【結果】2025春季関東大会準決勝 vs足立学園高校

塾高父母会 多賀谷昌幸

足立の重量級ラインに耐え、オーバータイムで足立学園を撃破!

試合結果

6月15日(日)春季関東大会 準決勝
慶應義塾高校 対 足立学園高校
12:30 Kick Off @アミノバイタルフィールド

1Q 2Q 3Q 4Q OT
慶應義塾高等学校 0 0 0 6 7 13
足立学園高等学校 0 6 0 6 0 6

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ゲームレポート

佼成学園に勝って勢いにのる塾高ユニコーンズ。
100kgを超える重量級ライン擁する足立学園に、どう対抗するか。
蒸し暑い湿気のなか、塾高ユニコーンズのライン陣が奮闘がカギになる一戦。
2週連続の試合で満身創痍のなか、最後まで諦めず、選手たちが頑張った!

【1Q】

慶應K#99大島(3年)のキックで試合開始。
リターナーの頭を越えてタッチバック。

最初のディフェンス。
足立オフェンスは、大型OLと強いRBでゴリゴリとランプレー中心で進めてくる。
中のランプレーで進まれるも、DB#14横手貴(2年)、DB#13高村(2年)、
のセカンダリーのタックルでロングゲインは許さない。
時々パスも織り交ぜながらドライブされ、自陣まで攻め込まれるが、
DL#72命尾(3年)、DL#52岩永(3年)、LB#4仁藤(3年)のタックルで、
徐々に中のランにも対応し始める。
3rdダウン10ydsからのランを、LB#9戸田周(3年)がタックル。
自陣12ydsからの4thダウン2ydsのFBダイブを、押し込まれずにとめた!
攻守交代!
慶應ディフェンスが粘りをみせた!
慶應サイドラインも盛り上がる!

直後のオフェンス。
リズムにのれず、3回で終了、パント。
パントカバーのWR#2森(3年)がスピードあふれるカバー、ソロタックル。

続く自陣40ydsからのディフェンス。
ランを連続して10yds近くずつ出されてしまい、DB陣がなんとかタックル。
しかしここで、
LB#4仁藤(3年)がラッシュしてサック!
次のプレーもDL#70小谷(2年)がサック!
慶應ディフェンスが盛り上がる!
4thギャンブルも、スクリーンをDL#72命尾がカットし、攻守交代。
自陣20ydsまで攻め込まれるも、なんとか耐えた。

相手オフェンスの流れをとめた、LB#4仁藤のサック

続く2回目のオフェンスも、
うまく進めず3回で終了、自陣20ydsからパント。
スナップがやや乱れるも、パンター#31戸田旭、
ラッシュを上手くかわして、なんとか蹴る。

続くディフェンス、自陣45ydsから、苦しいフィールドポジションが続く。
連続してランプレーの足立オフェンス。
DB#14横手貴、LB#3渡邉(3年)、がタックルして、なんとかとめる。
しかし、続くランプレーで、
3人かわされて30ydsのTDランを決められてしまう。
慶應0-6足立
と、ここまでなんとか粘ってきた慶應ディフェンスだが、ついにタッチダウンを許してしまう。

ここでLB#9戸田周のビッグプレー。
トラポンキックを、きれいにブロック!
1点を阻止。
このキック阻止が、あとあと効いてくる。

LB#9戸田周のフィールドゴールブロック!

3回目の慶應オフェンス。
RB#36大場(2年)のラン、2人からタックルされても倒れず、粘って5ydsゲイン。
3rdダウン1ydsまで進むも、あえなくパント。
フレッシュがとれない。

敵陣25ydsからのディフェンス。
10プレーかけてドライブされ、4thギャンブルも中央のダイブでフレッシュをとられ、じりじりと進まれるも、なんとか粘る慶應ディフェンス。
前半残り時間1:21。
足立タイムアウト後のパス、パスは成功するも、
集まってタックルしたDB#22中塚(3年)がファンブルフォース!
DB#13高村がリカバーして、攻守交代。

DB#22中塚のファンブルフォース!自陣ゴール前で食い止める。

慶應ディフェンスが守り切って、
慶應0-6足立 のまま、前半終了。

慶應ディフェンスは、足立の大型OL&RBのランプレー相手に、なんとかTD1本で耐えた。
慶應オフェンスは、流れをつかめないまま、前半終了。
スタッツのうえでは、足立学園が優勢。慶應は後半巻き返せるか。

【3Q】

後半最初のオフェンス。
QB#5野口(3年)からTE#81進(2年)へのパスが成功。
RB#36大場のランで、ようやくフレッシュ獲得。
WR#18鈴木隆(2年)へのパスが成功するも、後が続かず。パント。
パントは、WR#2森がまたもナイスカバー。
即タックルし、リターンを許さない。

WR#2森のタックル。パントリターンを許さない。

続くディフェンス。
ランプレーでじりじりと進まれるも、1発ロングゲインは許さず、パント。
粘って止めている。

反撃したいオフェンス。
自陣15ydsから、WR#18鈴木隆、WR#10高木(3年)へのパスを連発。
少しずつパス成功し始め、ドライブし始めるも、パント。
このパンター#31戸田旭のパントを、エンドゾーン1ydsのところでおさえ、
陣地回復。

ここで4Qに。
慶應0-6足立のまま。

【4Q】

粘りたいディフェンス。
LB#31戸田旭、LB#3渡邉のタックルで、ランプレーはとまりはじめるものの、
QBスニークでフレッシュをとられ、ドライブされる。
しかし、3rdダウンをLB#31戸田旭、LB#9戸田周の2人でとめ、パントへ。
守り切って、攻守交代。

自陣40ydsからのオフェンス。
反撃したいが、リバースは不発で進めず。
あわやインターセプトもあり、パント。
パントは、またもやWR#2森がナイスタックル。

4Q残り3:30からのディフェンス。
ランをDL#77奥野(2年)がタックル。
3rdダウンのランは、LB#3渡邉とDB#1多賀谷(3年)がタックルし、
フレッシュ阻止。3プレーでパントへ。
ディフェンスがよく止めて、反撃の時間を残して、
慶應オフェンスにボールをもってきた。

慶應0-6足立
4Q残り1:52、自陣45ydsからオフェンス。
QB#5野口からWR#10高木へのパスを連発。
4thギャンブルもWR#10高木へのパスが成功し、フレッシュ。

WR#10高木へのパスを連続して成功

その後、さらに次も4thギャンブルとなり、WR#86横手一へのパスでフレッシュ。
そして、次のプレーで、またWR#86横手一へのパスがきまりタッチダウン!
慶應6-6足立。土壇場で追いついた!
4Q残り時間29秒。
盛り上がるサイドライン。応援席も総立ち。

WR#86横手一が競り合って、待望の同点タッチダウンキャッチ

喜ぶWR陣とサイドライン

しかし、タッチダウン後の反則で、トラポンキックは15yds罰退。
そしてキック不成功。
慶應6-6足立

追いつかれた足立オフェンスの1プレー目。
足立QBの投げたパスを、LB#3渡邉がインターセプト!
下がりながらジャンプしてキャッチ。難しいプレーを華麗に決めた!
足立に反撃ムードを渡さない。
慶應応援席、引き続き総立ち。

LB#3渡邉、足立の反撃を断ち切るインターセプト!

自陣48ydsから慶應オフェンス。残り14秒。
タイムアウトを取りながら、タッチダウンパスを狙うも、ここは決まらず。

慶應6-6足立、のまま、4Qが終了。

このまま、オーバータイムに突入。

オーバータイム1回目、慶應オフェンス

敵陣25ydsから、
まずは慶應オフェンスから。
3rdダウン10ydsからのパスを、QB#5野口からTE#99大島(3年)へ、
ギリギリのところで見事に成功。
キャプテン#99大島の気持ちのこもったプレーで、オフェンスを引っ張る。

TE#99大島のキャッチでフレッシュ獲得

RB#36大場の粘り強いランで前進し、
WR#10高木へのパスも成功し、ゴール前1ydsまで前進。
ここで、RB#15鶴田(3年)を投入。
OL#72命尾、OL#52岩永、OL#堀之内(3年)、TE#99大島、RB#21日高(3年)、がブロックで開けた穴に、
RB#15鶴田が迷いなく突っ込み、タッチダウン!
オーバータイムの先攻で、しっかりタッチダウンを取り切った。
キックも成功し、相手にプレッシャーをかける。

【オーバータイム1回目 足立オフェンス】

25ydsから足立オフェンス。
1プレー目のランを、裏のLB、LB#9戸田周が素晴らしい上がりでロスタックル!
慶應側が盛り上がる!
2プレー目のダイブフェイクパスを、DL#52岩永がサック!
ますます慶應側が盛り上がる!

DL#52岩永のサック。吠える岩永!

3rdロングからのパス、LB#4仁藤がQBへプレッシャーをかけ、
DB#1多賀谷がレシーバーをしっかりカバー、
待ち受けたDB#17文平(3年)がインターセプト!!
足立の反撃を断ち切り、慶應の勝利!
慶應6-6足立
(7-0)

DB#17文平のインターセプトで試合終了

佼成学園戦に続く、4Qからの劇的勝利。
4Qは応援席はずっと総立ち。
紙一重の展開だったが、取られても落ちることなく、
すぐに取り返す、切り替える、あたりに、今年のチームの精神的な強さを感じる。

攻守にわたって出続ける、副将OL/DLの#72命尾、#52岩永は、本当によく頑張ったと思う。
終盤は、パスターゲットになり続け、走り続けたエースWR#10高木。
大型OL、RBのランプレーに、粘り強く耐え続けたディフェンス陣は、
終盤のタイムアウト時、輪になって全員で手をつなぐ姿に一体感を感じた。
主力の一部を欠き、満身創痍のなか、お互いカバーし合って勝ちきった。
サイドラインも含めた全員の気持ちのこもった、素晴らしい勝利だったと思う。

いよいよ次戦は、関東大会の決勝戦。
相手は東京1位の駒場学園。
ここまで圧倒的な強さで勝ち上がってきている相手。
関東大会制覇に向けて、全力で挑んでもらいたい。
皆さま、応援お願いします!

次戦(予定)
6月28日(土) 関東大会 決勝
慶應義塾高校(神奈川1位) 対 駒場学園(東京1位)
13:0015:00@富士通スタジアム川崎 (暑熱対策のため変更)

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