【結果】2023定期戦 vs早稲田大学高等学院

塾高ユニコーンズ 高校早慶戦16-24で惨敗

平成7年卒 青木路彦

8/13(日)16:00より早大東伏見グランドで高校アメフト早慶戦が行われました
あいにくの悪天候、時折豪雨にも見舞われ、両チームともにファンブル、スナップミスなどが散見される試合となりましたが、都大会初戦で姿を消した早大学院の早慶戦にかける意気込み、勝利への執着心、また試合への準備が勝っていたようで、悔しい結果となりました。

塾高ユニコーンズは、試合序盤よりほぼ全選手をローテーションできっちり交代出場させており、春シーズンには機会のなかった2年生選手も数多く出場、これはこれで非常によい経験になったとは思います。
しかし試合終盤まで本来のペースを掴めず、オフェンスは要所要所でのミスが響いて攻めきれず、ディフェンスは隙間を突かれたパスでロングゲインを何度も奪われ、ファイナルスコアとなりました。

試合後のキャプテンQB佐藤君(#12)、バイスDL桜井君(#53)、OL海老谷君(#66)

 

以下、簡単に試合を振り返りたいと思います。

前半は慶応リターンから、豪雨の中での試合開始となり、慶応リターナー村木君(#2)はボールが手につかず、確保に時間を要してほぼゲインなく自陣15ヤード付近から攻撃スタート。
ラン中心のプレーコールで組み立てていきますが、サードダウンでQBからRBへのピッチミスあり、フレッシュ更新できず。最初のパントはスナップミスとなりましたが、パンターに入っていた2年QB金澤君(#49)の好判断でそのままボールを持って走り、結果オーライでロングゲイン、敵陣30ヤード付近まで進みます。
しかしその後のオフェンスはTDに結びつけられず、FGをK須藤君(#24)が決めて3-0で先制。

ランアフターキャッチでゲインを重ねた3年WR永松君(#1)と3年OL乙部君(#75)

続く早大学院の攻撃は3プレー目でファンブル、これを慶應がリカバーして攻守交替、追加点のチャンスとなりますが、1プレー目で今度は早稲田が慶應パスをインターセプト、すぐに攻守が入れ替わります。直後の早稲田オフェンスにフレッシュは許すものの、その後パントとし、自陣10ヤード付近からの慶應オフェンス。
しかしこの攻撃で再びスナップミス、ボールはそのままゴールラインを越えてセーフティを与えてしまい3-2という微妙な点差になります。

その後はパントの応酬となりますが、前半最後の早稲田オフェンスシリーズの1プレー目でLBとSFの守備の隙間にミドルパスを決められ、そのまま走ってTD、キックも決まって3-9で前半終了となりました。

春のHigh School Super Star 3年DL山田君(#70)と高柳君(#60)、3年LB柳原君(#35)、文平君(#56)

後半は早稲田リターンで試合再開、最初の早稲田シリーズはパントに追い込み、今度は早稲田がスナップミスで敵陣8ヤードから慶應オフェンス。2プレー目で3年RB村木君(#2)が飛び込んでTD、トラポンキックも須藤君(#24)が決めて10-9とようやくリードしました。

しかしその後の早稲田ナイスリターンで慶應陣42ヤードまで攻め込まれ、1プレー目でWRへのミドルポストパスが決まってTD、さらにトラポンもパス成功で2点を献上し17-10とすぐに逆転されてしまいました。
続く慶應KRは、リターナーに入った3年WR青木君(#15)が痛恨のファンブル、ゴール前25ヤード付近から早稲田オフェンスとなり、ラン中心の攻撃で更にTDを許してしまい、トラポンキックも決まって10-24とリードを広げられます。

3Q序盤、相手ミスで得た好位置から飛び込んでTDとしたRB村木君(#2)

そして試合は4Qへ、お互い攻めきれず、膠着状態となります。

終盤シリーズで慶應はようやく本来のオフェンスリズムでゲインを重ね、RB村木君(#2)、2年後藤君(#23)のランや3年WR永松君(#1)、川崎君(#7)へのパスでゴール前20ヤード付近まで迫ります。しかしここで再び痛いスナップミス、セカンドダウン超ロングとなり、QB佐藤君(#12)は2年WR富安君(#31)へのロングTDパスを狙うも失敗、サードダウンのランプレーはゲインなし、フォースダウンギャンブルで3年WR青木君(#15)へのパスが決まり、群がるデフェンダーを振り解いた懸命のランアフターキャッチでゴールラインを目指すもフレッシュならず攻守交替、得点は10-24のまま。

続く早稲田オフェンスはきっちり止めてパント、残り約1分で敵陣40ヤード付近から再度慶應オフェンス。
1プレー目でQB滝澤君(#11)が投じたストリークパスをWR青木君(#15)が捕球。相手CBとSFを振り切り、サイドライン側をそのまま走ってTD、16-24と追い上げるも、トラポンキックはブロック、その後追加点に繋げたいオンサイドキックも失敗して、ファイナルスコアとなりました。

4Q終盤、ディフェンダーを振り切ってゴールラインを目指す3年WR青木君(#15)

伝統の早慶戦で勝利を逃したことは非常に残念ですが、出場各選手それぞれのプレー、雨の中での試合運び、ベンチでのチームワーク、雰囲気作り等々、多くの反省と学びがあったと思います。
2週間後に控えた関西学院との定期戦、そして念願の関東制覇、クリスマスボウルに続く秋季大会スタートに向けて、選手、スタッフ全員で全ての反省点、修正点を明確にして、準備を進めていってほしいと思います。

頑張れ塾高ユニコーンズ!