2025/9/6
昭和52年(1977年)卒 清水利彦
shimizu.toshihiko2@gmail.com
2025年8月22日、大阪梅田の中国料理店にて関西ユニコーンズ会懇親会が開催されました。
コロナ災禍の影響により、しばらくの間中止されており、これが6年ぶりの開催となりました。この日の参加者16名の氏名は下記のとおりです。(敬称略・数字は卒年西暦)
1972辻壽一、1975柴田和夫、1977岡本順治・清水利彦、1978帰山健次、1985柴司、1987冨岡啓一・大西量介、1995平野大治郎、1996中尾治生、1997益田博之、2000高村健一、2013佐藤由樹(女子タッチ)、2014頴川(旧姓大家)有喜、2017大倉祐介・長塚大
関西ユニコーンズ会は1994年(平成6年)春に設立されており、今年で31年目になります。関西地区に居住または勤務するユニコーンズ卒業生(信濃町・女子タッチを含む)ならば誰でも参加することが出来ます。年会費などの義務は一切なく、懇親会などを開催した時だけ参加費を集めています。
この会は日本中に(そして海外にも)いくつもある「地域別ユニコーンズ会」や「企業別ユニコーンズ会」と同様に、いわゆる「勝手連」であり、アメリカンフットボール三田会に所属している団体ではありません。ただし一つだけ他のユニコーンズ会と異なるのは、関西ユニコーンズ会が「慶應が甲子園ボウルに出場した時に、地元としてチームを迎え入れることの出来る、唯一の組織」であることと認識しております。
関西ユニコーンズ会は、創設された時から我々が「慶應が甲子園ボウルに出場した際に、現役チームのお世話をし、ユニコーンズに貢献するための準備委員会」となることが目的と明言されているのです。
甲子園ボウル出場が決まってから、実際の試合当日までの期間はわずか2週間しかありません。「準備せねばならないこと、準備をしておいた方が良いこと」は山のようにあるでしょうが、すべて2週間以内にやらねばならないのです。やるべきことをちょっと考えただけでも、「観客(応援)動員」「チケット確保」「受付設営」「祝賀会の企画・準備」などがありますし、「寄付集め(ユニコーンズ関係者以外の関西在住塾員に求める寄付)」も、おそらく大きな仕事でしょう。慶應高校が夏の甲子園で優勝した時は、野球部とは何の関係もない私のところにも、ちゃんと寄付のお願いが届いていました。
出場が決まって「今から関西在住OB/OGの名簿をまとめましょう」では全く間に合いませんし、たとえ名簿があっても、その際にお互いが初めて会って名刺交換をしているようでは良い仕事は出来ません。
「関西ユニコーンズ会の名簿をきちんと更新し、毎年、関西在住者が集まって酒を酌み交わして仲の良い集団となり、いざという時には心を一つにしてユニコーンズのために働く」、これが関西ユニコーンズ会設立の目的なのです。
関西ユニコーンズ会は私が設立発起人ですが、初代会長・阪口正幸さん(昭和53年卒)、第二代会長・大西量介さん(昭和62年卒)のご尽力によって活動を続けてきました。今回、新たに第三代会長として中尾治生さん(平成8年卒)がご就任いただくことになりました。また、中尾新会長を補佐する役割を、頴川有喜さん(平成26年卒)、大倉祐介さん(平成29年卒)にお引き受けいただくことになりました。
感謝いたしております。何卒よろしくお願い申し上げます。
今回懇親会に参加してくださった16名のうち、最年長と最年少とでは46歳の差がありましたが、青春時代をユニコーンズに捧げた者同士です。共通の話題はいくらでもあり、すぐに打ち解けることが出来て、昔話に花が咲き、爆笑の連続となりました。
関西在住卒業生に名簿登録のお願い
コロナで6年間のブランクがあったため、名簿が更新されておらず、特に転入・転出の激しい若手卒業生の名簿が不確実になっています。「関西ユニコーンズ会LINEグループ」を作って情報伝達をおこなっていますが、「自分は関西在住者だが、今回の関西ユニコーンズ会開催の案内をもらっていない」という方が、大勢おられるものと推察しています。このような方は、中尾治生 nakao.haruo@gmail.com
もしくは清水利彦 shimizu.toshihiko2@gmail.com までご一報ください。名簿に加えさせていただきます。信濃町(MNP)や女子タッチ卒業生で関西におられる方も是非ご連絡ください。
また、Xリーグの関西地区チームに所属されている方がおられましたら、こちらも是非お知らせください。会員同士で誘い合わせて試合の応援などしたいと考えております。
関東のXリーグ・チームに所属されている方も、関西遠征試合などある場合は我々にお知らせくだされば、LINEグループに告知して多少なりとも応援動員に協力したいと思います。
大西前会長・中尾新会長からはご挨拶をいただきましたので、掲載させていただきます。
<大西量介前会長 ご挨拶>
S62年卒、大西量介です。
先月8月22日(金)6年ぶりのユニコーンズウエストにて関西ユニコーンズ会(関西在住ОB・OG会)第二代会長を退きました。後任の三代目会長は中尾治夫ОB(H8年卒)です。
ユニコーンズウエストは本来、毎年シーズン開幕前後に関西在住ОB・OG会として開催されてきましたが、コロナ禍・現役チームの度重なる不祥事による活動停止に伴い休止状態になっていました。
私自身この時期、結婚・叔父の相続・母の世話等でかなり生活が変わり、また引継ぎが上手く行かず、ここ数年は暫定会長のような状態になっていました。
思い起こせばH18年(2006年)4月、17年ぶりの関学戦(@神戸・王子スタジアム)にて、それまで関西ユニコーンズ会の指揮を執っていた清水利彦幹事(S52年卒)から「東京で単身赴任をする事になったから後頼むぞ」の一言で、私が関西ユニコーンズ会を率いて行く事になりました。
当時は阪口正幸会長(S53年卒・初代会長)の下、幹事長として活動の幅を広げて行きました。
後に副会長兼任となり、そして阪口会長の辞意を受け、私が会長に就任したのはH24年(2012年)春の事です。
私が目指し行って来た事は、
- 関西在住ОB・OGの把握、名簿作成。新赴任者の歓迎会を行い情報交換をする。(甲子園ボウルに出場した時、連携してサポートする為、という目的も含んでいます)
- ユニコーンズウエスト等、ユニコーンズ内部での懇親会の開催・幹事業。
- 関学戦後の合同懇親会の企画・幹事業(関学ОB方と合同で行う)
- 関西フットボール界とのつながりを持つよう努める。若手ОBを誘いОB戦への出場。
- 高校生フットボーラーのリクルーティング(試合のビデオ撮影。関係者への接触)
- 大学ユニコーンズのみならず、ユニコーンズファミリーの各チームの関西遠征試合の観戦、事前のスカウティング。
1~4に関しては自分ながらよくやったとは思います。中堅・若手ОBらと同じフィールドで55歳まで試合に出られたのは「ユニコーンズの力」だと勝手に思っています。
残念なのは一つはリクルーティング。
ビデオ撮影は皆様結構行ってくれましたし、担当マネージャー・ОB会の担当スタッフはよくやってくれましたが、やはり入試のハードルが高いのか?
あまり成果が出なかったのは残念です。不合格者が他大学に持って行かれた事もありました。
もう一つは6ですね。大学の試合以外、試合を観に来るОB・OGが少な過ぎます。
先日の関学高定期戦も4人しか来ていませんでした。
最後になりますが、実質11年ほど、やり切りました。悔いはありません。悔しい思い出もありますが、楽しい思い出の方が遥かに上回ります。これまでサポートして下さった多くのОB・OG方々、本当にありがとうございました。
今後は中尾新会長を中心に、関西での勢いを取り戻して欲しいものです。私もアドバイザーとして側面から支えて行く所存です。
<中尾新会長 ご挨拶>
関西にいるメンバーが一致団結して、UNICORNSファミリーを応援できるように、日頃から、若手・ベテランまで連携できるようにしていきます。
甲子園ボウルでOB・OGが一緒に応援できる日を楽しみにしております。
1996年卒 中尾治生
(中尾さんの呼びかけにより、当日、大学現役チームおよび女子タッチチームに激励の寄せ書きを行いました)
なお、若手会員の方々から「自己紹介文&懇親会参加所感文」をいただきましたのでお読みください。
<佐藤由樹さん、2013年卒、女子タッチ主将、相模大野高校出身>
私は佐藤由樹(2013年環境情報学部卒)です。
学生時代はタッチフットボールに4年間取り組み、全国3位を経験しました。卒業後は関西の食品メーカーに就職し、現在はネスレ日本でキットカットのマーケティングを担当しています。
先日、6年ぶりに開催された関西ユニコーンズ会に参加し、久々の再会や新しい出会いを通じて、ユニコーンズならではの絆を強く感じました。関西に縁のなかった私を温かく迎え入れてくださった大西前会長をはじめ、ユニコーンズの皆さまには大変お世話になり、今も深く感謝しています。
私は現在も選手を続けており、2025年8月には中国・成都で行われたワールドゲームズにフラッグフットボール日本代表として出場し、同じく慶應出身の磐田千紘さんや上松あかりさんと共に戦いました。代表活動で得られた学びを、後輩たちに少しでも還元していければと思っています。
今後ともご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
<頴川有喜さん、2014年卒OL、六甲高校出身>
2014年卒の頴川(旧姓:大家)です。
現役時はOLでした。卒業後はハウスメーカーに就職し、2019年に関西異動後から兵庫県西宮市在住です。2023年に妻の家業に入り不動産業に携わっております。
普段から関西不動産三田会、神戸慶應倶楽部等で、塾員の繋がりには大変お世話になっていますが、就中ユニコーンズに関しては、OBの方々とお会いする機会があまりなく寂しく思っておりました。そんな折、今回6年ぶりに関西ユニコーンズ会が開催されると聞き喜び勇んで参加させていただいた次第です。
卒業から10年以上が経過し、現役の頃を思い出す機会も減った中、先輩方のお話を伺っていると、久しぶりに当時の様々な記憶が蘇り、多々あったはずの苦労も懐かしく思い出されて楽しい時間になりました。また後輩が自分たちと同じ道を辿ってその経験を糧に現在社会で奮闘している話には大いに刺激をもらえました。
今後も縦横の繋がりを大切に、関西ユニコーンズ会発展のために出来ることがあれば微力ながらお力になりたいと思います。
<大倉祐介さん、2017年卒>
17年経済学部卒の大倉と申します。
現役時代はOLで、卒業後に4年間高校ユニコーンズで社会人コーチもさせていただきました。
現在はベンチャー企業とプロスポーツクラブの経営に携わらせていただいております。
懇親会には初めて参加させていただきましたが、年の差、卒年関係なく和気あいあいとしており、とても楽しい時間でした!若輩者を受け入れてくださり感謝しかございません。
ユニコーンズを甲子園で出迎えるという関西での楽しみが1つ増えました。
定期戦などで関西に来た際にも、久しぶりに観戦に行きたいと思います。
若手OBOGの皆さま、卒業以来縁遠くなっている方もいらっしゃると思いますが、是非一度足を運んでみてください。後悔はしないと思います。お待ちしております!
終わりに
大西前会長、長い間本当にご苦労様でした。有難うございました。これから皆で中尾新会長をバックアップしてまいりましょう!!
女子タッチの佐藤由樹さんとは、12年前に卒業された際に面識があるのですが、現在も現役選手として活動されているばかりではなく、女子フラッグフットボール日本代表チームに選ばれた14名のうちの一人として海外遠征などの活躍をされていると聞き、本当に驚き、心から嬉しく思っています。
甲子園ボウル出場の際の準備委員会として設立された関西ユニコーンズ会ですが、創設以来31年間、残念ながら活躍の機会を得ていません。それでも我々はあきらめず、準備をして待ち続けます。
関西勤務となられた方、是非関西ユニコーンズ会にご登録ください!!
おまけ 全米カレッジフットボールも開幕!
海外でもフットボールシーズンが始まっています。「昨年度全米チャンピオン(オハイオ州立大)vs本年度プレシーズンランク1位(テキサス大)」という最高の注目カードとなった一戦は、14-7でオハイオ州立大が勝利。
アラバマ大(ランク8位)が開幕戦、フロリダ州立大に17-31で敗れたのは驚きました。フロリダ州立大は昨年2勝10敗という地獄のシーズンを過ごし、今季もランク外に落ちていましたが大金星を挙げました。アラバマ大がシーズン開幕戦に負けたのは、なんと2001年、対UCLA(17-20)以来24年ぶりのこと。
「清水利彦のアメフト名言・迷言集」
https://footballquotes.fc2.net/
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