三田会コラムToru Matsuda
2024夏合宿訪問記 2024.08.29
山田健太(H7年卒)
夏合宿を訪問してきました。
本年は、周知の通り、初めての場所となる風越公園グランド@軽井沢。
1日だけの見学ですので、それほど多くを語れませんが、学生たちの「今」をライブ感と共にお伝え出来れば幸いです。
まず、この風越公園グランドの素晴らしいこと!!
2面しっかりとれ持て余すほどの広さ。しかも人工芝のコンディションも良く、環境は申し分なしです。強いて言えば、ヤードラインがないので石灰でラインを書いていることでしょうか。
〔風越公園グランド〕広大で、人工芝の質も高く素晴らしい環境!
問題点は宿。
全員を収容できる宿がなかなか見つからず、やむなく2つの宿に分かれてしまっていると。これはなかなか不便そうです。。
高級リゾート地になってしまった軽井沢ならではの悩みですね。。
この風越公園グランドは、東大アメフトチームも使っているようですが、東大は3つの宿を使っていたとかいないとか。。
アメフトは大所帯になるので、どのチームも苦労は一緒ですね。
当日は曇り時々雨模様。
温度は25度〜30度くらいで、嵐が丘グランドとは比べ物にならない快適な気温。熱中症の心配をしなくて良いですし、選手の集中力を含めたパフォーマンスも全然違うと思います。合宿に来た甲斐がある気候でした。
午前と午後の2部練習ですが、大雑把に言えば午前午後で内容は近しいです。
むろん、細かくは情報漏洩になるので言えませんが、午前中はノースーツでスピードを重視し、午後はオンスーツで実践感覚を養うという感じでした。
我々の頃は、朝から晩まで、合宿中は本チャンバリバリの毎日でしたが、メリハリのある現代的な練習メニューですね。
午前練習後のハドル風景
春合宿レポートにも書きましたが、もう1つ大きな違いは、練習の途中でまとまった休憩時間(10分程度)が設けられていて、バナナなどを食べ、体力・集中力をリカバーさせています。ハードワークによる体重減少などを防ぐ意味合いもあるのかなと思います。
ハードワークの合間のリカバリー
事前に監督と相談しておき、せっかくの訪問、学生のためになったらと思い、審判用ゼブラウェアを持参し、パス練習やスクリメージ形式の練習で審判に入りました。
三田会会長の蜂須賀さんも同じ日に見学に来られていたので、最後に監督、石塚主将と記念撮影。
OL、DLの要であり、チームのリーダーという重責をも担っていますが、相変わらず爽やかな笑顔でした。是非、試合中も石塚を見てあげて欲しいのですが、リャンメンで体力的に誰よりも苦しい中、苦しそうな顔をしないどころか、笑顔でチームメイトを元気づけています。自然にやっているんだろうと思いますが、立派な姿勢です!
最後のハドルで、会長は、モラル面の注意をしっかりとされていました。
これは念を押しても押し足りない重要事項です。会長がグランドに来て、激励だけではなく注意喚起をしなくてはならない現実を、学生たちは忘れることなく受け止めてくださいね。
練習後に記念撮影(左から前田監督、蜂須賀会長、山田、石塚主将)
私も、最後に、インターフェアやホールディングにおける審判目線での話しなどを行わせて貰いました。1つの反則が勝敗を分けるなんてことはザラにありますから、少しでも役に立てれば幸いです。
最後に私が勝手に選ぶ、8月14日MVPの発表!
タックリングの練習で幾度となくナイスランを決めていたRB2年橋口塁!!
スピードも良かったですが、コース取りもちゃんと考えているなと感じましたし、ヒットの強さも素晴らしかったです。1プレー1プレー、ちゃんと考えて取り組んでいるなと感じさせる選手で好印象!MVP選出です。
春、活躍していなかったのが不思議なくらいでしたが、怪我からの復帰とのこと。
湘南藤沢で野球部出身ということですから、フットボール経験は少ないと思いますが、この姿勢であれば大きく花開く予感。秋の勝敗の鍵を握るのはランプレーの完成具合と「秋の見どころ」で書きましたが、彼がその1人かもしれません。試合に絡めるか私は知りえませんが、試合に出てきたら大声援を送ってあげてください!!
〔勝手に選んだMVP〕2年RB橋口塁 〜Part.1〜
〔勝手に選んだMVP〕2年RB橋口塁 〜Part.2〜
もう初戦となる早稲田戦はすぐそこです!!
学生は全力で挑める姿勢を。我々は全力で応援する気持ちを高め、来る日を盛り上げていきましょう!!