【結果】2025春季神奈川県大会決勝 vs日本大学高校

塾高父母会 多賀谷昌幸

試合結果

5月4日(日) 神奈川県大会 決勝
慶應義塾高校 対 日本大学高校
16:00 Kick Off @法政二高グラウンド

1Q 2Q 3Q 4Q
慶應義塾 7 21 0 7 35
日本大学 7 7 0 0 14
※4Q残り6分日本大学高校の棄権により試合終了

詳細はこちら

ゲームレポート

日吉対決となった神奈川県大会の決勝戦。
結果は、
慶應義塾高校 35 対 日大高校 14 の快勝となった。
(4Q残り6分、日大高校の棄権により試合終了)
これにより、慶應高校は2年ぶりの神奈川県制覇。
神奈川県1位として、6月からの関東大会に進出を決めた。

相手は15名ほどの少人数で攻守両面出場はあるものの、
好QBを擁し、WRもレベルが高く、パス攻撃が強力。
慶應ディフェンスは、タッチダウン2本はとられたものの、
要所を守り、一発TDは許さなかった。
慶應オフェンスは、強力OL陣のブロックによりランプレー中心に着実に得点。
後半は相手選手の負傷も続出し、途中棄権となったが、
慶應高校も集中力を切らさず、最後まで安定した戦いぶりだった。

優勝をきめた慶應高校ユニコーンズ

【1Q】

慶應キックで試合開始。
K#99大島(3年)のキックは、いつも通りのタッチバック。
最初のディフェンスシリーズ、
短いパスを3回連続で成功され、テンポ良く進まれる。
QBスクランブル、オプションQBキープでも進まれ、最後は25ydsパスを決められ、この春の神奈川県大会では初めてのTDを許し、先制される。
慶應0-7日大。

直後のキックオフリターン。
相手のゴロのキックを、リターナー#18鈴木隆(2年)が上手くキャッチ。
左サイドを駆け上がり、敵陣まで戻すビッグリターン。

WR#18鈴木隆のビッグリターン

敵陣45ydsから、最初のオフェンス。
エースRB#15鶴田(3年)のランを連発。
OL#52岩永(3年)、TE#99大島(3年)はブロックでアオテンしドライブ。
最後は、WR#18鈴木隆への10ydsパスでTD。
K#99大島のキックも成功し、7-7の同点に追いつく。

WR#18鈴木隆タッチダウンパスキャッチ

続くディフェンスは、
2本のパス失敗の後、3rdロングからブリッツを入れてアグレッシブなディフェンス。相手のスナップミスを誘い、LB#4仁藤(3年)がリカバー。
攻撃権を獲得し、一気に慶應高校にモメンタムをもってきた。
慶應応援席も、一気に盛り上がる!

LB#4仁藤のファンブルリカバーで、一気にモメンタムをもってきた。

【2Q】

ターンオーバー後、敵陣20yds付近からのオフェンス。
QB#5野口(3年)からTE#99大島へのプレーアクションパス、
RB#36大場(2年)のランで着実に前進し、
最後はRB#36大場が、OL#71三浦(2年)のナイスブロックもいかして、
オープンに開いてTDラン。
この試合は、試合経験を積み成長著しい2年生メンバーの活躍も目立っていた。
慶應14-7日大で、慶應が逆転。

RB#36大場のラン、OL#71三浦のナイスブロック。

続くディフェンスは、
相手のパス失敗と、オプションピッチは、LB#31戸田旭(3年)が鋭い出足でとめ、3回でシャットアウト。パントに追い込む。
4thパントでは、LB#9戸田周(3年)がきれいにパントブロック!
転がったボールを自らキャッチして、そのままエンドゾーンへ!タッチダウン!
LB#9戸田周の準決勝に続くビッグプレーで、
慶應21-7日大で、リードを広げる。

LB#9戸田周のパントブロック! このあと自分で拾ってTD!

続くディフェンスは、相手がパスを連発。
LB#4仁藤のナイスパスカットはあったものの、
テンポ良くパスを決められ、ランアフターキャッチでも進まれ、
最後は15ydsパスを決められTD。
慶應21-14日大、と追い上げられる。簡単には勝たせてくれない。

反撃したいオフェンス。
RB#15鶴田の中央のランを、OL#52岩永、OL#62堀之内(3年)が押しまくる。
WR#86横手一へのパス成功もはさみ、
最後はOL#52岩永、OL#62堀之内が大きく開けた穴を、RB#15鶴田が30yds走りきりTD。
慶應28-14日大、とリードを広げた。

RB#15鶴田の密集を抜けるラン。ブロックするOL#52岩永、OL#62堀之内

2本差つけてのディフェンス。
前半終了間際で、相手もパス攻撃に出てくる。
DL#99大島、DL#70小谷(2年)、DL#77奥野(2年)がプレッシャーをかけ、
LB#9戸田周がブリッツからサック。
続く左ロールアウトのパスも、LB#31戸田旭が反応してパスカット。
3rdロングのパスも、DB#13高村(2年)が前に入りパスカット。
DL・LB陣のパスラッシュと、DB・LB陣のパスカバーとで、しっかり守り切った。

キッキングのビッグプレーや、相手のミスに助けられ、
慶應28-14日大、でハーフタイムへ。

【3Q】

慶應リターンから、後半開始。
オフェンスはパスが決まらず、3回で終了。
パントも不調で、50yds付近から相手の攻撃に。

ディフェンス最初のプレーで、
DL#99大島がQBサック。彼を相手RBが一人でパスプロはさすがに厳しい。
慶應DL・LB陣の激しいラッシュに、相手オフェンスもたまらずフォルススタート。
QBとWRのタイミングも合わず、DL#72命尾(3年)もパスカット。
4thパントに追い込む。
慶應ディフェンス陣の勢いが、完全に上回った。

DL#72命尾、パスカット

後半出だしのオフェンスは、
OL陣とWR#21日高(3年)のナイスブロックで、ランプレーは進むも、パスが決まらず、パントで陣地回復。

続くディフェンスは、
パスの連続成功で進まれるも、ゴール前では粘って止め、
4thギャンブルのQBスクランブルも、DL#77奥野、LB#9戸田周、DL#99大島、LB#31戸田旭、とみなで集まって止めて、攻守交代。

4thギャンブルも、集まってしっかりとめた

このあたりから、相手チームのけが人が多発して、戦況も膠着。

【4Q】

膠着状態を破るべく、慶應オフェンスはRB#15鶴田、RB#36大場のランを中心に、じりじりと前進。
最後はOL陣のあけた大きな穴を、RB#36大場がカットバックしながら15ydsを走りきりTD。
ダメ押しの得点で、慶應35-14日大と、リードを広げた。

しっかり守り切りたいディフェンス。
相手のリバースはみなで集まって止め、
続くパスもキャッチ後に走られたが、DB#1多賀谷(3年)が最後にとめてタッチダウンは許さない。
ゴール前に迫られての4thギャンブルも、DL#77奥野のラッシュで投げ急がせ、DB#17文平(3年)をはじめとしたDB陣もしっかりカバーでパス失敗。
守り切った。

ここで、4Q残り6分、相手チームが棄権を申し入れ、試合終了。
慶應高校の勝利となった。

日大高校も少数精鋭ながら、粘り強く戦った

 

次戦(予定)
6月8日(日) 関東大会2回戦
慶應義塾高校(神奈川1位) 対 【佼成学園(東京3位)と SIC2位の勝者】
9:45@アミノバイタルフィールド