【結果】2020秋季神奈川県大会準決勝 vs横浜栄高校

高校監督 深澤(平成9年卒)

皆様
高校監督の深澤です。

いつも高校ユニコーンズに温かいご支援をいただきありがとうございます。
さて、10月25日(日)に県大会準決勝が行われ、無事関東大会への出場が決まりましたので、御報告させていただきます。

横浜栄高校は少数精鋭のまさに強敵でした。反則、ターンオーバーに非常に苦しみましたが、勝ち切った選手を誇りに思っています。日々成長する高校ユニコーンズをこれからも宜しくお願いいたします。

なお、今年はコロナの影響により県大会決勝戦は行われず、準決勝に勝利した2校が神奈川代表として、自動的に関東大会に出場します。

次回は11月8日(日)に関東大会2回戦で早大学院と対戦します。関東大会も原則「無観客試合」となりますので、何卒御了承のほど宜しくお願いいたします。

組み合わせの詳細等は関東高校アメリカンフットボール連盟のホームページでご確認ください。
http://kantokoukou-football.com/cms/index.php?action=menu_view_mobile_init&room_id=1&page_id=1&nc_session=20cb29ca41316ccd4d361052961428a3

試合結果

日時:10 月 25 日(日)10 時キックオフ
場所:横浜栄高校グラウンド
対戦校:横浜栄高校
1Q 2Q 3Q 4Q
慶應 14 17
横浜栄 14

▼スタッツはこちらからご覧ください▼
http://keio-unicorns.com/magazine_photo/202010/20201029-3.pdf

ゲームレポート

秋季神奈川県大会準決勝の対戦校は横浜栄高校である。このチームとは昨年も準決勝で対決しており、今年の試合も昨年と同じく拮抗した試合となった。

横浜栄高校の前半チョイスにより、慶應高校はKCから試合開始。直後のディフェンス、DL#98葛西が相手QBに襲いかかり、長身を活かしたハンズアップで相手QBのパスボールをチップ。素早く反応したDL#9作田がそれをインターセプトし、これにより慶應オフェンスは敵陣30ヤード付近から攻撃を開始。

幸先のよいスタートを切ったかに見えた。しかしその直後の慶應オフェンス、QB#16松本が投げたパスがWRに当たり、浮いたボールを横浜栄ディフェンスにインターセプトされてしまう。これにより横浜栄オフェンスが再び開始。

攻守が目まぐるしく入れ替り、一瞬嫌な空気がサイドラインに漂うが、これをLB#59北野の激しいタックル、LB#80飯村のパスカットなどにより慶應ディフェンスが再び好守で4th downに追い込む。その後、主導権を奪いたい横浜栄がパントのスペシャルプレーを選択するも慶應ディフェンスが攻守、慶應オフェンスが再び敵陣35ヤード付近から攻撃を開始する。

しかしその2プレイ後、再び慶應オフェンスはランプレーでボールをファンブルし、横浜栄ディフェンスにボールをリカバーされてしまう。慶應ディフェンスもこれに対して何とか4th downに持ち込んで、1 点も横浜栄に与えずに再び慶應オフェンスへと繋げた。

そして慶應オフェンスは自陣38ヤードから攻撃を開始。OL#77石塚やTE#5上谷のナイスブロックによるランプレーで着実に1st downを更新し続け、2Qの最初にRB#4田中のランプレーでついにTDを奪い取る。キックも決まって 7-0。

しかしその次の横浜栄の攻撃で、最初のロングパスを通されTDを取られてしまう。キックも決まりあっという間に 7-7 と追い付かれてしまう。

その後の慶應オフェンスは相手に抑えられ、パントにより陣地回復。敵陣から始まった横浜栄オフェンスを慶應ディフェンスは、DB#31丹羽のナイスタックルやLB#56鎌田の鋭いブリッツにより、またもや敵をパントに追い込む。ようやく落ち着きを取り戻した慶應オフェンスは、自陣35ヤードから攻撃を開始。OL#60寺田やWR#15吉川によるナイスブロックを使ったランプレーを中心にドライブを続け、ラストはRB#3赤川のランプレーでTD。キックも決まり、14-7 と慶應高校が再びリード。

その後の横浜栄オフェンスに対して、LB#6横手が激しいタックルを浴びせ、たまらず相手キャリアーがファンブル。再び慶應ディフェンスがボールを奪い取った。敵陣30ヤード付近からの慶應オフェンス。このドライブをQB#16松本によるスクランブルでロングゲインし、敵陣2ヤードまで攻め込むも、横浜栄の激しいタックルにあい、TDを奪えず2Q終了。14−7 で折り返す。

3Qは慶應高校、横浜栄高校両者のディフェンスが好守を見せ、お互い追加点を許さない引き締まった状況に。しかし3Q終盤、慶應ディフェンスは横浜栄オフェンスにロングパスを決められ、そのまま80ヤードをドライブされてTDを奪われてしまう。これにより14-14 となり、ゲームは振り出しに戻る。

その後4Qに入り、慶應オフェンスは順調にランプレーでドライブを進めていたが、自陣45ヤード付近で痛恨のファンブル。横浜栄にリカバーされてボールを失う。嫌な空気に包まれる中、慶應ディフェンスは、自陣45ヤードから始まった横浜栄オフェンスに激しく襲いかかり、最後は作田のサックにより相手を大きく後退させ、何とかパントへ追い込んだ。その後自陣 35 ヤード付近から始まった慶應オフェンスは、OL#62阿部や FB#21猪ノ原の激しいブロックによるランプレーで反撃を開始、QB松本が投じたパスを TE#87清原が好捕し、そのままロングゲイン。一気に敵陣3ヤードまで攻め込む。このドライブで TD は奪えなかったものの、キッカーを兼任する RB#4 田中がフィールドゴールをしっかりと決め、3点を追加し、これにより 17-14 と慶應高校が再びリード。

その後の KC ではLB#47佐々木のナイスキックによりタッチバック。敵陣25ヤードより横浜栄オフェンス開始。慶應ディフェンスは横浜栄オフェンスのランプレーに苦しみ、着々とドライブされ、自陣45ヤードまで攻め込まれてしまう。しかしパスを通されながらも粘り強く守り続け、最後は DB#26長谷が横浜栄の4th down ギャンブルに対して、相手のスクリーンをシャットアウト。反撃の目を詰む。

そして慶應オフェンスはランプレーで時間を使いドライブしようとするも、4th down で1ヤードを残してしまいパントを選択。敵陣20ヤードから最後の横浜栄オフェンスが始まった。最後は横浜栄オフェンスのロングパスを慶應ディフェンスが全て防ぎ試合終了。17-14 で慶應高校の勝利。

慶應高校は昨年に続き、横浜栄高校に苦戦しながらも関東大会への切符を掴んだ。