線を抜ける。そのままDB陣にかすらせることなく一気に73yを爆走し先制のTD。

エースRB#31橋口(4年・藤沢)の73y独走のTD

ここまで入りの悪いオフェンスであったが、大一番での試合で素晴らしいファーストシリーズを魅せ波に乗る。

 

関東でNo1の破壊力をもつ中央オフェンス。

QBは関東No1だと思うし、RB、WRも素晴らしい選手を揃えており、

ディフェンスに自信ありのUnicornsとしても、一定の失点は覚悟の相手。

ある程度得点を重ねないと勝利は難しく、先制できたことはとても大きいと思う。

 

予想通り、中央のディフェンスはリズム良くゲインを重ね、あっという間に自陣へ。

ここで主将#11天野(4年・鎌倉学園)のナイスタックル。

そして、ディフェンス全員の集まりの良さなどをみせパントに追い込むことに成功。

 

続くオフェンスでは、WR#10冨安(2年・塾高)がキャッチ後のナイスランを魅せ30y近く駆け抜ける。

怪我から復帰のもう1枚のエースRB田中もナイスエフォートで12yゲインするなど、リズムの良いオフェンスを展開。

敵陣深くまで攻め込み、QB#2滝沢の投じた素晴らしいストリークパス。

#10冨安の手に入ったかに見えたが、相手DBのカバーも良く失敗。

最終的に23y地点からのFGとなったが、これが失敗となる。

 

続く中央オフェンス。

本当に素晴らしいオフェンスを展開してくる。

あっという間に再び自陣まで攻め込まれる。

なかなか止められる雰囲気がないのだが、今度はスーパールーキーDB#93戸田(1年・塾高)がクイックスクリーンに素早く反応。ロスタックルなど見せ場は作る。

この試合でも大活躍した期待のスーパールーキーDB#93戸田

1Qを無失点で凌ぐが、最終的にこのシリーズは押し切られTDを奪われる。

7 対 7の同点

 

3シリーズ目はパントに追い込まれ、流れが中央に傾く。

やはりオフェンスの破壊力は凄まじく、再び自陣に攻め込まれるが

DL#71篠原(3年・塾高)のナイスプレッシャーもあり、なんとかパントに追い込む。

リターナー#30三田(2年・塾高)が一気にハーフライン近辺まで戻す、素晴らしいリターン。

これはリターンチームのブロックもとても良く、中央に戻りかけた流れを、力を入れているキッキングで取り戻す。

 

WR#88早川(2年・NY高)のジェットスイープで30y近くゲイン。

敵陣に入り、ここでフリーフリッカー。

QB#2滝沢がエンドゾーンにナイスパスを投じる。

これもレシーバーの胸に入ったかと思われたが、中央DBの好守で失敗となる。

自陣35yと距離の長いFGを強いられこれも失敗。

 

流れを掴みきれない。。

流れを慶應に引き戻すべく奮闘するQB#2滝沢

 

中央オフェンスは、リズムよく再び慶應陣に入り込む。

ここで、大抜擢された1年生DB#7小平(1年・塾高)がクイックパスに良いリアクションをみせ、中央WRがボールを弾く。このボールに、DB#93戸田が素早く反応しインターセプト。

敵陣15y地点までリターン。

戸田は1年生にして、インターセプト1位を取りそうな勢い。

 

試合の流れが、中央と慶應に揺れ動く前半。

 

15yというとんでもない好機を貰ったが、QB#2滝沢がサイドライン際に逃げながら投じたパスをインターセプトされ、三度、チャンスを手放してしまう。

 

残り2分。

全力のディフェンスをみせ、踏ん張りきれそうに見えた残り24秒、Ballon敵陣46y、2ndDown15y。

QBから放たれたストリークが、相手エースレシーバーに見事デリバリーされ残り16秒で痛恨の逆転TDをされ、7 対 14で前半終了となる。

3度のチャンスを逃し、ツーミニッツを取られての逆転は流れとして負けパターン。

 

後半は中央オフェンスから。

この流れがマズい。このシリーズを取られると、慶應オフェンスの爆発力的に苦しい。

敵陣35y付近で3rdDown-10の好機が訪れる。

パスカバーできファーストターゲットに投げられず。

プレッシャーも入り、QBはスクランブル。

ここまではシナリオ通りのナイスディフェンス。

 

しかしながら悪夢が訪れる。

QBでありながらリーディングラッシャー争いをしている中央QBの脚力が火を噴き、65yを走りきられてしまう。7 対 21

苦しい展開となる。

 

RB#31橋口が、再び40y近いロングゲインをみせ逆転への望みを繋ぐ。

WR#88早川へのリバースが見事に決まり、苦手なレッドゾーンオフェンスを1発でTD。

14 対 21。

時間を使わず1ポゼッション差に詰め寄れたのは大きい。

ここ一番でのリバースを決めたWR#88早川

 

なんとか踏ん張りたいディフェンスだが、徐々に動きが悪くなってきている。

集まりきれなくなり、チャンスが作れない。個々では頑張っているが、デイフェンスユニット全体としての機能が明確に落ちてきた印象。

TDを奪われ14対28。

点の取り合いになり分が悪い。

 

この後、オフェンスは2インターセプトを喫するなどもあり、やや一方的な展開に。

ラストプレーでエースWR#3若月(4年・塾高)がTDを奪い意地をみせたが、ファイナルスコア21 対 42で敗退。

 

ゲームレポートが長くなってしまったが、お読み頂いた通り、試合の流れが振り子のように激しく揺れ動く試合であった。

いくつかのチャンスをものにしていれば、まったく違った試合展開になったと思える。

 

勝敗を分けたポイントは、この試合で言えば、球際の弱さとFGの精度。

振り返ってみると、早稲田には完敗であったものの、明治は勝てた試合だと思うし、

法政、中央にしても、勝利を取り切るチャンスは幾度もあったが、残念ながら全て敗戦となっている。

 

都度都度の敗因はあると思うが、とても平たく言えば「勝負弱い」という状況。

別に情けないとか、もっと頑張れとか、そんな言葉を言いたいわけではない。

勝負なので、勝ち負けはつく。対戦相手も真剣に勝ちに来ている。

 

何が足りないのか?

突き詰めれば、日々の練習で何が足りなく、勝負所で負けてしまうのか?

そこを突き詰めて欲しい。

立教戦に間に合うのか?

間に合わせて欲しい。

 

決勝トーナメントへの道は閉ざされたが、強く誇り高いUnicornsには成れる。

いつでも成れる。なりたい意志があれば成れる。

強く誇り高いUnicornsを目指し、最後の2試合、しっかりと成長してくれればと思う。

 

頑張れ!Unicorns!!!!