【結果】ホワイトボウル2020 vs北海学園大学

全員の力で大勝!! 今季全勝で有終の美を飾る

試合結果

2020年12月20日(日) 慶應義塾大学 対 北海学園大学
@アミノバイタルフィールド 13:30 Kick Off
天候 晴れ
第1Q 第2Q 第3Q 第4Q FINAL
慶應義塾 14 28 6 28 76
北海学園 0 0 0 0 0
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ゲームレポート

新生UNICORNSを牽引したLB寺岡(中央・都立西)、DB渡邊(左・慶應義塾)、TE長谷川(右・都立戸山)(写真提供:岡見清隆さん)

変則的なシーズンとなったことから、2020年限定として、ホワイトボウル2020が設けられ、BIG8 1位となったUNICORNSが招待された。対戦相手は北海学園大学。おそらく初めての対戦であろう。結果は、76 対 0 の大勝。有終の美を飾り、困難な2020年シーズンを全勝にて締めくくった。
コロナの影響が再び悪化し、様々な障害や困難が想定されたなか、北海道から遠征をされた北海学園大学さんや、運営をされた連盟さんへの感謝も忘れてはならないと思う。

試合内容は、UNICORNSの一方的なゲームであったが、大味にならず、内容の濃いゲームであったことも喜ばしかった。
前田監督にヒアリングをしたのだが、この試合は「2020年シーズンの総決算であると共に2021年シーズンへのキックオフとなる試合にしたい」と語っていた。
序盤こそ、多少メンバーを絞っていたようにも思えたが、事前に聞いていた通り、オンスーツしている全選手をフィールドに送り出していた。1年生が出てくればサイドラインから励ましの声が飛び、卒業する4年生が出てくれば皆で声援を送る。学生らしい、そして最終戦らしい一体感のある試合であったと思う。

試合自体は、一方的であったが、オフェンスは出し惜しみすることなく、通常のショットガンオフェンスに加え、今シーズン取り組んでいるオプションシリーズやスペシャルプレーを披露し、まさに2020年シーズンの総決算というプレーコール。
ディフェンスは、完封を逃れようと全力アタックで自陣30ヤード付近まで攻め込まれたシリーズが見どころであった。北海学園大学の渾身のオフェンスであり、気合負けしそうになった唯一のシリーズであったが、集中力を切らすことなくインターセプト。攻撃的なディフェンスの真骨頂であった。

国内最長記録となる60ヤードフィールドゴールに果敢に挑んだDB/K山本(青山学院)

 

キッキングでは、前半の最後のプレー。今年、大活躍し卒業を迎えるキッカー22番山本小次郎が、60ヤードのFGトライに挑んだ。追い風もあり、今年の好調さを考えれば成功もあり得たが、残念ながら、こちらは失敗。しかしながら、大いに盛り上がるFGトライであった。

試合後はボウルゲームらしく表彰式。かなり多くの選手を起用し、多くの選手が活躍したUNICORNSから誰がMVPに選ばれるのだろうと思っていた。卒業する4年生の誰かだろうなぁと思っていたが、2年生RB25村上博隆が見事に受賞。エース3年大河原、新星1年石黒、シーズン通じて活躍した2年加藤に続き、また1人、注目のRBが現れた。本人もサイドラインも予想外だったのか大いに盛り上がり、本人も苦笑いをしていたが、良い走りをしていたのは事実。これを自信にし、また飛躍して欲しい。

様々な困難や制約を受けた中での2020年シーズンが終了した。制約を受けた中ではベストの結果を出したのではないだろうか。試合すら出来ないチームが出てくるような舵取りの難しい1年を乗り越えた、寺岡主将、渡辺と長谷川の両副将、主務の清水のリーダーシップにも敬意を払いたい。

来年への期待が膨らむ最終戦。

1年間、お疲れ様でした。

3回67ヤード1TDの好走でMVPを獲得した2年生RB村上(慶應義塾志木)