横浜国立大に勝利しBIG8 1位で有終の美を飾る

試合結果

2021年12月5日（日）慶應義塾大学　対　横浜国立大学

@アミノバイタルフィールド　15:15 Kick Off

天候　晴れ

	第1Q	第2Q	第3Q	第4Q	FINAL
慶應義塾	0	10	0	7	17
横浜国立	0	0	3	0	3

↓スタッツ・個人記録・スタメン表はこちらをご覧ください↓

20211205 [詳報] 横浜国立大学戦

ゲームレポート

3年マネージャー　平山紗奈
1年アシスタントコーチ　山中陽統

平素より、大学Unicornsに対しまして、多大なるご支援並びにご声援を賜り、厚くお礼申し上げます。
本日は、12月5日(日)に行われました横浜国立大学戦の結果をご報告いたします。

12月5日、アミノバイタルフィールドにて今シーズン4試合目となる横浜国立大学との一戦を迎えた。既に前節までの3試合によりTOP8昇格を決めているが、全戦圧倒を掲げている慶應義塾大学にとっては絶対に負けられない試合である。

シーズンを通じ1タッチダウンしか許さなかった鉄壁守備（写真提供：菊池洋道さん）

キックオフリターンからの試合開始となり、横国大のスキューブキックを2年RB#6石黒が落ち着いてキャッチしリターンした。続くオフェンスでは4年RB/P#7大河原のランで勢いに乗り、パッシングでビッグゲインを狙ったが、ファンブルフォースによるボールロストで攻守交代となった。出鼻を挫かれた慶大だが、ディフェンスが攻めの守りで魅せた。横国大のミスを逃さず4年DL#9佐藤がファンブルリカバー、主将のビッグプレーで横国大に流れを渡さない。

主将自らのファンブルリカバーでチームに勢いづけた4年DL#9佐藤理貴（写真提供：菊池洋道さん）

流れをものにしたい慶大オフェンスだが、食らいつく横国大に苦しめられた。4年RB/P#7大河原のナイスパントで陣地を大きく回復してディフェンスへと繋いだ。続くディフェンスは、4年DL#97中尾と4年LB#33橋本が2連続ロスタックルでスタンドを沸かせ、横国大の攻撃を3回で止めた。今度こそディフェンスに報いたい慶大オフェンスは、1年QB#0水嶋のオプションプレーと4年RB#23高島の力強いランでゴール前3ydsへとボールを進める。勝負に出た4th downギャンブルだったが、横国大の堅守に阻まれ得点には至らなかった。第1Qが終了したが両者無得点とお互い流れを掴みきれない始まりとなった。

集中力を切らさないディフェンスは再び3プレーで横国大を抑え敵陣40ydsでオフェンスにボールを回した。なんとしても得点が欲しい慶大は、4年QB#2久保田のスクランブルと4年RB/P#7大河原のナイスランで敵陣14ydsまで迫った。レッドゾーンでの空中戦を仕掛けるが競り勝てず、このシリーズは4年DB/K#23千葉のキックで3点を決め慶應が先制する。続くディフェンスはまたしてもビッグプレーで会場を沸かせた。2年DL#90中林のタックルから4年DB/K#20高田のファンブルリカバーで敵陣17ydsで攻守交代。慶大は流れを逃さず、2年QB#15相馬の機転を効かせたQBキープと4年RB/P#7大河原のスーパーランでTD、続くトライフォーポイントも4年DB/K#23千葉がしっかりと決め、点差を10-3とした。その後もディフェンスは4年DL#97中尾のQBサックや2年DB#22吉元のタックルで横国大にチャンスを与えず、安定した守りでチームを助けた。続くオフェンスでは反則が重なりボールを進められなかったが、またしてもディフェンスが横国大の攻撃を3回で封じ前半が終了した。

4年RB/P#7大河原がエースの意地を見せた（写真提供：菊池洋道さん）

後半開始早々に横国大がナイスドライブを重ねたが、4年LB#52希代のロスタックルで流れを断ち切り、オフェンスにボールを繋いだ。後半に入っても慶大は横国大の堅守を攻略できないでいたが、4年DL#9佐藤のQBサックでピンチを凌いだディフェンスはTDを許さず、横国大をフィールドゴールに抑えた。互いに一歩も譲らない一進一退の攻防が続いた第3Qは両者共に3rd down outが続く展開となった。

4年QB#2久保田も横国大の堅守に苦しんだ（写真提供：菊池洋道さん）

第4Qも攻め手を欠く両チームだったが、4年QB#2久保田から4年WR#16沖塩へのこの試合1番のパスが決まる。その後も果敢にTDを狙う慶大だったが得点には繋がらなかった。続くディフェンスでは4年LB#33橋本のロスタックルによって横国大の攻撃をシャットダウンしたが、慶大オフェンスがそれに続けない。その後、横国大のファインプレーが重なり、ロングドライブを許した慶大だったが、粘りのディフェンスで得点を許さない。試合時間残り2分を迎え、慶大の攻撃、4年RB#23高島と1年QB#0水嶋のビッグゲインで勢いに乗った慶大は、相手の反則からゴール前に迫ると、4年QB#99松本のハンドオフから4年RB#21滝野が魂のTD、不屈の努力の集大成を見せた。横国大の最後のロングドライブも4年DB/LB#21原のインターセプトでシャットアウト、最後の試合を締め括った。