広報担当 橋谷友太朗(3年)
こんにちは!
3年ストレングスコーチの橋谷です!
今週から、“Pick Up UNICORNS🦄”と題して、各部員のインタビューを掲載いたします!
初回の今回は、新2年女子スタッフの3人
- TR 森美沙希(渋谷幕張)
- TR 永島麻央(渋谷幕張)
- MGR 平山香乃(県立千葉)
に取材しました!
部員を深く知る機会になってもらえればと思います。それではどうぞ!
青春はこれから
「この先どうなるのか心配だった。」
入部を決めた彼女たちに待ち構えていたのは、部活動自粛の連絡。活動再開までの3ヶ月、練習もできずに時間だけが進んでいった。
何を思い入部したのか。そして、この部活で得られたものは何か。今回は、新2年の女子スタッフ3人を深掘りしていこうと思う。
幼少期〜中学時代
3人兄弟の一番上の森。
幼少期はクラシックバレエと習字を習い、中学は名門・渋谷教育学園幕張中学校(通称 渋幕)に入学。バスケ部に入部した。
一人っ子の永島麻央。
小学校までは、色々な習い事に取り組んでいた。クラシックバレエや水泳、ピアノや英会話など、色々なことに挑戦した。中学はこちらも渋谷教育学園幕張中学校に入学。水泳部に入部し、中学でもスポーツを続けた。
森と永島は、中1で同じクラスだった。2人はそこで仲良くなった。
永島は言う。
「私が列の先頭で、美沙希ちゃんが私の列の1番後ろでした。そこで知り合って、仲良くなって、今につながります。インフルが2人同時にかかるくらい、仲良くてずっと一緒にいました(笑)。」
双子の妹として生まれた平山香乃。
幼稚園では、クラシックバレエやエレクトーンに打ち込んでいた。中学からは県立千葉中学校に進学。音楽部弦楽班でバイオリンを弾いていた。経歴を見ると、かなりハイスペックである。
高校時代
高校時代も深堀りしてみた。
森は引き続きバスケに挑戦する。
永島はバレーボールに挑戦した。
「中学までは水泳でしたが、高校に上がるタイミングで新しい挑戦をすることに決めました。バレーボール部では、私の身長が高かったこともあり、試合に頻繁に絡むことができました。ただ、私は体育祭の実行委員や、体育祭の応援団もやっていて、あまりバレーボールに打ち込めませんでした。」
平山は高校でラグビー部のマネージャーに挑戦した。
「初めて真剣にスポーツに向き合えました。1つ今でも覚えているエピソードがあって。私の入部した県千葉のラグビー部は強いとは言えないけど、私の学年の新人戦で、強い相手に逆転して勝って、ベスト4に入ったんです。その試合は感動して泣いちゃいました(笑)。自分ではプレーはできないけど、マネージャーとして一生懸命チームを支えていたからこそ、感動できたんだと思います。選手のみんなが本気でラグビーに取り組んでいる姿にも感動したし、私も頑張ろうって思えました。」
UNICORNSに入部した動機
アメフトという競技と触れてこなかった人生。彼女たちがこの部を選んだのはどうしてか。
森は高校時代の苦い経験が大きく影響していた。
「私は高校時代、バスケを真剣に頑張ったんです。それでも、結果がついてこなかった。なかなか勝てず、選手としてプレーする自分に限界を感じていました。大学ではラクロスの選手もやろうか考えましたが、スタッフとして入部することを前提に体育会の部活を探すことにしました。」
永島は熱心に部活ができる環境を探していた。
「高校はスポーツが強い学校ではなかった。渋幕は、部活は勉強の息抜きのような感じで、部活を熱心にできる環境ではありませんでした。それに、私は高校時代の未練もある。だから、大学に入ったら体育会に入ってちゃんと部活をやりたいと考えていました。最初は他の部活も考えていました。」
森は続けてこう言った。
「その時、ちょうど麻央ちゃんがUNICORNSのインスタをフォローしているのを見つけたんです。そこで連絡したら、『明日新歓行こうと思ってる』って言われて。2人でUNICORNSの公開練習に行きました。」
永島は裏話もしてくれた。
「私は新歓でバレーボール部の新歓を見ようとしたんです。けど多分時間を間違えて行っちゃって、バレーボール部がいると思っていた教室にはアメフト部のイカつい選手たちがたくさんいて(笑)。その時にチラシをもらったから、アメフト部の存在も知れました。今考えると、すごい運命だったなって思います。」
そうやって渋幕出身の2人は入部を決めた。
対して平山は2人とは違うルートを辿って入部を決めた。
「元々私は高校時代マネージャーをやっていたので、大学でもマネージャーをやろうと考えていました。最初は準体育会、理工学部体育会の部活やサークルなどの部活を見てまわりました。けど、見ているうちに本気で部活をやりたくなってきちゃって(笑)。その時に体育会で部活を探そうと決めました。あと、私はラグビー部のマネージャーをやっていたので、コンタクトスポーツのマネージャーを大学でもやりたかったんです。アメフトはコンタクトスポーツだし、自分の叔父もやっていたので、入部を決めました。」
最初の印象
お互いの最初の印象を聞いてみた。
永島・森「香乃ちゃんは真面目そうって思いました。実際真面目だし、今もMGR業務を完璧にこなしていて、最初の印象がそのまま合っていたっていう感じです。」
平山「2人が元々仲良いのは聞いていました。自分は2人より少し遅く入部しましたが、練習後に3人でご飯に行ったり遊んだりして、どんどん仲良くなれました。」
続けて森は言う。
「3人でご飯に結構行くようになってから、気づいたらずっと一緒にいるようになっていました。練習後にケバブ屋さんに行くのが日課になっていて、3人揃って店員さんに顔も覚えられました(笑)。夏は一緒に花火大会にも行ったし、この前の年末年始のオフ期間が香乃ちゃんの誕生日とかぶっていて、3人で誕生日にディズニーにも行きました。お泊まりもしたし、とにかく毎日が楽しいです。」
尊敬する部員
尊敬する部員は誰かも聞いてみた。
この質問をして即答したのは永島。彼女があげた部員は、4年DB 和田拓士(慶應義塾)。
森も平山も大きく頷いていた。
「目立たないところでも、しっかり行動している。みんながやりたがらないような仕事も、自分から率先してやる。とにかく自己犠牲の精神の塊なんです。練習も誰よりもストイックに取り組んでいるし、些細なことにも気づいて、的確に優しく教えてくれる。掃除も挨拶もなんでもやっている。」
と絶賛の嵐。
「最近、和田さんだったらこの場面でどんな行動を取るか、を考えて行動しています。」
とも教えてくれた。今年の主務はみんなのお手本となる選手。1年間主務としても選手としても期待したい。
森が尊敬しているのは、4年TR 田口朗人(本庄東)。
「本当に気遣いの塊なんです。大変な仕事も、『俺、暇だったから』ってサラって言って、完璧にやってくれるのがカッコいい。TRリーダーの正親さんがリーダーとして何か厳しいことを言ってくれた時のアフターフォローも上手。仕事が早いし正確だし、部員みんなと仲が良いし、欠点が見つかりません。」
とこちらも絶賛の嵐。
ただ、
「正親さんがいるからこそまとまる。」
とも言っていた。TRの4年生の2人がしっかりとTRユニットをまとめているのが分かる。
平山が尊敬しているのは、3年SC 橋谷友太朗(浅野)。
自分でこの文章を書くのは非常に恥ずかしいが、後輩から尊敬されていたのは非常に嬉しかった。
「圧倒的安心感。任せればなんとかなるし、分からないことを聞いたら大体わかっている。1年後の自分がこの状態になっているのが想像できないです。SCにコンバートしてから、3ヶ月でSCを大きく変えたとも思います。部員の前で話した『日本一にする』っていうスピーチに私は感動しました。SC業務もMGR業務も完璧で、来年は幹部になって欲しいと思っています。」
など、こちらも絶賛の嵐。僕も全力で頑張ります。
今年注目している選手
スタッフとして選手をサポートしている中で、今年は誰に注目しているのかも聞いてみた。
永島は、2年LB 恩田知弥(青山学院)をあげた。恩田は青山学院高校時代はラグビー部で、強いタックルが持ち味のLBである。
「日々練習を真剣に取り組んでいる。」
と森が言うように、大学からアメフトを始めた中で日々の練習に全力に取り組み、その評価はコーチ陣からも高い。3人から
「活躍してくれたら嬉しい」
と言われる彼の今年に期待したい。
森は、2年RB 石井和希(慶應義塾)をあげた。
「素人ながら、プレーを見ていてワクワクする。」
と永島は言うが、その意見に残りの女子2人も大きく賛同していた。
「絶対いつかカマシてくれる。」
と森が言うように、高校UNICORNSで不動のRBとして活躍した石井は、2024年のUNICORNSのRBを引っ張ってくれるに違いない。
平山の注目する選手は、2年WR 若月怜士郎(慶應義塾)。
「アメフトに対する情熱がすごい」
と理由にあげてくれたが、彼はとにかく熱い男。昨年の早稲田との開幕戦でスターターとして出場したが、今年さらに進化してくれるだろう。
今年1年間の目標
2年生になるにあたって、彼女たちの今年にかける思いは強い。
「とにかく精一杯頑張る」(森)というように、まずはがむしゃらに頑張る。そして「先輩に追いつけるように」(永島)努力する。さらに「後輩が入ってくるので、責任感をもっと持つ」(平山)。そんな3人に今年は大いに期待してほしい。