【結果】第70回定期戦 vs関西学院高等部(啓明学院との合同練習報告)

青木路彦(H7卒)

8月26日(土)16:30から神戸王子スタジアムで、関西学院高校との第70回定期戦が行われました。猛暑を避けて夕方からの試合開始となりましたが、前半終了間際に雷鳴あり、ルールによって一旦中断、しばらく様子見とするも雷は収まらず、降雨もあって好転せず。春の関西大会優勝校・関西学院と関東準優勝校・慶應義塾高校との好試合が期待されましたが、天候、ルールには逆らえず、前半残り16秒でスコアは0-13のままやむなく試合中止となりました。

関西学院は、3年片境君(#3)と2年長澤君(#9)の2枚QB体制でいずれも走力あり彼らのQBキープ、また主将RB永井君(#31)の中央ラン、
さらに3年WR/DB中君(#6)の攻守での活躍が目立ちしました。特に中君はWR/DB/Kを兼任、春の関西大会決勝でもMVPを受賞している183センチのマルチアスリートで2Qにはストリークパス捕球から50ヤード超を独走しTD、またDBとしても慶應キャリアーに目の覚めるハードタックルを何度も決めていました。

対する慶應はQB佐藤君(#12)やRB村木君(#2)たちのラン、またWR青木君(#15)の勝負強い連続キャッチ等でテンポよくゲインを重ね、また選手たちの勝利への気迫も感じられる好内容でしたが、1シリーズ目の3rdダウンショートではショットガン体型からのランプレーでフレッシュを奪えず、2シリーズ目は4thダウンギャンブルでのTDパスが失敗、4シリーズ目はインターセプトされ、無得点のまま試合中断となる流れでした。

関西学院は数名のキープレイヤーの個人技が目立ちましたが、チームとしては要所要所の反則やミスでの自滅も散見、またQBやRB走力とWR能力は高レベルで拮抗しており、またライン戦も負けておらず、後半の巻き返し、試合運び次第で勝機は十分にあったと感じました。選手もスタッフも春関西優勝の伝統校の実力を肌で感じることができたと思うので、これを秋の本番シーズンに活かしていってほしいものです。

また翌日午前中は関西学院の兄弟校で、兵庫の強豪校、関西大会常連校である啓明学院と同校グランドで合同練習をさせて頂きました。神戸市須磨区の高台にある同校は、周辺環境も100ヤード全面人工芝で観客席付のアメフトグランドも素晴らしく、声がとても出て活気があり、また規律ある練習を行っており、塾ユニメンバーも学びが多かったのではと思います。

近時、強豪校同士で合同練習・合宿がかなり行われているようです。私がSNSで確認しただけでも佼成学園、駒場学園、早大学院、法政二高、千葉日大一高、
関西学院、啓明学院などが東西交流も含めて実施しています。他校の選手レベル、練習メニュー、雰囲気等々を直で感じ、成長につながる機会になるのでこれからもこのような機会は積極的に考えていったらよいのではと感じました。

貴重な機会をご準備頂いた関西学院と啓明学院の関係者の皆様に感謝し、秋シーズン本番に向けて、引き続き練習と準備をしっかりと進めていってほしいと思います。

最後に暑い中、王子スタジアムに足を運んでくださった関西OBのみなさま、ご声援ありがとうございました。

頑張れ塾高ユニコーンズ!!